沖縄から伊丹空港へ。伊丹空港から三宮へ。

那覇は30℃、伊丹空港に着いたら19℃。飛行機を出た瞬間に「SAM !!」とシャウトした。夜は13℃まで下がった。さすがに1日17℃の気温差はこたえる。体感温度は氷点下。身体の芯から冷えた。

沖縄では11月頃までTシャツ1枚で過ごすことができるし、年間通してセーター類を着ることがないので、衣替えをする必要がないのだが、そろそろ関西出張に備えて冬物を出さなければ風邪引くわ。


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三宮の行きつけの肉割烹料理店『申虎』へ。
寅年のご主人と、申年の奥様で営んでいる。だから『申虎』。年齢バレてるやん。


申虎

今日のお肉はこちら。
◯◯県産の◯◯牛って説明を受けたけど、忘れた…。



申虎

大学のゼミの同級生であり、一緒に関学の非常勤講師をやっている三宅由佳さんと。
8月の夏期集中講座を一緒にやり遂げた打ち上げと、先日の三宅さんの日本舞踊の成功のお祝いと、今月の三宅さんの誕生日のお祝いを兼ねて。おめでとう!



申虎

肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉・・・のALL肉料理のフルコース。
いつも最後はステーキと肉カツなんだけど、今日は三宅さんの誕生日ということで、大将が牛肉でハンバーグも作ってくれた。バリウマだった。

美味しいジンファンデルも頂いた。ここに来ると幸福度が上がる。


ブルドーザーのように仕事をしまくっている三宅さんでも思い通りにならないことが多いようで、草刈りのような仕事しかしてない私が言うのもナンだけど、ブルドーザーは急旋回ができないんだから、一旦スピードを落としてから、ハンドルを切ればいいのではないか。人生は川の流れのようなもので、自然の流れに身を委ねたら、ベストなタイミングで、ベストな場所に流れ着くものだと思う。そこで抗うから、川底の障害物に引っかかったり、ウロコが傷だらけになる。鮭だって遡上したら死ぬんだから、抗ってはダメだ。

三宅さんのベストなタイミングは2029年なのよ。関学が神戸にキャンパスを開校する。100年ぶりに開学の地 神戸の王子公園に新キャンパスを作り、そこに三宅さんの研究分野である既存学部が移転する。あと5年、深く根を張れば、誰もあなたの才能を放っておかぬだろうよ。

シランケド。




申虎

阪急三宮駅前の「パイ山」は取り壊され、こんな公園に変わっていた。寒すぎて素通り。

今日はホテルではなく西宮のマンションにステイ。熱湯風呂に浸かって身体を温めた。授業、セミナー、収録が続くので、絶対に風邪だけは引けない。寒暖差が激しい時こそ、体温を下げないようにして、たっぷり寝るに限る。


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三宅つながりで三宅香帆著『ずっと幸せなら本なんて読まなかった』(幻冬舎新書)を読了。2019年に刊行された書評集『人生おたすけ処方本』を改題して新書化したもの。

三宅香帆さんの書評集『人生を狂わす名著50』(2017年刊行、デビュー作)は、ホントに人生を狂わせられた傑作であるが、それに比べると『すっと幸せなら〜』はトーンが下がる。ただ、この方の文章力はすごい。こういう書評が書けるのは才能だと思う、私が努力してもマネできんが、参考にはなった。

書を評することによって、人々の心を動かすって、ステキなことだ。私も多くの人の心を動かすような書評を書き続けたいと思う(書評インスタもフォローお願い致します)。




人生を狂わす名著50
三宅香帆
ライツ社
2019-01-25