京都出張
顧問先と月次の打ち合わせ。
複数の事業を展開し、法人も複数あり、今後も新規事業を複数立ち上げる予定である。やること（To Do）をエクセルに書き出しているのだが、膨大にあり過ぎて、とてもやりこなせない。ストレスも溜まる。かといって、社員にすべてを触ることはできない。さぁ、どうすべきか。
という相談を受けた。
限られた時間をどう使うか。生産性や効率性をどうやって高めるか。他の社長からも学生からもよく相談を受ける。
私なりのタイムマネジメントは10年前から変わっていない。何度もブログに書いてきたが、以下の３つを徹底すれば、時間は生み出される。
�� その日にやることを３つ以内に絞る（１つでもいい）
�� それを１日２時間で終わらせる
�� その２時間はネットに接続しない、スマホを見ない
おそらく、忙しい人は「第２象限」の時間を１分も持っていない。人間関係づくり、健康づくり、有意義な時間や体験、充足感といったものを後回しにする人生は、幸福度を下げているだけでなく、寿命を縮めているという危機感を持つべきだと思う。
また、タイパを求める人（映画を早送りで観るような人）は、それを追求することが目的となっており、やるべきことをとっとと終わらせて余暇を謳歌しようという発想ではない。
マルチタスクもやめた方がいい。マルチタスクは「仕事してる感」が出るかもしれないし、生産性が上がっているように感じるかもしれないが、確実に生産性が悪い。
ある研究結果によると、やはり、マルチタスクをしている人は生産性が向上しているように感じていたが、実際には生産性が大幅に低下していたのだ。仕事の量だけではなく質の面でも、マルチタスクをしていない群より大幅に劣る結果となった。
何だってそうだと思うが、１つのことに真剣に集中する（ゾーンにハマる）ことが一番生産性が上がるし、効率が上がるし、クオリティーも上がる。
集中力を分散させるようなことはせず、１点集中すれば、たいていのことは解決できる。
なので、私が社長に助言したのは、なんでもかんでもその日にやろうとするのではなく、年間・月間・週間・日時のスケジュールを視覚化し、全体から部分を見下ろすような感じでプライオリティを付けて、今日やることにフォーカスした方がいい、ということ。
あと、この２冊を読んで、と。
どちらも想定外の内容だったが、マジで人生が変わりそうな２冊だった。時間の使い方が劇的に変わるはず。
夜は、その社長と、三条の『自在』へ。
２年前に初めてここで食事した時に、ジャンル不明のお料理の数々に大感動したのだが、２度目の今回も大感動。
「美味しい」なんてコトバじゃなくて、「なんすかこれ？」というコトバが出てしまう。和食じゃないよね？ フレンチでもないよね？ なんすかこれ？
大将はどこかで修行されていた訳ではないらしい。だからこそ、自由自在に、柔軟に、大胆に調理できちゃうんやろね。店名もそういうことらしい。
昨日も書いたが、こういったものにお金と時間を使うべきであり、それがしあわせだと思う。
今日もしあわせやった。
おーきに。
また来ますわ。
