台風上陸予報3日前。
一応、水や食料を買い込んだが、今回も反れそうな気がする。なんとなく。
今日も良い天気。9月に入ってから気温は30℃くらい。走りやすい気候になってきた。
サンゴが白化しているのが気になる。先日拝聴した田中律子さんの講演でも言ってたが、水温が30℃以上になるとサンゴは白化してしまう。台風が来ると水温が下がるため、サンゴにとっては定期的に台風が来るのはいいことなのだ。今年はまだ上陸していない(と思う)。
新店舗『和さびや』には続々とお祝いが届く。「翌日には届くと思ったんだがムリでしたー」というパティーンかな。本州からの宅配は、翌日に届くこともあれば、1週間経っても届かないこともある。それが沖縄。
昨日も今日も多くのお祝いを拝受致しました。ありがとうございます!
公認会計士の大先輩からも。お手紙を添えて。恐縮です。
今日も東京から友達が遊びに来てくれた。YouTube Liveで限定発売した「No Fun,No Life」のTシャツを着て来てくれた。たまたま私もそれを着ていたので、仲の良い夫婦かなんかと間違われただろうけど、せっかくなので仲の良い夫婦のようなカットで記念写真。
夜は一緒に沖縄に来ているご家族と「和さびや」へ行ってくれた。
食事が終わった後、LINEをくれた。何を食べても美味しく、たくさんサービスをしてくれた上に、食べ盛りの子供たちのリクエストでメニューにない白飯を3杯も出してくれ、オーナーシェフ鷲野さんが挨拶にも来てくれ、旦那さんも満足してくれ、感動いっぱいの時間を過ごすことができた、という内容だった。子供たちも、沖縄滞在中で一番美味しかったのは「和さびやのお肉」と言ってくれていたらしい。特に「タンシチュー」は最高だったと。
嬉しいの100倍。
「タンシチュー」は私も最高だと思う。Must try it !!
「和さびや」は開店してまだ3日目だが、連日ほぼ満席で、幸先良いスタートだと思う。予約も続々と頂いており、先はクリスマス・忘年会シーズンまで予約が入っている。嬉しい限り。
リピートしてくれる方が増えるまで安心できないが、コツコツやっていくのみ。
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トリドール創業社長 粟田貴也著『感動体験」で外食を変える ー 丸亀製麺を成功させたトリドールの挑戦』(宣伝会議)、読了。
約40年前の1985年、兵庫県の加古川市に焼鳥店「トリドール3番館」を開店。2000年に「丸亀製麺」1号店を出店、2006年に東証マザーズに上場。当時、神戸でコンサル屋をやっていた私は、「えっ!? 焼鳥屋が上場!?」と首を傾げたのだが、いまでは約20の飲食ブランドを世界28カ国の国と地域に1979店舗展開する(2024年6月現在)グローバルフードカンパニーとなった。売上高は1838億円(2023年3月期)。時価総額は約3000億円(現時点)。
なぜここまで成長できたのか。本書を読んで感じるのは、粟田(あわた)社長の環境変化への対応力にあると思う。私は、拙著『「社長」の本分』において、社長業とは「環境変化対応業」である、と書いた。環境変化に対応できないものは淘汰される運命にあることは歴史が証明している。粟田社長は、鳥インフル、コロナ、高齢化、少子化といった環境変化にうまく対応し、柔軟に自らを変化させていった(会社の成長に合わせて経営理念・ビジョン・ミッション等も変えていっている)。環境変化への対応の際に、消費者のインサイト(=消費者の購買行動につながるお客様自身も気づいていない動機)を読み取り、それを業態・商品・サービスとして世に出していった。その成功例のひとつが、目の前で製麺しているところを見て、打ち立てのうどんを食べることができるという「体験」を提供した丸亀製麺である。
しかし、粟田社長自身は、トリドールがここまで大きくなれた要因として、別のものを挙げている。1つは、「感動体験」をビジネスの中心に捉え、チェーン化してもその根幹を変えなかったこと、もう1つが、「人」こそが最も従業な強みの源泉であり、「働く人の幸せ」を主軸においた経営改革に取り組んできたこと。それぞれについては、1つの章を割いて説明してくれているが(第3章・第4章)、「働く人の幸せ」への取り組みをまとめた第4章はめちゃくちゃ勉強になったし、人的資本経営が求められる今日においてとても参考になると思う。
飲食業界は、顧客価値に直接繋がる店舗や店舗スタッフへの教育には経営資源を割くものの、本社やバックオフィスの人材開発等には一切カネをかけないというところが少なくない。トリドールは「グローバルフードカンパニー」に相応しい投資を怠らずに成長してきたことが本書から伝わってくる。
私も幾つかの飲食店の投資をしているため、本書は大いに参考になった。これからも本書にかかれていることをなぞりたいと思う。