２０２５年上期　良かった本 : 公認会計士武田雄治のブログ

半期に一度のエントリー。

今年1月～6月までに読んだ本の中で、良かった本をピックアップしておきます。
（この期間に発売された本ではありません）

池田光史

ニューズピックス

2025-02-04

上半期イチおすすめ。単に「歩く」ことが健康に良く、「座る」ことが健康に悪いということが書かれているだけではない。この数十年の近代化、都市化が我々を運動不足にし、近年の靴の形状が我々の姿勢や歩き方を変えたという話は面白かった。頭と手を使うだけで済む生活ではなく、五感を駆使することの大切さを改めて教えてくれた本。書評はこちら。

戦略的暇

森下彰大

飛鳥新社

2025-04-24

上の『歩く』とセットで読んで欲しい。
我々がどれだけスクリーンの前にして、座りながら生活をしているかを思い知らされる。そして、そんな生活がどれほど我々に「異変」をもたらしているかも。我々は、戦略的に「何もせずにぼんやりする時間」を持つべきなのだ。コスパやタイパを追求する人は、その行為自体が目的になってしまっている（手段が目的化している）が、非効率な時間を謳歌すべきなのだ。書評はこちら。

あの国の本当の思惑を見抜く地政学

社會部部長

サンマーク出版

2025-01-24

とにかく面白い。絶対読んだ方がいい。
ロシアや中国や北朝鮮がなにを考えているのか、なぜロシアがウクライナを侵攻するのか、なぜ世界から戦争がなくならないのか、なぜ沖縄をはじめ世界各地に米軍基地があるのか、台湾有事（台湾侵攻）が起きたらどうなるのか・・・といったことが、この一冊で理解できる。そして、人類は「地理」に動かされてきたということも。

普通の子 (角川書店単行本)

朝比奈あすか

KADOKAWA

2024-12-18

読後放心状態で、しばらく立ち上がれなかった。。
ある日、小学校の息子が学校のベランダから転落して骨折してしまう事件が発生する。もしかして、わが子はいじめを受けていたのか？息子はかたくなに口を閉ざしたまま。学校は真実を隠そうとする。加害者の親は逆ギレ。母親は自分で真相を探そうとするが、最後は衝撃の結末。