朝イチで神戸の某銀行へ。今日が先月契約を締結した不動産の決済日。

10棟目の取得になる。うち7棟は札幌市内の物件。今回も札幌の物件。「なんで札幌に集中投資をするのか?」という質問をよく受けるが、昔から利回りが良い上に、札幌駅界隈に人口が集中し、世帯数が増加しており、特に中央区は長期的に人口増加が見込まれて、賃貸マンションに高い需要があるからであり、さらに、再開発が進み、タワマンも増え、新幹線の開通も決まっており、さらなる地価上昇も見込めるからである。2011年に札幌市中央区で購入した1棟マンションは、2022年に取得価額の2倍の値段で売れた。That's why。

神戸での押印の儀は粛々淡々と済ませた。何度も何度もこの儀式に付き合わされてると、オーナーになる喜びとかはなく、ただただ面倒やなぁーという思いのみ。振り込みなんてスマホで出来る時代やのに、札幌から仲介業者が来て、沖縄から買主(私)が来て、大阪から司法書士が来て、それぞれが大量の紙にハンコを押すという馬鹿げた儀。いつになったら金融業界と不動産業界と法務業界から紙とハンコが消えるのだろうか。


神戸を後にして、東京へ。
小学校3年生の時に同じクラスだった同級生と飲みに行った。かれこれ40年の付き合い。私にとっては最古の友達。お酒が飲めるようになったことと、お互いメガネをかけるようになったこと以外は40年前とさほど変わりない。自然体でリラックスできる数少ない友達だ。


tokyo



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古舘佑太郎『カトマンズに飛ばされて』、読了。

めちゃくちゃ面白い本だった!

本の帯に「令和の深夜特急か?」と書かれているが、ある意味、『深夜特急』より面白い。

著者は、高校時代にバンドを組み、19歳でメジャーデビューするも、32歳でバンドを解散。自分自身を見失いかけていた時に、先輩ミュージシャンの山口一郎氏(サカナクション)に「カトマンズに行け!」と命じられる。

著者は、極端な潔癖症で、旅嫌い。なのに、バックパックを背負って一人旅にでる。目的地であるネパールのカトマンズに向けて、まずはタイのバンコクに入り、初日は「バックパッカーの聖地」のカオサン通りの共同宿に泊まるのだが、初日から不安、恐怖、トラブルの連続。ここからの10カ国の旅は、読んでいる私まで何度も呼吸が止まりそうになった。

著者は、旅の途中でノートを書き留めていた。本書はそのノートが元になっている。何度も心が折れそうになりながらも、未知の世界に飛び出し、たくさんの人と出会い、たくさんの体験し、ノートと向き合うなかで、少しずつ自信が付き、エネルギーが湧き、自分が変わっていくのだ。そして、カトマンズに到着した時に、自分の人生で足りなかったものに気付く。

旅の復路、自分の殻を突き破った著者は、インドに入り、ガンジス川に飛び込んで泳ぐシーンがある。あの極端な潔癖症の著者が、世界で最も汚染され、飛び込んだだけで病院になる人もいるという川に、自らの意思で飛び込んだのだ。本を読みながら、心の中で拍手を送った。

旅の最終日は、初日と同じカオサン通りの共同宿に泊まる。約2ヶ月の旅を終えた著者は、「人はなぜ旅をするのだろう」の答えを見つける。

数々の旅行記を読んできたが、本書はホントに面白かった。著者の文才がすごい。読後に知ったのだが、著者は古舘伊知郎氏の次男らしい。この才能も遺伝なのか。

とにかく面白い本だった。旅好きな方にも、そうでない方にも、オススメ。