公認会計士武田雄治のブログ

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旅の話

ぷらっと長野県・蓼科 〜 蔵書35000冊の蓼科親湯温泉へ

蓼科親湯温泉

昨日泊まっていた『松本十帖』はチェックアウト時刻のギリギリまで過ごし、今日は蓼科に移動した。

今日も、ずっと泊まりたかったブックホテルを予約していた。
創業大正15年(1926年)『蓼科 親湯温泉』へ。



蓼科親湯温泉

ロビーの奥には、35000冊の蔵書の「Library Lounge」がある。



蓼科親湯温泉

館内に入った瞬間から「子供のような顔になっていた」らしい。

そりゃそうよ。



蓼科親湯温泉

フィクションからノンフィクションまで、哲学書からビジネス書まで、新刊書から絶版になった本まで、オールジャンルでそろっている。特に古書が多い。神保町の古本屋でも手に入らないようなレア本まであるんじゃないか。



蓼科親湯温泉

「みすず書房」の棚があったのには、ちょいビックリ。この棚の横には「みすずBAR」というBARもある。みすず書房の社主や、岩波文庫の創業者がこの界隈の出身であり、この旅館の先代と知り合いだったことから、みすず書房や岩波文庫から多くの献本を頂き、両社の棚があるらしい。

みすずや岩波だけでなく、多くの文豪がこの界隈に住んでいたり、別荘を持っていたりするので、多くの献本があるという。私の本も持ってきたらよかったね(誰が読むねん)。



蓼科親湯温泉

私が一番楽しみにしていたのが、ここ。蓼科の名所「岩波の回廊」



蓼科親湯温泉

笑みが止まらん。



蓼科親湯温泉

新しい岩波も、古い岩波もある。

分かるかしら? それがすごいということを。



蓼科親湯温泉

部屋で過ごすのがもったいないので、ずっと「Library Lounge」で本を読んでいた。たくさんの本を持ち込んだが、せっかくなので35000冊の蔵書の中から数冊をピックアップして読みふけった。ここに泊まる時は一番安い部屋でいいと思う。部屋では寝るだけになると思うから。



蓼科親湯温泉

蓼科親湯温泉は、開湯400年とも1200年とも言われる歴史ある温泉で、戦国時代には武田信玄が隠し湯として利用したとか(ホンマかいな)。

とりあえず温泉には浸かった。



蓼科親湯温泉

夕食は館内のレストランにて。ここも長野県産のワインが豊富だった。今日は(夜も読書を続けたかったので)ペアリングにはせず、酔わない程度にグラスワインを数杯頂いた。

コース料理に、今日も鯉が出てきた。3日連続で鯉を食べるとは思わんかった。ここの旅館の名物はカレーライスらしく、レトルトで販売もしている。〆に頂いたが、確かにクセになりそうな味だった。



2日連続で、本と自然に囲まれて生活するという贅沢。しかも、温泉に浸かり、ワインも飲める。最高の休暇だ。


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いま、全国から書店が消えていき、全国4分の1の市町村で書店がないらしい。沖縄でも書店がない町がいくつもある。この状況をなんとかしようと政府(経済産業省)が立ち上がり、振興に向けた支援策を検討し始めた。で、どんな案が出るのかと思ったら、「地域の書店から図書館が仕入れる書籍を増やす」とか、「地域の書店で図書館の本の受け取りや返却ができるようにする」とか…(報道より)。小学生でももう少しいい案が出そうなもんだが…。

北谷にはチェーン店の書店があり、月に1〜2回は覗くのだが、購入することはない。何か買いたいと思って定期的に行くのだが、欲しい本が見つからないのだ。新刊書を並べてるだけで、何の主張もない。個性もない。きっと売る気もない。だからいつも客がいない。チェーン店だから成り立ってるんだろけど、そうでなければとっくに潰れてるだろうね。昭和時代にあった「街のカメラ屋」「街の薬屋」「街の駄菓子屋」「街のブティック」…が、大型量販店になり、近年は大型店どおしが合併して巨大化している。そして「街の◯◯屋」は姿を消し、商店街はシャッター街になった。かつて、スーパーダイエーが小売業で初めて売上高1兆円を超えて大騒ぎになったが、いまやイオンの売上高は10兆円なのだ(2025年2月期見通し)。なのに、書店だけは「街の書店」を残そうと必死になり、せいぜい売上高1000億円程度の大型店もイノベーションを忘れ、いまでも文具やCDを必死に売ろうとしている。根本的におかしい。本が好きな私でも、「街の書店」はなくなって然るべきだと思う。欲しいものが見つからない店を残す意味は何なのか。書店がなくなることは文化の衰退につながるというのであれば、誰もが買いたくなるような「棚」を作る努力をしてはどうか。そして本という単価と利益率の極めて低いものだけを売るのではなく、体験や経験と組み合わせて高単価のサービスを売るという発想をしてはどうなのか。全国から「棚」が見たいと蓼科の山奥にやってくる観光客が途切れない創業98年の宿もあるのだ。全国にそういった個性派書店といわれる書店もある。なぜそういった書店から学ばず、オワコン化した書店を延命させようとするのか。衰退した田舎のシャッター街に人が戻ってくるとでも思ってるのか。私には分からん。



岩波文庫

宿の売店で、岩波文庫風のブックカバーとノートを買った。何も買う気がなくても、店に入ったら、ついつい買ってしまった。「商売がうまい」とはこういうことだ。

ぷらっと長野県・松本市 〜 念願の松本十帖

奈良井宿

長野県 奈良井宿の翌朝はいい天気だったが、涼しかった。
昨夜夕食を食べた今年NO.1のレストラン「KURA」で、朝食を頂いた。朝食もヤバいくらい美味しかった。人生で初めて納豆を完食した。自分でもビックリ。



松本城

午後、松本市へ北上。奈良井宿から車で1時間ちょっと。

国宝 松本城へ。2度目の訪問。
国宝に指定されている城は5つのみ。全国12城のみ残る貴重な現存天守の1つ。五重六階建ての天守としては日本最古。天守まで登るのはなかなか大変。冷房なんてある訳ない。ハンカチ持参で。



松本十帖

松本市街をぷらぷらした後、浅間温泉へ移動。ずっと泊まりたかったブックホテル『松本十帖』(松本本箱)へチェックイン。系列の『箱根本箱』には泊まったことがあるが、『松本本箱』は初めて。



松本十帖

本のセレクトが良すぎて、若干興奮。
『松丸本舗』や『蔦屋書店』、個性派書店といわれる本屋さんなど、セレクトが良すぎてアドレナリンが出る書店に何百回も通ったが、『松本本箱』は群を抜いている。その場でも購入できるが、荷物が重くなるので、立ち読みだけにしたけど、欲しい本が20〜30冊見付かった。本が好きな人は絶対に気に入ると思う。



哲学と甘いもの

御宿の外には『哲学と甘いもの。』という名のブックカフェがある。考え事に疲れたら甘いものを食べてね、というコンセプトがステキ。



哲学と甘いもの

ここは、棚の本がオール哲学書。
これまで色んな哲学書を読んできた私も知らない本だらけで、よだれが出た。

未知の本が多すぎる。つまり、未知の世界が広すぎる。
人生後半戦、残された限りある時間を、もっと読書に費やしたいと思った。



松本十帖

夜は、ホテル内のレストラン『三六七』にて。365日、日々変わる信州の風土を表現するだけでなく、文化と歴史(365+2)も感じて頂けるような料理を提供することがコンセプト。

ここも本棚だらけ。



松本十帖

長野県産のシャンパンで乾杯!



松本十帖

地元食材をふんだんに使ったフルコース。
めちゃくちゃ美味しかった。
今日も鯉が出てきた。長野県ではメジャーなのかな。意外と美味しい。



松本十帖

ペアリングは、もちろん地元ワインが中心。少し日本酒。
国産ワインもレベルが高いね。


源泉かけ流し露天風呂付きの部屋の中にも本棚があって(その本の解説書まであって)、露天風呂から星を眺めながら本を読んだ。

たくさんの未知の本、たくさんの未知の食べ物とワインに出会え、温泉にも入れ、本もたっぷり読めて、極上の幸せ。

ぷらっと長野県・奈良井宿 〜 江戸時代にタイムスリップ

奈良井宿

長野県塩尻駅から車で小一時間、中山道にある奈良井宿ならいじゅく)へやってきた。

江戸時代にタイムスリップしたかのよう。別世界。異空間。

一度来てみたいと思っていた場所に、やっと来ることができた。



奈良井宿

中山道の丁度真ん中の宿場町で、約1kmの街並みは日本最長の宿場らしい。観光客はほとんどいなかった。外国人観光客がチラホラ歩いていた程度。とても静かな町。蝉の鳴き声と川のせせらぎしか聞こえない。

中山道を歩いて旅をしている外国人観光客もいるらしい。面白い旅をしてるね〜。





BYAKU

今日の御宿はここ。『BYAKU Narai』(百 奈良井)。
200年以上の歴史がある伝統的建造物である「旧杉の森酒造」を宿泊施設にリノベし、レストラン、BAR、温泉施設、ギャラリー、酒蔵を備える。



BYAKU

寝室。めちゃ広い。



BYAKU

キッチン。めちゃ天井高い。



BYAKU

露天風呂。



BYAKU

チェックインしてすぐ入った。



BYAKU

夜、御宿内のレストラン「KURA」で食事。
この界隈には店がないので、宿泊客はここで食べるしかない。



BYAKU

このレストランは、ヤバかった。
今年NO.1。

ここでしか食べられない食材をフルに浸かったお料理に感動しまくった。
コース料理の全てが美味しすぎて、ため息がもれまくり。

長野県では鯉も食べるのね。
初めて食べたが美味しかった。


BYAKU

〆の釜で炊いたトウモロコシのご飯まで感動した。



BYAKU

ペアリングで長野県産のワイン・日本酒を8種ほど頂いた。
いずれも美味しかった。国産ワインでこのレベルのものがあるんだね。

ここの御宿の酒蔵の「旧杉の森酒造」が、「suginomori brewery」となって、いまでもひとりの杜氏さんが引き継いでいる。ここで作られている「narai」というお酒はかなり美味しかった。買って帰ろう。



BYAKU

隣接のBARへ。ここも酒蔵をリノベしたもの。



BYAKU

ここでも長野県産のワインを頂いた。
レストランでも頂いた「ドメーヌ・コーセイ (DOMAINE KOSEI)」という桔梗ヶ原のワインがかなり気に入ったので、この「ドメーヌ・コーセイ」が造る「401」「503」「601」という3つのワインを飲み比べてみたが、「503」は強烈なパンチのあるワインだった。個人的には「601」が好きだが、パートナーは「401」を絶賛してた。これも買って帰ろう。



奈良井宿


町も、宿も、レストランも、とにかく最高だった。

すべてが今年NO.1。

次は妻籠宿や馬籠宿にも行きたいと思っていたが、また奈良井宿にも戻ってきたい。そう思わせてくれる最高の場所だった。

ぷらっと余市 〜 5大ウニ食べ比べ丼

余市ワイナリー

ちなみに、これがワインの原料。
かわいい。


旅の最終日。
「余市に来たらウニを食え!」といわれたので、地元の方にオススメして頂いたウニ専門店『世壱屋』へ朝イチで行ってきた。

どーーーん!

余市


名物の『5大ウニ食べ比べ丼』

尿酸値高い人は気をつけてね。


余市


比較すると違いが分かるもんだ。個人的には佐呂間の雲丹が一番美味しかった。一緒に出てきた蟹汁も最高に美味しかった。大満足の締め括り。


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ウニを食べて、余市を離れ、新千歳空港へ。そこから羽田を経由して、那覇空港へ。飛行機が大幅にDelayになったこともあり、新千歳空港を出てから那覇空港に着くまで6時間もかかったが、たっぷりと読書ができた。

余市

長旅、おつかれさま。
楽しかったね〜。よく食べたね〜。断食しないとね〜。

沖縄は、本日(6/20)梅雨が明けた。空港を出た時には日が暮れていたが、亜熱帯の暖かい風が吹いていた。いよいよ夏がきた。俺の季節。嬉しい。

ぷらっと余市へ 〜 念願のワイナリー廻り

サッポロビール

札幌2日目。今日も最高の天気。

今日も不動産視察をした後、「サッポロビール園」へ。



サッポロビール

沖縄から同じ日にやってきてくれた仲良しファミリーと、札幌の不動産管理会社の役員の方と一緒に、昼からジンギスカン! 食べ放題!



サッポロビール

サッポロビール園限定の生ビール「サッポロファイブスター」も美味しかった!

いつも★3つのオリオンビールだが、★5つも美味しいね!


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ランチをした後、不動産管理会社の方とはお別れし、我々は余市へ。

余市

札幌からクルマで小1時間。道中の景色が最高すぎた。
(※ 上の写真は助手席から撮影したもの)



余市ワイナリー

まずは、余市ワイナリーへ。無料で工場見学ができる。



仁木ワイナリー

次に、仁木の「NIKI Hills Winery」へ。



仁木ワイナリー

広大なヴィンヤード(ブドウ園)。


仁木ワイナリー

「NIKI Hills Winery」の敷地内にヴィンヤードが見えるレストランとホテルがあり、ホントはここに宿泊したかったのだが、今日は定休日。仕方なくヴィンヤードのみ見学。

こんな広大なヴィンヤードを眺めていると、ワイナリーを買いたくなってきた。

『ワイナリー購入』

「夢リスト」に追加した。辻本憲三さんのような生き方に憧れる。

夢なんて、人から笑われるようなものでいい。直ぐに達成できるものなんて夢ではなく、ただの計画にすぎない。夢はデカい方が人生は面白くなる。夢に生きよう!



occigabi

次に、日本一のワインを目指しているという「OcciGabi」(オチガビ)へ。ここも広大なヴィンヤードだった。

広大な土地を購入するだけでも大変な金額になるが、いったい固定資産税はいくらなんだろうか、そもそもワイナリーの運転資金っていくらなんだろうか…。全く想像がつかないが。



occigabi

SHOPで「OcciGabi」のワインが買える。6本以上買うと(沖縄でも)送料無料というので、6本購入して送ってもらった。今すぐ飲みたかったが、帰ってからのお楽しみ。


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ワイナリー廻りをして、余市駅前にある「ワインを楽しむホテル」がコンセプトの『LOOP』へチェックイン。築古オフィスビルを一棟丸々フルリノベした感じで、外観からはホテルには見えないが、中はとてもキレかった。

余市LOOP


数年前から旅行雑誌やワイン雑誌で度々取り上げられていたオーベルジュ。いつか泊まりたいという念願が叶った。



余市LOOP


ディナーは18時に一斉にスタート。今日は3組のゲスト。

余市の食材を使った全9皿のコース料理と、余市ワインのペアリング9種。

ソムリエさんが1つ1つのワインを全てのゲストに向けて2か国語で解説してくれる。ワインの奥深さや作り手の想いなどを全身で表現してくれる。その姿がまるでレストランという舞台の上で演じる俳優のようだった。「このソムリエさん、すごい表現力やなぁ〜」と思っていたのだが、後に、歌舞伎の舞台に立っていた表現者と知った。

YouはなにしにYOICHIへ??



余市LOOP


お料理も唸ってた。すべて感動。
料理長は仁木さん。

「仁木出身なんですか?」
「京都です」
「…(ガクっ)」
という会話を百万回くらいしてきただろうね。

京都吉兆出身だそう。そりゃ美味いわな。

ますます思うんだよね。

YouはなにしにYOICHIへ??



余市LOOP

国産ワインを1日9種も飲むなんて、初めての経験。クオリティが高くてビックリした。ホントに美味しかった。

料理も最高。ワインも最高。サービスも最高。余市最高。
来て良かった。最高の思い出ができた。

次は余市以外のワイナリーにも行ってみたい。
長野かな。山形かな。ナパかな。




▼日本のワイナリー情報はこちらに詳しい。ご参考までに。


ぷらっと札幌 〜 不動産、鮨、すすきの

sapporo

朝イチで札幌へ。
北海道に梅雨はない。いい天気だった。



sapporo

札幌市内に複数の不動産を保有しているので、管理会社の方と視察しに行った。

毎週定期巡回してくれ、写真付きの報告書を送ってくれるので、物件の状況は確認できているのだが、定期的に自分の目でも確かめておくべき。管理会社がスルーしているような細かいクラックもあるし、駐輪場に明らかに未使用のチャリが放置されているし、ゴミ収集場が汚いし、周辺に雑草は生えてるし、よく分からんゴミが落ちてるし……、現場に行けば報告書だけでは見えないものが見付かる。その場で管理会社に改善をお願いした(クラックはその日の午後に直してくれた。仕事が早えーよ!)。

こういうことの繰り返しが確実に物件のバリューアップにつながる。

売物件も幾つか見て廻ったが、今回はいい出会いはなかった。最近の不動産市況は利回りが低すぎるので、ウリドキではあるが、カイドキではない。いったん潮が引くのを待っておこう。時が来たら一気に攻める。これ、投資の原則。


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夜、札幌の鮨屋「おしどり」へ。

おしどり




沖縄の仲良しファミリーと合流して、雲丹帆立で乾杯!

おしどり



この数年、札幌に来ると毎年通っているので、大将にも覚えてもらえるようになった。大将のオススメを出してもらったが、すべてが唸るほど美味しかった。仲良しファミリーも唸ってた。沖縄では食べられない鮮魚たち。幸福度最高潮。

おしどり



食は札幌か京都だね。


おしどり




食後、すすきのへ。18度。体感は氷点下。寒かった。

sapporo


すすきので大人4人でソフトクリーム4種を食べ比べ。

結論、すべて美味い!

帰国 〜 3時間50分で那覇空港に到着

ドンムアン国際空港

朝6時、ドンムアン国際空港

既にチェックインを済ませた人たちが空港内のスタバやマクドで朝食を取っていた。我々もスタバに向かうと、秘書ちゃんファミリーもスタバにいて、既に朝食を食べていた。同じ便で帰る。5日間、同伴ありがとう。



ドンムアン国際空港

AirAsia、狭い…。

長時間はキツいな。

往路(那覇→バンコク)は4時間20分だった。北向きの方が気流に乗って早く着くことが多いので、「帰りは4時間を切るかもねー」なんて話していた。関空や成田からだと6時間位かかるところを、4時間を切ったらすごいねと。



ドンムアン国際空港

8時半に飛び立ち、機内食のパッタイを食べて、一眠りして、目が覚めたら、那覇上空だった。あっという間に空港に到着した。

時計を見たら、3時間50分で到着!
(実飛行時間。滑走路の待機時間を除く)

4時間切った!

すごいぞー!

ということで無事帰国。今回も楽しく思い出に残る旅だった。
また行きタイ。


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5日ぶりに帰宅すると、キリンから株主優待のビールが届いていた。毎年ビールを送ってくれるので、旧NISA時代からずっと保有し続けているのだが、保有しすぎて旧NISAの非課税期間が過ぎてしまい、特定預りに振り替えられてしまった銘柄。まぁ、そんな含み益出てないのでいいんだけど。応援してるので、これからも保有し続けるわ。


KIRIN



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経理のExcelベーシックスキル』の著者 葛西一成さんがX(Twitter)で拙著『決算早期化の実務マニュアル《第3版》』の書評を書いて下さりました(葛西さん、素晴らしき書評ありがとうございます!)。


2決算早期化
1決算早期化


決算早期化の本だが、「経理業務の目的を考え直すための書籍」と書いて頂いていることはホント嬉しい。決算早期化は小手先のテクニックでやるものではなく、「そもそも経理部と何をする部署なのか?」という目的(原点)に戻り、あるべき経理の仕組み(第3章参照)を考え、経理を再構築することです。実際に決算早期化を実現している会社はどのような経理体制なのか(第1章参照)、さらに経理部を進化させるためには何をすべきなのか(第5章第3節参照)という点も詳述していますので、決算早期化が課題ではないという経理部門の方にもご一読頂ければと思います。



「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル〈第3版〉
武田 雄治
中央経済グループパブリッシング
2024-04-12




【セミナーのご案内】
出版記念セミナー(中央経済社、2024/6/24(月) 夜開催)
決算早期化セミナー(日本経営協会、2024/6/25(火)6時間開催)

ぷらっとバンコク Day4 〜 日本進出支援、マッサージ、買い物、屋台

BKK

バンコク4日目。明日の早朝便で帰国するので、実質最終日。

今日は朝イチでタイ人の方とミーティング。宿泊しているホテルの2つ隣の駅にあるカフェで待ち合わせ。朝も渋滞が激しいから電車移動。

これまでメールで何度かやり取りしたことはあるが、会うのは初めて。年齢も職業も何もかも分からん。

「タクシーが渋滞にハマって少し遅れる」という連絡があり、10分遅れでJさんが到着した。私と同じくらいの年齢だろうか。これまで東南アジアで食品卸や貿易の仕事をされていたようだが、今後、沖縄の米軍基地とも取引することが決まり、日本でJさんを発起人・株主として法人設立をする必要があるという相談だった。単に法人設立するだけではなく、ビザ取得、口座開設、記帳代行、税務申告まで支援して欲しいと。

日本企業の海外進出は支援したことがあるが、外国企業の日本進出の支援は初めてだ。海外進出には何かと高い障壁を乗り越えなければならず、それは日本進出でも同じこと。口座開設とて簡単ではない。

この分野に詳しい弁護士、司法書士、税理士などの専門家の知り合いがいるので、その場でLINEして準備を依頼した。皆すぐに動いてくれた。Jさんも安堵の表情だった。

小一時間打ち合わせして、Jさんとは握手して別れた。良き出会いに感謝。
I'll support you.
keep in touch!



BKK

ホテルに戻ると正午。
気温は今日も38℃。
とりあえずプールに飛び込んだ。


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泳いだ後は、プールサイドバーでランチ。


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生シンハー。



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パッタイを頼んだが、さすが超一流ホテル。プールサイドバーの食事とは思えぬ、ホンキのパッタイ。バリうま。バリ高。




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泳いだ後、ホテルを出て、マッサージへ。

連日1万歩以上歩いて、時には走って、足がパンパンだったので、1時間ほどフットマッサージをしてもらった。途中寝てたかも。悦楽。



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7ヶ月ぶりのバンコクだが、一部のエリアは大きく変わっていた。
7ヶ月前にプロンポン駅近くで工事中だったビルは「エムスフィア」(The EmSphere)という大型商業施設となって開業し、IKEAが進出していた。



BKK

「エムスフィア」の中はとにかくデカい。やることがすごいなぁ。
地元の方や、外国人観光客でごった返していた。



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我々はお世話になっている方々にちょこっとお土産を買った程度で、特に買い物もせず。物欲より食欲。



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夕食は、あえて屋台へ。最後の夜は屋台でしょ。
(今日は別行動した秘書ちゃんファミリーも同じことを考え、別の屋台で同じものを食べていた。さすが気が合う。)


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チキンライス。60バーツ(約250円)。満腹。



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屋台ではアルコールの販売をしていなかったため、〆にワインバーへ。
グラスワインでもなかなか美味しいワインを出してくれる「Wine Depot」へ。ここはちょっとお高い値段設定をしているが、早い時間に行ったため、ハッピーアワーだった。ラッキー。

忙しく動いた4日間をパートナーと振り返り、また、今後の夢を語り合った。パートナーにとっては人生2度目のバンコクだが、なんとなく私がこの場所に惚れ込む理由が分かってきてくれたと思う。理解しようとしてくれてることが有り難い。

色々な意味で実りのある4日間だった。来て良かった。

明日は5時起き。どうしてバンコク・日本間は早朝便と深夜便が多いんだ。オッサンにはしんどい。ということで、踊りにでも行きたい気分だったが、今日も寝た。

I'll be back soon.

ぷらっとバンコク Day3 〜投資先視察、そして投資を決めた

BKK

今日はゆっくり起きて、ホテルでゆっくり朝食を食べて、というスロースタート。

ホテルの近くの「ベンジャキティ公園」に着いた時には、気温が38℃位まで上昇しており、もうジョギングしている人は誰もいなかった。タイの衛生局のようなところが公表している「暑さ指数」によると、今週は『とても危険』『野外での活動を控えて』『カフェイン/アルコールを控えて』と書かれていた。とはいえ、身体を動かしたかったので、少し走った。が、数百mで身の危険を感じたので途中からウォーキングに変えた。それでも全身の毛穴から汗が吹き出した。



BKK

午後、今回のバンコク入りの主目的、投資先の視察へ。
某駅直結の某巨大ビルへ。
勉強のために、私のパートナーや、秘書ちゃんファミリーにも来てもらった。



蕎麦

最近完成したこのビルには日系企業を含む大企業が入居する予定で、1万人前後の人が働くことになると思われる。駅から直結する歩道橋と繋がるメインフロアに、私の友達の飲食店オーナーが店を出す。出資の話を頂いたので、まずは現地を視察させてもらうことにしたが、現地入りして「秒」で出資を決めた。

不動産投資も同じであるが、「見ないと何も分からない」が、「見ればすぐ分かる」。まずは「現場を見ろ」ということだ。現場を見れば、人の導線も分かるし、来店者数も読めるし、売上・利益が出るかどうかも分かる。「成功するに決まってるやん!」という案件は、それ以上ウダウダと悩まない。過剰にリスクを恐れる投資家が多いが、悩んでいる時間が無駄だし、その時間にチャンスが逃げていくだけだと思う。

ビジネス投資の場合、私が最も重視するファクターは、オーナー(社長)の人間性であり、人間力であり、倫理観であり、経営者としての資質である。どれか1つでも欠けている人とは一緒に仕事をしたくはない。事業を通して、社会的な価値を創出し、世のため人のためになることをやろうという理念や執念がない人とも一緒に仕事をしたくはない。短期的な金儲けなら一人でやればいい。持続力や継続力がなさそうなふわふわした軽い人間とも一緒に仕事をしたくはない。その辺のことは、オーナーと「対話」すれば分かる。投資判断にあたり、立派な事業計画より、オーナーとの対話の方が大事だと思う。


蕎麦2

来月には店舗が完成する予定。
ここに新たな価値が創出される。

店ができたら、また来る。
投資だけして放ったらかしにはせず、一緒に価値を創出できればと思う。

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現場視察の後、打ち合わせも兼ねて、オーナーがソムタム(タイのサラダ)の美味しいお店「Somtam Nua」へ連れて行ってくれた。トウモロコシのソムタムが美味しかった。ソムタム以外の料理も美味しかった。

ソムタム


軽くランチのつもりが、2時間くらい話し込んだだろうか。話足りずに、カフェに移動して、さらに話し込んだ。

オーナーはそれほど感情を表に出すタイプではないのだが、オーナーの飲食事業にかける想い・哲学や、ゼロイチで新規事業を立ち上げるための心得など、熱く語ってくれた。仲介会社や建築会社との付き合い方なども教えてくれた。これから本格稼働させる沖縄プロジェクトへの助言もたくさん頂いた。秘書ちゃんの旦那さんにとっても有益な情報ばかりだったと思う。バンコクまで来てもらって良かった。やはり、会うべき人には、地球上のどこに居ても、会いに行くべきなのだ。その時にかけた時間とコストは、将来何百倍にもなって帰ってくるから。

長時間話し込んで、初対面だったオーナーと秘書ちゃんファミリーが家族のように打ち解けてくれたことも嬉しかった。オーナーには沖縄プロジェクトにも参画して頂き、沖縄もタイも一緒に盛り上げていきたいと思う。

楽しみしかない。


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朝も、昼も、たっぷり食べすぎたが、タイに来る前から、今日の夕食の店を予約していたのだ。秘書ちゃんファミリーを連れて行きたいお店があったので。

「まったくお腹が空かないね」といいながらも、予約した18時にお店に向かった。

ミシュランガイドにも掲載された「The Local」というタイ料理店。私が初めてタイに来た十数年前から通っている。高級店だがめちゃくちゃ高い訳でもなく(安くはない)、ワインも豊富にそろっており、何を食べても美味しい。しかも、アソーク駅から徒歩圏内。


local


お店に入って、メニューを見ると、お腹が空いてくるもんだ。
なんと不思議なことでしょ。



local

サテとビールがよく合う。



local

この店はカレーが美味しい。
マッサマンカレーとフツーのカレーを食べた。ご飯はジャスミンライスと雑穀米が食べ放題。

途中(昨日終日付き合ってくれた)Cちゃんから「お客様からジャスミンライスの新米が大量に送られてきたので、ちょっともらってくれませんか?」と電話があり、また合流してくれた。ちょうどジャスミンライスを買って帰ろうと思っていたので、嬉しすぎる。で、Cちゃんは、我々の分と、秘書ちゃんファミリーの分と、2袋いっぱいの米を持ってきてくれた(あとで計測したら1袋3.7kgもあった)。Cちゃん、貴方は神だ。

Cちゃんが合流してくれたので、また追加で色々と頼んだ。美味しいものは大人数でシェアして食べる方がいいね。数時間前まで「まったくお腹が空かないね」と言ってたことを忘れ、夜もガッツリ食べた。



local

ワインは、お手頃な価格の南アフリカ デルハイム。
ペロンと空けた。

いつも「底なし」の胃袋だと思ってはいるが、今日は朝昼晩とすごい食べた気がする。普段の1週間分くらいのカロリーを取ったかもしれないが、旅の時くらい美味しいものを食べてもいいでしょ。帰国したら摂生するし。

そんなことより、今日は長い長い1日だったが、充実しまくりの1日だった。学んだことも多かった。


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最後に記念撮影。
Cちゃん、いつも感謝。
秘書ちゃんファミリー、いつも付いて来てくれて感謝。
米袋を抱えてくれてるパートナー、いつもありがとう。

フルムーンなので踊りにでも行きたい気分だったが、今日は酔ったのと、疲れ果てたのとで、ギブアップ。帰って寝た。

ぷらっとバンコク Day2 〜 高級カオソーイ・老舗居酒屋

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バンコクに来る前から「最高気温は40℃、体感はそれ以上」と聞いていたから覚悟はしていたが、朝起きた時から30℃を超えており、沖縄の涼しい朝とは全く違った。

朝イチで、宿泊しているホテルの近くの「ベンジャキティ公園」へ。



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公園の真ん中に大きな池があり、その外周が1.8kmのランニングコースになっている。歩く人は左側通行、走る人は右側通行。



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公園の左側は高層ビル・高層レジデンスが建ち並び、右側は巨大な森になっている。そのためか、公園の中はいい風が流れていた。気温は徐々に高くなっていき、汗が止まらないが、風が心地よかった。

軽く走った後、私はストレッチ、パートナーはYOGA。周りにいた地元の方も、ストレッチやYOGAをしている人が多かった。いい朝だ。



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午後、秘書ちゃんファミリーと一緒に、10年来のお付き合いがある会計事務所を表敬訪問。また日本人スタッフが増えていた。

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この会社で働く日本人スタッフのCちゃん(写真真ん中の女性)は、私がバンコクに来るたびに会う時間を作ってくれ、色々教えてくれ、アテンドしてくれる。ホントありがたい。



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オフィスでちょっと打ち合わせした後、最近OPENしたというカオソーイ専門店「Khao-Sō-i」に連れて行ってくれた。日本人を意識したお店のようで、内装は和風だった。「ここ、京都??」と思ってしまうような。

ただ、コロナ後、日本人観光客が激減したのはバンコクも同じらしい。確かに昨日・今日とバンコクのど真ん中を歩いたが、日本人観光客は皆無だった。コロナ禍において、外国人観光客をターゲットにした飲食店の多くは潰れたらしい。ターゲットを現地タイ人に変更し、タイ人が好む「食べ放題・飲み放題」を入れたり、テイクアウトやUBERを入れたりした飲食店はうまく生き残ったという。「(外部環境の変化に合わせて)自らを変化できる者のみが生き残る」というのはビジネスでも鉄則だ。CDが売れなくなると見込んで方向転換を図ったエイベックスは生き残り、ライバルは消えた。フイルムの需要がなくなると見込んで本業喪失を決断した富士フイルムは生き残り、ライバルは消えた。そうやって、変化を見て見ぬふりをする者は淘汰されていく。

このお店も、和を意識しながらも、来店者は現地の方か、白人観光客ばかり。うまいことやってるなぁと思った。


khaosoi

創作高級カオソーイとでも言うべきか。タイではミシュランガイド掲載店のカオソーイでも200円程度で食べられるのに、1000円〜2000円もする。一品料理やデザートも多いので、客単価はもっと高いはず。商売が上手い。味も美味い。私はビーフのカオソーイを頼んだ。色んなところで色んなカオソーイを食べてきたが、これまで体験したことがない味だった。行列ができる人気店であることも納得。



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食後、気温は38℃まで上昇していた。
38℃なんて、サウナ以外で経験したことがないような気がする。散歩するのも危険な暑さだったので、いったんホテルに戻って、泳いだ。

BKK


今回は、アソーク駅前の「Sheraton Grande Sukhumvit Luxury Collection」に宿泊。このホテルは、プールが素敵すぎる。都会のド真ん中にいるのに、視界のすべてが緑。「ここ、バリ島??」と思ってしまうような。


BKK


本を読むこともなく、ただぼんやりと過ごした。至福の時間だ。



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夕方、再び街に出た。スクンビット通りは帰宅ラッシュの大渋滞。移動は電車に限る。


BKK



夕食も、秘書ちゃんファミリーと一緒に、Cちゃんが予約してくれた「酒の店 KIZAHASHI」という老舗居酒屋へ。

BKK

このお店は、日本人がオーナーが随分前に開業し、いまは2代目が切り盛りしており、連日大繁盛らしい。バンコク、シラチャーに4店舗あり、それぞれの店舗を兄妹が切り盛りしるという。

「そんなすごい日本人がいるのか!」と、視察を兼ねての会食。

まず、4階建てのビル一棟が居酒屋ということに驚いたが、続々と客が入ってくることや、団体客も多いことや、あっという間に満席になったことにも驚いた。ほとんどが駐在員か永住されてる方と思われる。

気になっていたのはメニューだったが、日本のその辺の居酒屋よりも品数は多かった。「こんなに品数が多くて大丈夫なん?」と余計な心配をしちゃうくらいの量だったが、シェフもそれなりの数を揃えていた。壁一面こんな感じ。「ここ、新橋??」と思ってしまうような。

BKK



刺身や寿司のネタは沖縄より遥かに多かった(しかも美味しかった)。すべてがタイ近郊で取れた魚というのも驚いた。沖縄プロジェクトが軌道に乗ったら、次はバンコクだね。なんて、日本酒を飲みながら夢を語る。

〆のお好み焼きが、これまた最高に美味しかった。

BKK


今日は昼も夜もCちゃんに付き合ってもらい、バンコクのこと、仕事のこと、移住先のこと、VISAのことなど、色々と教えてもらった。私が移住先の候補としていた場所は秒殺された。何事もその道のことを一番知っている人に聞かねばならんね。ネットやメディアの情報では真実は分からん。当面沖縄にいると思うので、じっくり吟味しようと思う。


BKK


フルムーンなので踊りにでも行きたい気分だったが、誰も付き合ってくれそうになかったので、寝た。

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●武田公認会計士事務所 代表
●関西学院大学 非常勤講師

武田雄治


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