早朝便で成田に着いて、9時台には定宿にしているシェラトン都ホテルに着いた。アーリーチェックインをさせてもらって、午前中は仮眠した。さすがに睡眠が足りなさすぎる。
このシェラトンの日本庭園と、隣の八芳園の日本庭園が好きすぎて、都内に泊まる時はここに泊まることが多い。そして、庭園を歩く。どちらも大きな庭園ではないので、数分もあれば一周できるのだが、何十分もぼーっとすることもある。稼働し続けている脳や身体をリセットできる。
素晴らしきビュー。
港区にいることを忘れさせてくれる。
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午後、「黒字社長塾」の塾生の社長と定例ミーティング。日本に20着しかない「No Fun, No Life」を着て、ホテルの近くまで来てくれた。ありがとうございます！
今日も数字とにらめっこ。
じっくり数字とにらめっこすると、経営の実態が浮かび上がってくる。課題も、To Doも。それを毎月繰り返していく。それが「黒字社長塾」。
ミーティングの後は、有楽町のガード下で飲んだ。昼間っから。
仕事の後の一杯は最高だねー。
No Fun, No Life！
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森永卓郎著『やりたいことは全部やりなさい』（SB新書）読了。
本の原稿を書く時、「はじめに」（序章）は最初ではなく最後に書く。本書の「はじめに」は2025年1月15日に書かれていた。森永卓郎さんが亡くなる13日前である（2025年1月28日逝去）。
森永卓郎さんの別の本によると、2024年8月に13冊もの執筆依頼が来たが、徹夜での執筆を続けて、すべての書籍を書き上げた、と書いていた。半年で13冊というのは驚異的なスピードである（私は1冊書くのに半年かかる）。亡くなる直前まで原稿に向き合っていたのだろう。
本書は、サブタイトルのとおり、「最後に後悔しない25のホント」が書かれている。
「単なる職人やプロフェッショナルではなく、同時にアーティストであることが重要」（P18）というメッセージは刺さった。
人生には次の３つの選択肢があるという。
�．魯殴織�（お金儲けに邁進する人）
��奴隷（中流を維持すべく社畜になる人）
��アーティスト（資本の奴隷にならない人）
若い時は「ハゲタカ」を目指す人が多いと思うが、いつまでもお金儲けに邁進することは、資本の奴隷である。「アーティスト」とは、好きでやっていることが、たまたまお金になる場合はあっても、そもそもお金を稼ごうとは思っていない。興味を持ったことを何でもやってみることで、知識・教養は深まり、知見が広がり、人生は豊かになっていく。そういう生き方をしていくべきだろう。
多くの人が「何をしたらお金になるか」を基準として生きるようになってしまった。これでは、お金に依存し、人生の主導権をお金に渡してしまっていることと同じ。本来は、「自分がやりたいかどうか」で選ぶべきなのだ（P215）。
「自分がやりたいかどうか」で人生を選ぶべきといっても、それで「食べていけるのか」という考えが思考を止めるかもしれない。しかし、森永氏は、お金よりも大切なたった１つのことは、「まずやってみること」だと述べている（P217）。「絵を描いてみたい」と思っているのであれば、まず描いてみるべきだ。それを繰り返していくうちに「これが私の生きがいだ！」と思えるものに巡り会える（P218）。「お金優先」の価値観から脱し、自分の心が求めるものを探求していけば、きっとお金が向こうからやってくる。
「生きがいのためだけに生きろ」
これが本書の最後のメッセージであり、おそらく本当に最期のメッセージである。
私も、「生きがいのためだけに生きる」という人生後半戦を描いていきたいと改めて思った。
No Fun, No Life！
