2年前から参加している勉強会。
経営者や士業の先生方が集まって、毎回いろんなことを勉強しています。

先日のこの勉強会のこと。
「教授」というニックネームで呼ばれているこの勉強会の主催者の、経営に関するお話は、私にとって体の中に電流が流れるようなお話しでした。

経営者は、売上を伸ばさなければならない。利益を上げなければならない。
右を見れば、会計学や経営組織論やマーケティング論などの学問がある。
左を見れば、経済活動の動向を知るための経済学がある。
経済学は社会科学という学問の枠組みが存在していて、それは人文科学と、自然科学とつながっている。
人文科学は、哲学、形而上学、倫理学、論理学などに細分化できる。

つまり、有限な資源から付加価値を生み出し、その余剰を分配するというい経済活動を営むにあたって、右の方向に突き進んでいけば経営学が必要となり、左の方向に突き進んでいけば精神世界に辿り着く。

すなわち、経済活動というものは、大きく広がった学問の中に存在している。
換言すれば、経営とは諸学の横断である。


こんな内容の話でしたが、
これを聞いた時は、目から鱗がボロボロとこぼれ落ちました。

経営を極めた経営者、極めつつある経営者が、精神世界へ入り込んでいくことをずっと不思議に思っていました。先日も仲の良い中小企業の社長さんから宗教のお誘いを受けたのです。しかし、「教授」の話を聞いて、これは経営を極めれば当然に辿り着く世界なのね、ということ知りました。

私の尊敬するある経営者が「経営とは人生そのもの」と言っていましたが、その本当の意味が分かったような気がしました。