「情報をインプットして、編集して、アウトプットする」という知的生産術のうち、「アウトプット法」の、しかも「出版」についてのみ長々と書いてきましたので、少し話題を変えましょう。
(出版以外のアウトプットについては、また後日書きます)
今回は「編集」について。
編集とは何かという点については、ここまでは、第1回のコラムで述べたとおりですが、個と個、部分と全体、既知と未知を足したり、引いたり、換えたり、移したり、繋いだりしながら、情報に付加価値を付けていくことだと考えています。
そのため、編集作業を行うためには「鳥瞰力」「思考力」「整理力」「発想力」「解決力」「表現力」なども必要になります。
「鳥瞰力」「思考力」「整理力」「発想力」「解決力」「表現力」・・・といっても、これでは意味不明だと思いますので、簡単にいいますと、モノの「感じ方」「見方・考え方」「表し方」を変える必要があります。
これは、訓練すれば出来ると思っています。
私が編集力を高めるために非常に良かったと思うツールは、以下の2つ。
1.日記
2. ノート
以下、それぞれ説明しておきます。
1.日記について
ここでいう日記とは、「朝7時に起きて、食パンを4枚食べた。あぁ、苦しいよ〜」というものではありません。
・その日、何をして何を感じたか
・何をイメージし、何をカタチにしたか
・どんな本を読んで、何を得たか
・誰と会って、何を考えたか・・・・
そういうことをヒタスラ書き留めるのです。
これが「思考の原点」だと思います。
この日記は、ヒタスラ書き留めると共に、何度も何度も読み返す必要があります。だから、ポケットサイズのノートがオススメです。私は無印良品で売っている文庫本サイズの100円位のノートを利用しています。これだと文庫本サイズなので365日常に携帯可能です。私は、仕事用のTUMIのカバンには常に過去3年分の日記を持ち歩いています。
2.ノートについて
私は手帳を持ち歩きませんが、TUMIには常にノートを4冊入れて持ち歩いています。
重いですが、持ち歩かないと気持ち悪いのです。
まずは、思い付いたモノをすぐに書き留めるポケットサイズのメモ帳。こちらはMIDORIのTRAVELER's notebookのパスポートサイズのノートを使っています。
2冊目は、編集前の情報の格納庫として利用するA5サイズのノート。こちらはジークエンス360を使っています。
3冊目は、編集作業の中でイメージをカタチにするためのA4サイズのスケッチブック。こちらはニーモシネを使っています。
最後に、編集したものをまとめるノート。こちらはモレスキンを使っています。
いずれもitoyaで買っています。
「編集には終わりはない」と思っていますので、完成形というものはありません。ノートに書いたものを切って貼ってを繰り返していくことにより新たな作品が完成します。
とにかく書くこと!
文具代を惜しまないこと!
itoyaを愛すること!
これが大事です。
なお、日記もノートも、PCで書くことはオススメしません。PCで書くと読み返さないと思いますし、文字の強弱を付けたり、文字の色を変えたり、図や絵を書いたり、そこに感情を表したり・・・ということができません。できたとしても面倒です。
自由にスケッチする遊び感覚が必要で、これはノートじゃないと無理です。PCでまとめたものがあったら、ノートに貼り付けて、そこに落書きしていきます。そうすれば、いろいろと新しいカタチが生まれてくると思います。
日記とノート。
ここに書いたことを3年やれば、編集力は確実に上がると思います。
【参考図書】
本文とは直接関係ありませんが、「知の編集術」というと松岡正剛氏ですよ。
とてもマネできません。
知の編集術 (講談社現代新書)
著者:松岡 正剛
販売元:講談社
(2000-01-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
多読術 (ちくまプリマー新書)
著者:松岡 正剛
販売元:筑摩書房
(2009-04-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
(出版以外のアウトプットについては、また後日書きます)
今回は「編集」について。
編集とは何かという点については、ここまでは、第1回のコラムで述べたとおりですが、個と個、部分と全体、既知と未知を足したり、引いたり、換えたり、移したり、繋いだりしながら、情報に付加価値を付けていくことだと考えています。
そのため、編集作業を行うためには「鳥瞰力」「思考力」「整理力」「発想力」「解決力」「表現力」なども必要になります。
「鳥瞰力」「思考力」「整理力」「発想力」「解決力」「表現力」・・・といっても、これでは意味不明だと思いますので、簡単にいいますと、モノの「感じ方」「見方・考え方」「表し方」を変える必要があります。
これは、訓練すれば出来ると思っています。
私が編集力を高めるために非常に良かったと思うツールは、以下の2つ。
1.日記
2. ノート
以下、それぞれ説明しておきます。
1.日記について
ここでいう日記とは、「朝7時に起きて、食パンを4枚食べた。あぁ、苦しいよ〜」というものではありません。
・その日、何をして何を感じたか
・何をイメージし、何をカタチにしたか
・どんな本を読んで、何を得たか
・誰と会って、何を考えたか・・・・
そういうことをヒタスラ書き留めるのです。
これが「思考の原点」だと思います。
この日記は、ヒタスラ書き留めると共に、何度も何度も読み返す必要があります。だから、ポケットサイズのノートがオススメです。私は無印良品で売っている文庫本サイズの100円位のノートを利用しています。これだと文庫本サイズなので365日常に携帯可能です。私は、仕事用のTUMIのカバンには常に過去3年分の日記を持ち歩いています。
2.ノートについて
私は手帳を持ち歩きませんが、TUMIには常にノートを4冊入れて持ち歩いています。
重いですが、持ち歩かないと気持ち悪いのです。
まずは、思い付いたモノをすぐに書き留めるポケットサイズのメモ帳。こちらはMIDORIのTRAVELER's notebookのパスポートサイズのノートを使っています。
2冊目は、編集前の情報の格納庫として利用するA5サイズのノート。こちらはジークエンス360を使っています。
3冊目は、編集作業の中でイメージをカタチにするためのA4サイズのスケッチブック。こちらはニーモシネを使っています。
最後に、編集したものをまとめるノート。こちらはモレスキンを使っています。
いずれもitoyaで買っています。
「編集には終わりはない」と思っていますので、完成形というものはありません。ノートに書いたものを切って貼ってを繰り返していくことにより新たな作品が完成します。
とにかく書くこと!
文具代を惜しまないこと!
itoyaを愛すること!
これが大事です。
なお、日記もノートも、PCで書くことはオススメしません。PCで書くと読み返さないと思いますし、文字の強弱を付けたり、文字の色を変えたり、図や絵を書いたり、そこに感情を表したり・・・ということができません。できたとしても面倒です。
自由にスケッチする遊び感覚が必要で、これはノートじゃないと無理です。PCでまとめたものがあったら、ノートに貼り付けて、そこに落書きしていきます。そうすれば、いろいろと新しいカタチが生まれてくると思います。
日記とノート。
ここに書いたことを3年やれば、編集力は確実に上がると思います。
【参考図書】
本文とは直接関係ありませんが、「知の編集術」というと松岡正剛氏ですよ。
とてもマネできません。
知の編集術 (講談社現代新書)
著者:松岡 正剛
販売元:講談社
(2000-01-20)
販売元:Amazon.co.jp
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多読術 (ちくまプリマー新書)
著者:松岡 正剛
販売元:筑摩書房
(2009-04-08)
販売元:Amazon.co.jp
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