関学 秋学期 第6講目。
1週間が早すぎる。
いつもどおり授業の1時間前に大学に着いて、キャンパス内にある日本庭園を散歩。先週より紅葉の葉が赤くなってきた。
で、いつもどおりコンビニでホットコーヒーを買って、授業の準備。学生が書いてくれたコメントシートに対して、どうやってフィードバックしようかと考える時間。
授業の冒頭では、前回の授業で提出してもらったコメントシートのフィードバックから始める。
2コマの授業で、のべ200名の学生が履修してくれている。毎回約200枚のコメントシートを提出してもらうことになる。授業の感想を書いてくれる人もいれば、人生相談を書いてくれる人もいる。個別に学内のチャットで返事をすることもあるが、いいコメントを書いてくれた人には授業内でフィードバックするようにしている。この「対話」の時間は大切にしている。
ある学生は、このフィードバックの時間が好きで、毎週月曜が待ち遠しい、と言ってくれている。別の学生は、他の学生へのフィードバックを聞いているだけで一気に視野が広がり、これまでとは違ったモノの見方・考え方ができるようになった、というようなことを言ってくれている。
しかしながら、私がいいコメントをピックアップして、フィードバックをしようと「◯年生の◯◯さん、いるかな?」と挙手を求めても、手を挙げない学生がいる。出席しているのに手を挙げないのだ。授業が終わってから、「せっかく私のコメントを取り上げて頂いたのに、他の人の目線が気になって、手を挙げることができませんでした。すみませんでした。」というようなコメントシートが提出されたこともある。
今年はあまりにも手を挙げない学生が多いので、今日はちょっと強めに吠えた。
「いつまで他人の目を気にしながら生きていくつもりや!」と。
ここで手を挙げたって、誰も君のことなんて見ちゃいない。いつまで他人軸で生きていくつもりなのか。いい加減に自分軸で生きてはどうなのか。ついでに言わせてもらうと、なぜ教室の1列目の席はいつも空いているのだ? なぜ最前線に座って、私に顔を売ろうという学生が今年はいないのだ? 私はのべ200名の顔と名前を覚えようと必死なにの、なぜ君達は自分から顔を売ろうとしない? なぜ後列に座る?
社会人になったら、会議や打ち合わせや商談や研修などが毎日・毎週のようにあるだろうけど、その時も「他の人の目線が気になって、手を挙げることができませんでした」なんて言うつもりなのか? 私が経営者なら、そんな人間に重要な仕事もポジションも与えないね。
私は、昨年まで履修してくれていた学生のうち、数名とLINEで繋がっている。けど、私から学生のLINEを聞いたことはない。いつも1列目に座り、手を挙げて発言し、授業前も授業後も話しかけてくれ、自然とお茶したりランチしたりするようになって、時には学外でも会うようになって、ようやくLINE交換をすることとなった。彼らとはいまでもやり取りしている。飲みに行くこともある。
別にLINE交換をしようと言ってる訳ではない。「顔を売る」ということが、生きていくにあたって、どれほど重要なことかということを分かってほしいのだ。私が監査法人にいた時は、「この人すごい!」という人がいたら、自分から顔を売りにいき、たくさんの仕事を振ってもらった。仕事を振ってもらったら、その人のためにも必死で成果を出した。すると、仲良くしてくれるし、いい仕事をずっと振ってくれる。社会の中で生きるってそういうものだ。
私は沖縄から自腹で毎週西宮まで来て、たった100分の授業を必死のパッチでやっている。君達も必死で私の方を見て授業を聞けよ。どこ向いて授業を受けてんのや。
この授業もあと2ヶ月。この2ヶ月の間に、人の目なんて気にせずに、全員手を挙げろ。手を挙げることにデメリットはなにもない。メリットしかない。この授業で、自分を変える練習をしろ。「今日の生き方が、一生の生き方になる」からね。
日本人は他人の目を気にしすぎなのだ。他人と比較しすぎなのだ。自分の中に他人を介在させすぎなのだ。これが自己実現も自己成長も妨げている。他人は他人、自分は自分。自分軸で、自分らしく生きろ。もっとバカになれ。
そんな話を冒頭でしたので、今日は(さすがに)手が挙がった。とはいえ、14回の授業の間に、7割の学生は一度も手を挙げないと思う。毎週授業には出てくれているのに、顔と名前が一致せずに14回を終えなければならないのは切ないことだ。このブログを見てくれているのなら、次の授業では手を挙げてくれ。
本題の会計の授業も我ながらいい内容だと思ってるのだが、書き始めたら長くなるので、また気が向いたら。書籍化したいくらいだ。
授業が終わると、脱水症状のようになってる。
ワインで補給。
先日、ぷらっと立ち寄って、とても気に入った北浜の『CASA BIATTA』というワインバーにて。ワンオペの小さなバーだったが、フードも美味しくてビックリする。もちろん、ワインも美味しかった。飲みすぎた。きっと私の血液は赤ワインでできている。
今日は客が少なかったので、マスターのNさんとぺちゃくちゃ喋っていたら、私と同じ出身地で、隣の校区に住んでいた同級生だった。きっとその頃にも会ってるはずだね。
今日も充実の1日だった。
全速力でフルマラソンを走ったような徒労感だが、気持ちいい。
今日の生き方が、一生の生き方。

















