kwanseigakuin

春学期 第5講目。
快晴すぎる。


今日は、大手証券会社で働くK君が関学まで来てくれた。わざわざ有給休暇を取って。

関学で講師をやって4年目になるが、その間に、強烈な印象に残っている学生が何名か、いや何十名かいて、そのうちの1人がK君である。いつも最前列で受講してくれ、授業中はずっとノートに書き続けていた。授業外でも積極的に話しかけに来てくれ、何度か食事も行ったことがあるし、沖縄の『和さびや』まで来てくれたことがある。

大学4年の就職活動の際には、進路の相談を受けたこともある。金融の世界に進むことは決めていたようだが、証券、銀行のどちらがいいのか、証券ならどこにいいのか、といったことを聞かれ、私の考えを伝えた。結局、彼の判断で大手証券会社を選択したが、その後も、マーケット(証券市場)の中心はNY、ロンドン、東京だから、「最低でも東京」、「できればウォール街」を目指せとアドバイスしたことがある。社会人1年目の昨年、K君は休暇中にNY、ロンドン、東京を訪れている。自分の足で証券市場を訪れ、自分の目で雰囲気を確かめ、自分の夢に近づこうとしている姿は、彼のInstagramを見ながら私も微笑ましく思っていた。

そんな彼が授業に潜ってくれるんだったら、学生に刺激になるような話をしてほしいと思い、事前に「学生の前で少し話をしてくれないか」とお願いしたら、快諾してくれた。


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授業の冒頭で、K君は学生に向けて、いまの証券会社の仕事、自分と向き合うこと、毎日ノートに向き合うこと、行動することの大切さなど、10分程だけど話をしてくれた。特に、学生時代にやれることはやっておくべきだし、学生時代の経験が人生を変えるんだ、ということを強調して話してくれた。私が授業で学生に向けて話をしている内容と同じような話しであるが、それをK君の口から言ってくれることで学生の皆さんにはより浸透したのではないだろうか。何名かの学生から質問もあり、それにもK君は丁寧に答えてくれた。ホントに有難い。



sandaya

K君は学生達とのランチにも付き合ってくれた。どうしても就活の話になるのだが、学生達にとっては年齢の近い卒業生や社会人と話をする機会はほとんどないため、限られたランチタイムであったが、有益な時間になったのではないだろうか。ホントは夜にも飲み会ができれば良かったのだが、私が予定があり、今回は実現できなかった。また別の機会にできれば。

K君、今日はどうもありがとう!




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授業後、ある学生から提出してもらったコメントシートに泣いた。

昨年K君が沖縄の『和さびや』に来てくれた時も、「沖縄からの通勤は大変だと思いますが授業はこれからも継続してください。卒業生の私からのお願いでもあります」と言ってくれたのだが、この言葉はずっと私の胸の中で響いている。

ここでは書かないが、組織の中にいると色んなことがあり、単年度契約のこの仕事の契約更新を止めようかと思うことが何度もある。正直、いまでも来期の契約をどうするか決めかねている。しかし、学生からのこういう言葉を頂くことや、K君はじめ多くの卒業生からも連絡を頂けることが、どういうことを意味するのはについては深く考える。自分は、人生から、社会から、何を求められるのか、とか。そこに明確に答えていかねばならないとも考えている。