関学 秋学期 第9講目。授業はあと5回。
2年生の学生が、「今日の授業でもう9回も講義が終わってしまうことに驚いています」「先生のお話しが残り5回しか聴けないと思うととても寂しい」と言ってくれたが、私も同じ気持ちだ。1回1回を大切にしたい。
今日も授業前にキャンパス内にある日本庭園へ。
赤も200色あるんやでー。
もっと赤くなるんやでー。
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今日の授業も、学生達が提出してくれたコメントシートのフィードバックから始めた。
3年生(女性)が、こんなコメントシートを提出してくれた。
先生の授業で、「やる気を待っているから行動できない。やる気が出る前に行動を起こすことでやる気が出る」という話を聞いてから、それを心がけて生活しようと思い、行動するようにしています。本当におっしゃるとおりだなと思えました。以前から勉強しようと思いながら、やる気が出ずにさぼり続けてしまっていた資格試験の勉強も、先生のお話しを思い出して、やる気がでなくても少しずつやってみました。すると、つい先日、その資格を取ることができました。
少しの行動が習慣になり、結果が出たことに、喜びを感じました。この調子で、やる気が出る前に行動に移していきたいと思いました。
この授業を受けて、先生のお話しを聞けていなかったら、今のようにすぐに行動に移すということができていなかったと思います。なので、本当に感謝しています。ありがとうございます。(以下省略)
これは非常に嬉しいコメントだった。私が学生達に再三言い続けているのは、「人の目を気にするな」、「心を開け(自己開示しろ)」、「行動しろ」といったことだ。一歩踏み出さない限り、永久に二歩目はない。まず踏み出せ。踏み出してから考えろ。人の目なんて気にすんな。心を開け。自分らしく人生を演じろ。
何度も何度も同じことを言い続けてきたので、たった2ヶ月で、行動し、習慣化し、何らかの結果を出している学生が増えてきたのはとても嬉しい。
別の3年生(女性)からは、こんなコメントシートを提出してくれた。
前回の授業で「生き急ぐな」と言われたのがとても心に残りました。私は先のことばかり考えてしまいますが、考えすぎてしんどくなることがあります。しかし、授業を受けて、「今の気持ちを大切にしていない」と気づきました。自分の今の気持ちを、将来のためという理由をつけて押し殺していたのかもしれません。今は、やりたいと思ったことはできる限りやろうと決めています。
一昨日、1人で夜にフェリーに乗って高松に行き、1日で女木島と男木島という場所を周りました。朝からうどんを食べるために行列に並んだり、海を眺めて波の音だけを聞きながら2時間も過ごしたり、すごく楽しかったです!(以下省略)
これも非常に嬉しいコメントだった。1人で夜にフェリーに乗って高松に行くなんて、なんと素晴らしい行動力なんだ。こういう行動、経験、体験が、勉強よりも何倍も大切だと思う。
以前、授業の中で、私が社会人になってから今に至るまでの間の約25年で、セミナー・研修といったものに1000万円以上は投資してきたという話をしたことがある。この話を受けて2年生の学生(女性)から、「これまで受けたセミナーで一番感銘を受けた言葉は何でしたか?」という質問を受けたが、それは、ある成功者に言われた「大気圏を超えたら無重力になる」という言葉である。大気圏を越えるまでは何万馬力というエンジンが必要だけど、大気圏を越えてしまったら無重力になれる。中途半端な行動ではなく、圧倒的な行動をしなければ成功はできないということだ。私の周りの成功者は、もれなく行動者。行動しないと何も変わらない。
別の学生(4年生女性)から、「不安になったことはないんですか?」という質問も頂いたが、不安になったことがないことはないが、不安の9割は起こらない。不安になっても仕方ないと思う。不安になるより先に行動すれば、不安の大半は消える。
起こりもしないことを不安に思い、一歩踏み出せない人は多い。そういう人へは「チンパンジーになりなはれ!」と言いたい。人間にもっとも近い動物のチンパンジーは、「いま、ここ」しか知らない。だから、起こりもしないことに不安を感じることもないし、将来に憂うことも悲観することもない。
チンパンジーのように今を生きなはれ!
今日はそんな話をしてから授業へ。粉飾決算をした上場企業の財務3表を配って、どこが粉飾なのかを見付けるというグループワークをしたのだが、そもそも財務3表を関連付けて見たことがないという学生がほとんどだったようで、分からなかった学生が多かったようだ。「悔しい!」と言っていた学生もいた。けど、どうやって決算書を見なければならないのかという気付きはあったと思う。気付きこそが学びだ。ちなみに題材に使ったのはエフオーアイの財務諸表。私は上場前の目論見書を見た時から粉飾してると確信していた。
授業後は、ある学生と2時間ほどお話しした。人生の多くを海外、それも、大半の日本人が踏み入れることがないような国で過ごされた学生がいて、どういう人生・キャリアを歩まれていたのか、聞いてみたかった。私から学生を誘うことはないのだが、今回だけは特別に私から話を聞かせて欲しいとお願いした。お話しを聞いて、やはり、人生のどこかで海外で生活する時期は必要だと思った。それが日本人がいない場所であったとしても。旅でもいい。日本以外の場所に浸からなければならない。
もっと多くの学生と直接対話したいのだが、時間は有限。It is what it is.
今日は、卒業生が有給休暇を取って東京から授業に来てくれていたので、上の学生とお話しした後、卒業生と飲みに行った。彼は、今年の私の授業も音声データで聴いてくれ、コメントシートを提出してくれている。そんな卒業生が何名かいる。皆が「社会人になって聴く授業は、学生の時に聴いていたのと全く違う」という。社会人になって聴くから身に染みる話もあると思う。
毎週のように卒業生が上ケ原の山の上まで聴講に来てくれるというのは、素直に幸せなことだ。来週も再来週も別の卒業生が来る。卒業生ともできる限り対話の時間を持ちたい。
22時過ぎにホテルに帰ると、また別の卒業生がホテルまでやってきてくれた。2年前に卒業した学生が「相談したいことがある」と、勤務先の奈良県で21時まで仕事をした後、クルマで大阪まで飛ばしてきてくれた。今は大手企業で従業員として働いているが、彼女は学生時代から起業することを考えており、これまで何度も起業の相談にのってきた。先日も最終便で沖縄にやってきて、明け方まで事業計画の打ち合わせをしていた。2年間働いた会社は来月辞め、いよいよ起業する。すでに会社は設立し、店舗の契約もし、内装等も決め、あとは創業融資を取り付けるのみという段階。今日は、金融機関向けのプレゼン資料の確認のみならず、プレゼン資料を見なくても融資担当者を説き伏せるプレゼンの練習を何度も行った。
ちんすこうを食べてる場合か!?
日付が変わるまで、とことん向き合った。ここまでやることに益はない。けど意味はある。
今日は長い長い1日だった。
寝る前に、今日提出してもらったコメントシートを1〜2時間かけてすべて読んだ。愛のあるコメントばかりで感動する。
1枚、関学が準備したシートではなく、ウミガメが描かれた便箋で書いてくれたコメントシートがあった。市販の便箋?? と一瞬思ったのだが、よく見ると、手描きじゃないか! 裏面にもコメントがぎっしり書かれていた。泣くわ。大学からは大した報酬をもらえてないが、学生や卒業生に愛されていることが最大の報酬だわ。あと4回、必死で学生と向き合おう。今を生きよう。















