関谷 英里子著『同時通訳者の頭の中』（祥伝社黄金文庫）、読了。
10年ほど前に出版された本であるが、英語を勉強しようと思ってる方は絶対に読んだ方がいいと思う。
以下、私のメモ。
▶ 英語学習の基本的な考え方は、�．ぅ鵐廛奪函椨▲▲Ε肇廛奪函椨�その継続（P42）
▶ 英語学習の本来の目的は、実践で使える英語のコミュニケーション力を身につけること（P68）
▶ 日本人が不足している英語のコミュニケーション力は、アウトプット不足（P44、P73）
→インプットとアウトプットは同時並行に行う
（単語を覚えたら、例文を作って口に出してみる）
→日本人はインプットに熱心すぎる（P71）
→「例文を声に出して読む」からはじめよ（P73）
▶ 喋れないのは英語力不足でなく準備不足（P242）
→「想定問答集」作成と「妄想英会話」の実施
▶ 英語を「勉強」と捉えるのはやめろ＝100点を目指すな（P73）
→間違えてもいい。アウトプットしろ（P74、P78）
→少しでも英語を話せるなら堂々としろ（P75）
→普段よりも大きな声で、ゆっくり、はっきり発音する（P80）
▶ 英語が聞き取れないのは、「速い」からではなく「短い」から（P51）
→すべての音を聴き取ろうとするから聴き取れない
▶ 英語を聴き流しているだけでは実は頭に定着していない（P91）
→シャドーイング、リテンション、パラフレーズで鍛える
▶ 短期間でネイティブ並の力に近づけるのはリスニング（P52、P72）
▶ ディクテーション（音声の書き写し）が英語学習の王道（P160）
→語彙、文法、リスニング等、総合的に英語力が鍛えられる
→TEDでディクテーションするのがオススメ（P224）
▶ 中級以上になるとリーディング力の多寡が、その後の英語力を左右する（P142）
→意識して英語の読書量を増やすべき
▶ 文法は基本的なルールをコンパクトにまとめた１冊があれば十分（P54）
→文法理論を細かく分析する必要はない
▶ TOEICはインプット学習のためには便利なツール（P62）
→但し、600〜700点取れたらアウトプットを高める学習に切り替えるべき（P65）
▶ 英語学習を継続させるために「まとまった時間の勉強」と「すきま時間の勉強」を分ける（P89）
→自分なりの勉強法をシステム化する
▶ 英会話教室に週1回通っただけでは、絶対に話せるようにならない（P182）
→それ以外の場所での訓練をどうやって行うかがポイント
▶ たくさんの教材に手を出さす、絞り込む（P93）
→ひとつの教材で、リスニング、音読、ディクテーション、速読できる
英語を聴き流しているだけでもダメ、英会話教室に週1で通ってるだけでもダメ、ちゃんと理詰めで学習しなきゃね。
なお、以前も書いたが、英語学習法の本では以下の4冊がオススメ。中山裕木子さんの本は、他の本もオススメ。
