今日(9/14)台風が沖縄本島に上陸する予報だったが、起きたら晴れていた。奄美の方に反れた。
会計士試験の受験勉強仲間でもあり、KPMGの同僚でもあるYさんが、今日奥様と沖縄に遊びに来てくれた。飛行機が欠航になるんじゃないかと心配したが、運航してくれた。Yさんが沖縄に来る時はいつも雨なので、今日は晴れて良かった。
Yさんは『和さびや』に出資もしてくれた。今日、私も客として初めて『和さびや』へ行ってきた。
18時、タクシーで『和さびや』に向かい、私もYさんもビックリする光景を見てしまった。『和さびや』の前にある駐車場(9台分)がほぼ満車だったのだ。店内に入ってもっとビックリ。ほぼ満席だった。開店して5日目。広告を出した訳でもないのに、皆様、どっから来て頂いたの?? Yahooが取り上げてくれた効果なのか、目立つ場所で2ヶ月以上も工事していたから気にして頂いていたのか、お祝いの花が並んでいるので覗いてくれたのか、よく分からんが、とにかく嬉しい悲鳴だ。家族連れも多かった。
今日は、刺身舟盛り、焼枝豆、山葵豆腐、ゴーヤチャンプル、あぐー豚、和牛ステーキ、寿司を頂いた(舟盛りは要予約)。あと、ワインを白赤1本ずつ。手前味噌だがすべて美味しい。
デザートで黒糖ティラミスを頂いたが、これは絶品。
メニューは三宮店とは異なるため、今日初めて食べたものが多かったが、美味しかった。
満腹。旧友との気のおけない時間。楽しい時間だった。
Yさん、出資&ご来店、ありがとうございました!
またぷらっとお越しください。
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発達障害・複雑性PTSDの第一人者 杉山登志郎著『トラウマ』(講談社現代新書)、読了。
医学知識がなければ全てを理解するには難しい本であるため、私が関心ある箇所のみ、私の言葉で、備忘録的に書いておく。
我が国のトラウマに関する診断は、症状リスト(チェックリストのようなもの?)に該当するかどうかだけで診断する(これを「カテゴリー診断」と呼ぶ)。「カテゴリー診断」は、それ自体が曖昧なため、拡張して適用されがちで、本来であれば治療対象にならない方まで精神疾患と診断されている。今日、発達障害の診断が明らかに増えている理由はこれ。メガファーマ(大手製薬会社)はこの診断の拡張を最大限利用して医薬品をどんどん売り込んでいる(P35参照)。
また、「発達障害」にも重度から軽度まであり、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)といった「正常からの偏り」があるという症状は、必ずしも医学的治療が必要でない方が少なくない。なお、精神科医等を受診する児童の9割が、ASDやADHDが占めている(P44参照)。
すごいことだ。精神疾患でない方に病名を付け、医学的治療を行ったり、薬を処方したりしているというのだ。
ただ、本書で取り上げている発達性トラウマ症、複雑性PTSDといった「重い症状」の場合は、特別な心理療法(トラウマ処理)が必要となる。これらの症状は、大地震のような1回だけの怖い体験からくるトラウマ(これを「単回性トラウマ」という)ではなく、虐待、DV、戦争、強制収容所といった長期間にわたる大変に怖い体験が繰り返されたことによって起こるトラウマであり、「トラウマ処理」が必要となる。本書の後半は、この「重い症状」における「トラウマ処理」に関する説明であり、私には理解できない内容が多かったが、「重い症状」のこころの傷というものがカウンセリングなどでは治癒できないものであるということはよく分かった。
以前紹介した『心の病気はどう治す?』 (講談社現代新書)はとても分かりやすいのでオススメ。