日本経営協会主催(関西本部)のセミナーに登壇した。拙著『「経理」の本分』をテキストに使った6時間のセミナー。今回は対面とオンラインのハイブリッド開催だったが、やはり受講者の顔を表情を見ながら、そして、対話しながらの対面のセミナーは楽しい。
基本的に『「経理」の本分』の第1章から最終章までを順番に解説していくのだが、本書は最終章のみ内容が異なり、「経理部員の心得」のような、若干自己啓発的な内容を書いてある。セミナーの最後にそのような話をしたためか、6時間のセミナーが終わった後に、若い方を中心に何人かが人生相談のような質問にきてくれた。
「苦手なことや、不得意なことをどうやって克服したらいいのか」というような質問もあったが、苦手や不得意や弱みやコンプレックスなどは、「克服すべきもの」と「諦めるべきもの」があると思う。「諦めるべきもの」を必死に克服しようなんて思わなくていいと思う。たとえば、内向的な性格なんて大人になってから変えられるものではない。それよりも、「伸ばすべき強み」にフォーカスすべきだ。なぜなら、弱みが強みになった人なんていないんだから。
夜、大阪某所。4年生の学生2人と食事に行った。
数ヶ月前に2人とも就活が終わり、「会って報告がしたい」と言われていた。なかなかお互いの時間が合わず、今日まで待たせてしまった。
ひとりは、有名な上場企業の経理部門に内定をもらった、という報告だった。もともと会計専攻でもなく、「営業がしたい」といっていたので驚いた。「先生の授業を聞いて、会計が面白いと思って、上場企業の経理に的を絞って就活をしてたんです。そしたらM社とH社から内定をもらうことができました。2社のうち、より幅広い経験ができそうなM社で働くことに決めました。先生の授業に出会えてなかったら、M社で働くことも、経理で働くこともなかったと思います。先生に出会えて感謝しています。それを直接お会いして伝えたかったのです。」というような嬉しすぎる報告だった。ちなみに、内定を辞退したもうひとつの会社は、かつて私が憧れていた会社でもある。すごい会社から内定をもらったんだねぇ。それを蹴ったんだね(笑)。すごいわ。
もうひとりは、かつてからある業界で働きたいということを聞いていた。夢が叶うといいね、という話もしていた。そして、その業界から内定をもらったという報告だった。会計の世界ではないけど、長年の夢が叶ったという報告は嬉しすぎる。
内定の報告まで直接会ってしたいという学生がいることも嬉しいし、社会に出てからも直接会って名刺を渡したいと沖縄まで会いにきてくれる卒業生がいることも嬉しいことだ。












