Tokyo

何日か前に週刊天気予報をみると、今日(7/29)の東京の予想最高気温が38℃だったので、極力移動を避けようと東京駅前のホテルを予約し、打ち合わせも東京駅構内のカフェにさせてもらった。

東京駅まで出てきて頂いたクライアントにはかたじけないが、今日は半径300m位しか歩いてない。結局34℃くらいまでしか上がらなかったと思うが、それでも茹で上がってしまいそうな暑さだった。




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打ち合わせの後は、東京駅に隣接するビル内にあるクラフトビール屋『ニホンバシ ブルワリー』へ。これだけ暑いとビールが飲みたい。



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枡に入ったビールっていいねぇ。ほんのりヒノキの香りが立ち、最高だった!




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場所が場所だけに超満員で、店員さんも超忙しそうだったのに、そんなお店でこんなサプライズがあるとは全くの想定外だったし、店員さんの方から「写真撮りましょうか?」と言ってくれるとも思わなかった。なんていいお店。お客様からも誕生日を祝って頂けるなんで、とにかく嬉しい。しあわせだわ。しかし、なんでフルネーム?




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組織を整え人材を活かす 強い経理の作り方
葛西一成
税務研究会出版局
2025-07-11




先日、「新刊書を直接手渡したい」と、東京から沖縄まで新刊書を持ってわざわざ来てくれた葛西一成さんの『強い経理の作り方』を読んだ。

葛西さんは、X(Twitter)のフォロワーが1.8万人、『CPAラーニング』の講師もされており、業界では有名人だが、会計士ではなく、東証上場企業2社で経理部長を務めた経験がある方。その時の実体験を元に、どうやって『強い経理』を作るのかをまとめてくれたのが本書。

ここでいう『強い経理』とは、単に仕訳を入力するだけでなく、入手した情報を加工・分析して各利害関係者に届けることができる経理部を指している(「はじめに」より)。これは、私の幾つかの書籍で書いてきた経理部の定義とほぼ同じである。経理部は、仕訳屋でも決算屋でもなく、各利害関係者に価値ある情報をタイムリーに提供・報告する部署である。

このような『強い経理』を作っていくために、葛西さんは、「仕事環境の改善」(組織)「個人のスキルアップ」(人)の2つが必要としており、それぞれを第1部・第2部に分けて説明してくれている。

組織面(第1部)については、複雑・煩雑・属人化したオペレーションや資料を、いかに個人のスキルに依存せず、標準化・体系化・ルール化させるかについて書かれている。エクセルシートの作成方法や、共有フォルダへの保存方法まで言及されているのは有益だと思う。これらの改善は、経理部門のトップの理解がなければ実現しない、という点は同意である。

人(第2部)については、実務を通して会計、税務、システムなどをどう学び、どう活用するかについて述べてくれているが、これは経理部門に長年経験された方だからこそ書ける内容である。また経理部門トップの方に向けて、人事ローテーションや人事評価についても述べられている。

さらに『強い経理』を目指すためには、個々のスキルアップだけでなく、スポーツチームと同じように組織力(チーム力)を強化しなければならない。そのためには、「経理部門全体を見渡すこと」が必要(P188)という点も激しく同意する。どうしても専門的・短視眼的になりがちな経理の仕事において、経理部全体、会社全体、グループ全体を見渡す視点を持っていなければ、各利害関係者に対して価値ある情報の提供・報告をすることはできない。

本書は、経理部のビギナーからベテラン部員までをターゲットにしていると思われるため、初歩的な内容も超実践的な内容も含まれている。なので、自分のニーズに合ったところを摘み読みしてもいいと思うが、総じて経理実務経験の長い著者の『強い経理』を増やしたいという想いが伝わってくる内容である。

葛西さんの処女作『経理のExcelベーシックスキル』と共に、経理部に常備しておいていい1冊であると思う(私の『経理の本分』もついでに常備しておいてくださいませ)。



経理のExcelベーシックスキル
葛西 一成
中央経済社
2024-03-18