今日もいい天気。
いつもと違うコースをジョギング。
東京から友達ファミリーが『和さびや』に来てくれた。
このファミリーは、私が北谷に移住してからの1年半の間に3回も会いに来てくれている。毎回毎回家族旅行に同席するのもナンなので、今日は挨拶のみにして退席した。美味しい料理と美味しいワインをお楽しみください。そして沖縄を楽しみ尽くしてくださいませ。
------
大田嘉仁著『運命をひらく生き方ノート』(致知出版社)読了。
なんと、著者の大田嘉仁さんは、稲盛和夫氏と同じ鹿児島県薬師町生まれ。新卒で京セラに入社し、稲盛氏の秘書になったり、京セラの役員になったり、JALの会長補佐を務めたり、すごいキャリアの方。
稲盛和夫氏の側近として稲盛氏の会話・教えなどをノートを取り続けたら、その数、約60冊になったらしい。本書は、その秘蔵ノートから稲盛氏の言葉をピックアップし、編集したもの。
そんな本、買わずにはいられない。
「生き方」「働き方」「考え方」…など、これまで上梓された稲盛氏の本の多くを読んできたので、敬天愛人、因果応報、動機善なりや、心を高める経営、成功方程式などなど既知の話も多かったが、改めて類稀なるすごい経営者だと思う。
特に感銘するのは、人(社員)を幸せにしたいという強い想い。稲盛氏の根底には、まず「社員を幸せにしたい」という強烈で持続的な願望を持ち、その願望を実現するために事業があるという考えがある(P108)。事業で成功したら、社員にその一部を還元し、それが社員の幸せにつながるという考えではない。いま風のコトバで言えば、まず社員のWell-beingを高め、エンゲージメントを高め、充足感(fulfillment)を高める。それが結果として事業の成功に繋がる。
実際に社員のエンゲージメントを高めることにより、生産性・創造性・効率性だけでなく、収益性も上がり、離職率は大幅に下るという調査結果もある(※1)。「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という経営理念を随分前から掲げている稲盛氏の「生き方」「働き方」「考え方」に改めて尊敬の念を抱く。
(※1)P175参照。さらにはユベール・ジョリー著「THE HEART OF BUSINESS」を参照