chatan

毎日のように海岸沿いを走っているが、日によって水の透明度も波の音も違う。
今日は、最高の透明度、最高の波の音だった。小川のせせらぎのよう。イヤホンを外し、波の音を聞きながら走った。セロトニンが溢れてくる。


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年初に健康診断を受けたのだが、協会けんぽの健康診断だけでは不安だったので、別途自費で大腸カメラの検査を受けた。数日前から食事制限、前日から下剤を飲み、胃も腸も空っぽになったので、検査が終わった時は腹ペコ。

今日くらいは、カロリーとか関係なく、北谷町内で一番行きたい店に行って、好きなものを食べてやる! と、『CoCo壱番屋』(沖縄北谷国体道路店)へ行ってきた。

いまや世界に展開しているココイチだが、世界でココだけ、ハンバーガーが食べられるのだ! おそらく、アメリカ人の来店者数が一番多いのだろう(シランケド)。


CoCo壱番屋


せっかくなので、すべて盛ってる『チキンカツカレーバーガー with ビッグベーコン and チーズソース』をオーダー。


CoCo壱番屋


ベーコン、でかっ!

味はフツーだったが、美味しく頂いた。大満足。

次回はホットドッグを食べてみたい。


ちなみに、検査結果は「異常なし」。ひと安心。


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母親になって後悔してる (新潮文庫 ト 26-1)
オルナ・ドーナト
新潮社
2025-02-28



オルナ・ドーナト著『母親になって後悔してる』 (新潮文庫)読了。

前から気になっていた本が文庫化された。

現代では以前よりも母になるか否か(=子どもを産むか否か)を決めることができる女性が増えているものの、出産や育児を望まない女性は、哀れみや疑念の目を向けられやすく、利己的、快楽主義者といった印象を持たれがちである(第1章)。

「自由な選択」であるはずなのに、自然の摂理に反するとして「正しい選択」を迫られる。

そうやって、自分の意志に反し、出産や育児をしている女性が少なくない(ということが本書からも分かる)。

本書は、母親になったことを心の底から後悔している女性たちを研究した報告書である。そのような女性たちへのインタビューが多く掲載されているが、よくこれだけの「本音」を集めたなぁと思う。もともと子どもは欲しくなかったが同調圧力や社会的意義を理由に産んだという女性もいれば、子どもは欲しかったが良き母になれなかったという女性もいる。過去に戻れるなら絶対に子どもを持たないと言い切る女性も結構多い。ただ、女性たちの後悔は、母になったことであり、子どもに対してではないことは強調しておかなければならない。

本書が書籍化される前に、学術誌に母親になった後悔の声を載せたところ、女性たちへの非難が殺到したらしい(「はじめに」より)。それでもこの「タブー」に切り込み、調査を続け、書籍化したことは(大変な苦労があったと思うが)称賛に値する。

ノンフィクションというより、調査報告書的な内容であるため、読んでいて面白い本ではないが、多様性が求められている今の時代に必要な一冊だと思う。出版後に世界各国から絶賛を集めたというのも納得である。