関学 秋学期 第13講目。
全14講のうち最終講は期末試験(授業内試験)であるため、今日が最終講義。
最後にどうしても伝えたいことは、次回の期末試験の後で伝えることにして、今日はいつも通り、学生から提出してもらったコメントシートのフィードバックからはじめた。
この授業の中で、読書の大切さについても述べてきたが、3年生の学生から「私は『読書』という視覚的に情報を得るのが苦手で、身体を動かしたり、人から話を聴いたりという方法で情報を得たことの方が自分の中に残っていると感じます」というコメントをくれた。このコメントを頂いて、ふと我に返ると、私は読書が好きではあるが、自宅の椅子に座って本を読むということはない(苦手だ)。本は、移動中の飛行機や電車の中だったり、待ち合わせの場所に早く着いた時だったり、風呂の中だったり、「ながら」で読んでる。そう考えると、この学生の言いたいことも分かる。情報の取り方や本の読み方は、人それぞれでいい。自分にあった方法でやればいい。
いま英語の勉強をしているが、多くの英語学習者が薦めているYouTube、Netflix、Podcast、AI アプリなどを活用した勉強が私は苦痛で仕方ない。短いフレーズや英単語が順番に流れてくる音声データを聴き続けることも苦痛しかない。人が薦めるものが最良とは限らない。そういうものは参考にはしつつも、自分が楽しいと思う方法や、続けられる方法でやるのが一番良いと思う。
別の3年生の学生から、「先生が学生の間に経験してほしいと思うことはありますか」と質問を頂いた。これは授業内で何度も言ってるが、海外旅行・海外留学に行ってほしい。全く違う世界が日本の外にあるということを早く知ってほしい。あとは1回目の授業で宿題に出した「したいことリスト100個」に書いたことを学生の間にできるだけやってほしい。お金と時間は、経験と体験に使うべきだ。
体育会系クラブの主将を務める3年生の女性から、「クラブ、勉学、就活、バイトの両立が難しい。どれも大切なので全部頑張ろうとして疲れてしまう。効率良く動く方法を教えて頂きたいです」という質問を頂いた。彼女がどれほど忙しい生活をしているかは、想像に難くない。私が死ぬほど忙しい時に、自分に言い聞かせているのは、「忙中閑あり、苦中楽あり、死中活あり」という六中観の言葉である。「忙しい中にもヒマはある、苦しさの中にも楽しさはある、絶体絶命の中にも活路はある」という意味。クラブ、勉学、就活、バイトはどれもやらなければならない。やるしかない。しかし、ヒマもあるはず。そのヒマの時間に何をしてるかだ。大学生は1日平均約6時間もスマホをいじっているというデータもある。そういう時間をもう少し有意義に使えば、時間を生み出すことができるんじゃないだろうか。
あと、忙しいかどうかに関わらず、私が習慣としてやっていることは、寝る前に翌日の「To Do」を3つだけ書くということ。やらなければならないことを3つに絞り込んで、それを翌日2時間集中して終わらせる。そうすれば、あとはフリータイム。「3つに絞り込んで」&「2時間集中」がポイント。
他にも多くのフィードバックをしたが、長くなるのでこれくらいにしとこう。13回の授業で、会計の話だけでなく、多くの話をしてきた。学生にとって、大学教授以外の社会人と話をする機会や、現役の公認会計士と話をする機会はほとんどないと思うので、できるだけ、時間の許す限り、彼らと対話する時間を取るようにしてきた。時には授業外でも会って話をしてきた。ひとりの教育者の存在が、ひとりの人生を変えることになれば、それは素晴らしいことであり、それぞ真の教育だと思う。私がその「ひとりの教育者」になるために沖縄から通い続けた。そして、私の授業を履修して「人生が変わった」という学生から多くの感謝の言葉を頂いた。社会人になってから、色んな仕事をしてきたけれど、多くの人から感謝されることなんてなかった。しかし、関学の授業に関しては、年々履修者が増え、年々感謝の言葉が増えていく。天職なのだろうと思う。正直いって、週2コマはキツかった。他の仕事が回らなかった。しかし、やり甲斐はあったし、楽しかった。ゼミを持ってほしいという声も頂くが、週2コマで精一杯なのでお断りした。当面は目の前の与えられた仕事を全力でこなしたい。
今期私の授業を履修してくれた約200名の学生に感謝したい。授業は実質的に今日で終わるが、これからは自分に質問し、自分にフィードバックしてほしい。思考と止めるな。行動を止めるな。弾を撃ち続けろ。それ以外に自分を変えることはできない。
以下、今日提出してもらったコメントシートから一部抜粋。
たった100分という時間で、私だけでなく沢山の人の人生を変えられる先生って本当にすごいなかと思います。中々そんな先生っていないと思います。(中略)面白くてタメになる、そして、人生を変えてくれた先生に出会えて、私達は本当に良かったなぁと思います。13週も遠方から来てくださり、ありがとうございます。(3年女性)
毎回の授業でこんなに自分の価値観がふるえた授業は初めてでした。(3年女性)
先生の授業はすごく学びが多かったです。この授業を聞いていると、なぜ先生が多くの学生や卒業生から慕われているのかがよく分かりました。先生は自信家でありながらも、すごいと思う人がいたら、その人に会いに行き、吸収できるものは吸収しようとし、今もなお学び続けている姿勢が本当に尊敬できます。私もすごいと思う人の話を聞きに行き、もっとすごい人になります! 私も決断したことに向かって走り続けます!(2年女性)
人生の中で一番忘れることのない授業となりました。先生の授業が今回で最後になってしまうことはとても寂しいですが、自立した社会人になって活躍できるよう、先生の言葉を忘れず、行動していこうと思います。昨年の授業から2年間ありがとうございました。(3年女性)
大学に入学する前は「大学」に憧れ、授業もすごく面白いんだろうとワクワクしていました。しかし、入ってみると正直面白い授業はありませんでした。(中略)ですが、武田先生の授業を取って、大学にこんな素晴らしいお話しを聴ける授業があったのかと驚きながら、沢山メモを取りました。授業という枠を超え、毎回の授業がまるで講演会のようで、誰よりも熱く私たちに愛を持って話をしてくれ、人生に必要な言葉を伝えてくれました。すごく良い影響を与えてくれ、新しい一歩を踏み出す喜びを母とも語っていました。(中略)本当にこの半年間、月曜日は人生の勉強として有意義な時間だったと思います。これからも自分のステップアップのために行動していきます。半年間、沖縄から授業をしに来てくださり、ありがとうございます。(3年女性)
大学生活を普通に送っていると、はっきり言って刺激がありません。学校に行けば友達がいて、バイトに行けばある程度の人たちと関われます。しかしそれだけでは自分を変える何かは転がっていません。武田先生の授業ではたった100分でその何倍もの刺激を受けることができます。先生は会いたい人には会いに行く、自分から行動しチャンスをつかむと何度もおっしゃいます。その言葉に全てが詰まっていると思います。私もそれを実践しようと強く思い、先生の授業を選び、先生の授業に出席しています。学生の私が今できる「会いに行く」を実現できるよう毎週上ヶ原まで来てくださる先生には感謝しかありません。行動力をもっと自分の潜在的な力にし、さらに長所にできるよう自分を成長させていきたいです。(3年女性)
両親以外で初めてかっこいい、尊敬できると思える大人に出会えたと感じてるので、この縁を大切にしたいです。またメールをさせて頂きます。(2年男性)
やばい! 今回で、そして次回で、この授業が終わってしまう。早すぎる! 毎週沖縄から来て、授業をして頂いて、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。これからも、インスタ、ブログを楽しみにしています。来年も受講させて頂きます!(2年女性)
Thank you!!













