BKK


早朝便はしんどいが、深夜便よりマシか。
那覇空港への直行便がこの時間しかないので仕方ないが、朝6時半にドンムアン空港に到着。荷物を預けるのも、保安検査場も、全く並ばなくていいことが救いだわ。

8時半にドンムアン空港を飛び立ち、4時間弱で那覇空港に到着。復路は4時間を切る。早い。4時間程度ならLCCでもええかなと思う。

今回のタイ旅行は、なんといってもクラビが最高だった。また必ず行く。気に入った。バンコクはほとんど出歩いていないが、出資先も不動産も視察できて良かった。クラビもバンコクも、あの活気が好きだ。日本のどこにもない熱気。いずれはバンコクで世界最大級のクラブを作って、DJをしたい。バカでかい夢を叶えるにはバカになるしかない。周りから笑われるほどのバカにならなければ、バカげた夢は叶わない。シランケド。


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機内で読んだ本がとても良かった。





”GO WITH THE FLOW”(流れのままに)

私の好きな言葉のひとつだ。
タイトルにも惹かれて、買った本。

著者は、チャンネル登録者数100万人超のYouTuberとあるので、YouTubeを文字起こししたような内容なのかと思ったが、そうではなかった。YouTuberになるために海外に行った訳ではないし、金儲けのためにYouTubeを始めた訳ではない。YouTubeは旅をはじめてかなり経ってから友人の薦めではじめたらしく、YouTubeの話はその程度しか出てこない。

著者は、小学校の時から野球をしていたが、高校生の時に極度の筋トレと減量をした結果、摂食障害となり、プロ野球選手になるという夢を失う結果となり、人生のどん底を味わう。自ら命を絶つことも考えた時に、小学校の時に野球を薦めてくれた父の「いっぺん海外にいったらええねん」の一言で、(ハローとハワユーしか英語を知らないのに)オーストラリアへ旅立つことになる。

そこから現在(出版時点で33歳)まで世界中を転々と旅をし、多くの場所を訪れ、多くの人と触れ合い、文化、宗教などを学び、今に至り、今も旅をされている。本書は、その10年超におよぶ旅と人生の記録であるが、「楽しかった」「美味しかった」といった巷の旅行記とは違い、その旅を通して著者の目線で見た様々な情景が描かれ、そこから感じたこと・思ったこと・考えたことなどが、ありのままに述べられている。特に、第5章「世界を旅してわかった幸せに生きるために大切なこと」はとても良い内容。

長年旅をしても本質的な部分は何も変わっていないが、旅は「新しい目線」を与えてくれ、視野が広がり、見えていなかったものが見えるようになり、自分のことが好きになれた、というくだりが印象に残っている(P242)。

ネットを見ていても世界中の情報は入ってくるが、実際に自分の目で見てみないと分からないものは多い。そして、未知な世界に行けば、必ず視野が広がる。だから旅はした方がいい。流れのまま、行きたいところに行くべきだと思う。人生もまた然り。

Go with the flow.


「発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。」
(マルセル・プルースト 、仏、小説家)