今日の沖縄北谷は29℃まで上がった。今年最高気温。
カラッとした暑さでなく、梅雨入り前のジメッとした暑さ。
除湿機だけでは湿気が取れないので、エアコンもフル稼働。「おそうじ本舗」にエアコン掃除もしてもらったので、この夏もしっかり働いてもらおう。沖縄にいると、旅行中も外出中も、24時間エアコンをフル稼働させなければカビだらけになるので、エアコン掃除は必須。
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『「経理」の本分』がまたまた増刷された!
多くの本が初版で消える中、ロングセラーになってくれたのがマジ嬉しい。
つい先日、4月から上場企業の経理部で働いている元学生から連絡が来た。会社から「プロネクサスの武田先生のセミナーを受講するように!」と指示され、『「経理」の本分』を渡されたらしい(プロネクサスのセミナーは『「経理」の本分』をテキストに使用している)。
私の大学の講義でも、『「経理」の本分』をテキストに使用しているので、元学生は2冊目の『「経理」の本分』を手に入れることになった。
「また先生の講義が受けられることが嬉しいです!」と、私も嬉しくなった連絡だった。
ちなみに、『公認会計士 「試験」「仕事」「キャリア」のすべてがわかる本』も増刷が決まった。これもロングセラーになってほしい。
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前から気になっていた本『メモをとれば財産になる』が文庫化された。
本書は、「ツェッテンカステン」(Zettelkasten)という「メモ術」を紹介したもの。「ツェッテンカステン」とは、ざっくりいえば、単にメモするだけではなく、メモに番号を振って、メモ同士を互いに結びつけて、新しいアイデアを生み出そう、というもの。
私は、メモに番号を振るのが面倒なので、メモAを関連するメモBに貼り付け、それをさらに関連するメモCに貼り付け・・・と、「知の移動」をさせるようにしているが、根本的な考え方は「ツェッテンカステン」と同じかと。
本書を読んで、特に重要だと思ったのは以下の3つ。
1.メモを取るときは、何かを丸写しするのではなく、自分の理解で、自分の言葉で書くこと。それによって自分の頭を使うことができる(P65〜、P155〜、P171)。
2.メモは記録するだけでなく、書いたことを「問う」こと(P144)。
3.メモする際は、2次情報でなく、1次文献に当たること(P170)。
つまり、メモは備忘録にあらず。知の編集として活かすべきものなのだ。
私は以前からノートやメモが人生を編集すると思い、常にノートとメモを持ち歩いているが、それは暗記するためでも、暗記したものを取り出すためのものでもない。書かなければ知の編集ができないからであり、書かない限り体系的に考えることができないからであり、体系的に考えなければアウトプットできないからである。
たかがメモ、されどメモ。
本書の最後にも書いているが、ペンをとることを習慣にしよう(P265)。
タブレットじゃなくてね。