母校での夏期集中講座を終え、そのまま長野県の奈良井宿(ならいじゅく)へやってきた。
昨年も来たが、もう一度どうしても訪問したく。
江戸時代にタイムスリップしたかのよう。
別世界。異空間。
観光客はほとんどいなかった。外国人観光客がチラホラ歩いていた程度。
静寂。
遠くの森の方から蝉の鳴き声と川のせせらぎが聞こえるのみ。
京都から日本橋まで続く中山道(534km)の丁度真ん中の宿場町で、約1kmの街並みは日本最長の宿場。
中山道を歩いて旅をしている外国人バックパッカーもいるが、長野県といえど日中は30℃を超える。かなりつらそうな表情をしていたが、いい体験だね。Stay hydrated!
今日の御宿は、今年も『BYAKU Narai』(百 奈良井)。
200年以上の歴史がある伝統的建造物である「旧杉の森酒造」を宿泊施設にリノベし、レストラン、BAR、温泉施設、ギャラリー、酒蔵を備える。
今回は、昨年と違う部屋を予約。百五号室。
この宿の一番広い中庭を独り占めできるお部屋。
縁側でぼんやり過ごす。至福の時間。
200年の建物の雰囲気を残しながらも、完璧にリノベされ、新築の旅館のようにキレイな内装。
何度も入ることになる客室露天風呂。
風呂は読書タイム。
同じお宿に何度も泊まりたくなる理由、私の場合、それは食事とお酒だ。これがイマイチだと、リピートすることはない。お宿内のレストラン『KURA』は、昨年食べた料理でベスト1。今年もここでの食事を楽しみにやってきた。
シェフが我々のことを覚えてくれていたのは嬉しかった。「スタッフから『沖縄から来られた方が来店される』と聞いて、ハッと思い出しました。昨年は、あのあと『松本十帖』に行くとおっしゃっていましたよね?」と、私が忘れていた会話の内容まで覚えてくれていた。こういうのは嬉しいね。
今年も期待を超える、想像の遥か上をいく料理の数々に舌鼓を打った。感動の連発。ため息の連続。
長野県では特別な日に鯉を食べる伝統があるらしい。昨年ここに来て初めて鯉を食べたが、意外と美味しい。今年も鯉料理が出てきたが(写真左中)、めちゃくちゃ美味しかった。ペアリングの県産ワイン、県産日本酒も最高だった。
レストランの隣には蔵を改修した小さなBARがある。
昨年もここでかなり飲んだが、今年もまた。
塩尻市の『Domaine KOSEI』 (ドメーヌ・コーセイ )というワイナリーのワイン。
素数が並ぶ。割りきることのできない数を探す旅のように、メルロから最良のワインの味を引き出す方法を追求して作られたワイン、だとか。3つとも全く味が異なるが、いずれもクオリティが高い。超オススメ。
夜も静寂。無音。無人。
日本にもこんな素敵な場所がある。
ここは毎年訪れたい。
今日も最高の1日だった。
▼ 今日宿泊した『BYAKU』は、この本にも掲載されてます(しかも1ページ目に)。掲載されてるのは関東・中部エリアだけだが、とても素敵なお宿が紹介されてるので、興味あればご覧くださいまし。

























