今日という日を待ちわびていた。
母校 関西学院高等部へ、31年ぶり訪問。
高等部は大学に隣接するのだが、卒業して以来、行く機会がなかった。
私が高等部在籍時は１学年の生徒数は約300人であったが、いまは約370人もいるらしい。その大半が関学大へ進学するが、（31年前と同じく）商学部が最も人気が高い。来春も定員上限である75名が商学部に進学する。
今回、高等部長から商学部長へこの75名に向けての特別授業をやって欲しいという依頼があり、この講師として私が選ばれた。私のような非常勤講師が商学部の代表として講義を行っていいのか？？ とも思ったが、大学だけでなく高等部にも恩返しと貢献ができるのであれば断る必要はない。喜んで引き受けた。
高等部の建物に入った時は、もう喜びが全身から溢れていたと思う。
私が陸上部員だった時、顧問だった枝川先生は、なんと高等部長（世間でいうところの校長先生）になられていて、私を出迎えてくれた。31年ぶりの再会だけど、枝川先生も私のことをよ〜く覚えてくれていた。懐かしすぎて笑みが止まらなかった。
特別授業は8時半〜12時半まで4時間。高等部からは、�．妊�スカッションとグループワークを取り入れて欲しいということと、�⊂Τ愽瑤粒慳笋量ノ呂箜悗屬海箸琉婬舛鯏舛┐突澆靴い箸いΔ海箸世韻鯏舛┐蕕譴討い拭�あとは、雑談もたっぷり入れていいので、好きなことを喋って欲しいと。余裕のヨッチャン。
話の内容は省略するが、あっという間の４時間だった。自分でいうものナンだが、高校生にとっては相当刺激になっただろう。テンションが爆上がりした人もいるだろう。公認会計士を目指してくれる人も増えたと思う。限られた時間でやれることはやった。
枝川先生、他の高等部の先生、商学部長も聴講してくれていたが、皆様とても感動されていたことが嬉しかった。枝川先生からは「内容、話し方、すべてにおいて見違えるほどカッコよくなっていた。驚くことばかりだった」と嬉しいコトバを頂いたし、高等部の先生からも「生徒達の目はキラキラしていました。強烈に刺激を受けたと思います。出席した生徒の将来は大きく変わると感じました！」、「私も学ばせて頂きました。至福の時間でした。一流の方から生のお話を頂けたことで社会の見方が変わりました。本当にありがとうございます！」というコトバを頂いた。私にとっても至福の時間だった。
授業後も多くの学生から質問攻めに合ったが、ひとりひとりお答えした。その間も枝川先生は待ってくれていた。
最後に記念撮影。
（※ 許可を得て掲載している）
ちなみに、この青いTシャツは商学部のTシャツなのだ。
商学部でも持ってる人はほとんどいないと思うが。
枝川先生は（お忙しいはずなのに）授業後に学内を案内してくれた。懐かしの礼拝堂も。ここに週に何度か全校生徒が集まるのだ。色んなことが思い出される。人生で一番楽しかった時期だ。タイムスリップできるのであれば、この時期に戻りたい。それくらい私の人生にとって大きな３年間だった。
最後に枝川先生の方から「LINE交換しよう」と言ってくれた。校長からのまさかの申し出。LINE交換した後、校舎の外まで見送ってくれた。
夜、枝川先生からLINEが届いた。今日の御礼と、来年も来て欲しいという内容だった。あと、実は沖縄に行ったことがないので退職したら行くからと。来年の講義も、沖縄で一緒に飲める日も、どちらも今から楽しみでしかない。
今日という日は忘れないだろう。
人の縁に感謝。
点と点は未来で繋がる。
