翌朝。いい天気。
朝食ビュッフェがとても美味しかった。洋食、和食、琉球料理…と食べ尽くした。「もう3日くらい何も食べなくていい」というくらい満腹になった。
チェックアウトまでプールサイドでぼんやり過ごした。ほぼ貸切状態。
12時にチェックアウトして、直帰。
12時5分には自宅で洗濯機を回してた。
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ホンマに3日くらいファスティングしようかと思っていたのだが、こういう時に限って連絡が来るんだよね。「今日ヒマですか?」「毎日ヒマやで」「メシ行きませんか?」「行こか」とね。
グルメな友達がめちゃくちゃ美味しい焼肉屋に連れて行ってくれた。不思議なもので、店に入ると腹が減るもんだ。食った食った。〆の冷麺まで食った。めちゃくちゃ美味しかった。
我ながら、胃袋が底なしでビックリする。
さすがに明日からファスティングしようかと思ったところに、「サーティワンのタダ券あるので、行きますか?」と提案を受けた。「行こか」と返事。ブルーシールの主戦場にサーティワンがあるんやね。沖縄に来て初めてのサーティワン。1000円分のタダ券を使い切りたいというので、ダブルを頼んだが、ペロンと食えるもんだね。どんな胃袋をしてるんだ。
一度でいいからギャル曽根と食事がしたい。競ってみたい。夢リストのひとつ。
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元リクルートの社員で、東京都初の中学校の民間人校長となった藤原和博さんの『学校がウソくさい』(朝日新書、2023年)を読了。
本書の冒頭にこんな質問が書かれている。
「あなたにとって小中学校から高校までに先生から直接習ったことは、全人生で学んだことを100とした場合、何%くらいでしたか?」
私は「1%」と答えた。限りなく「0%」であるが、反面教師というコトバもある。下らない教育者から学んだこともある。
著者が実施した100人調査の結果は、全国平均で約2割(都心は約1割、地方は約3割)だったらしい。ちなみに、起業家やイノベーターを多く排出することで評判のリクルート出身者は「1%以下」と答える傾向があるとのこと(P9〜、P13〜参照)。
小中学校の不登校児童者数が29.9万人(2022年)と驚異的に増えているが、著者 藤原和博さんは潜在的にはこの10倍〜20倍の不登校生徒がいるのではないか、と述べている。小学校から高校までの児童生徒数は1200万人強いるので、4人に1人の300万人位は「ウソくさい」学校に息詰まる思いをしているのではないだろか(P4参照)。
本書は、民間人校長をされた経験等から、学校のウソくささと教育改革の提言をまとめたもの。
様々な角度から学校のウソくささが述べられているが、日本全国1000万人以上に児童が朝8時半に着席して教科書を持って勉強するという「一斉授業」というスタイルが、現場では既に機能不全になっているという点が根本的な問題ではないかとも述べられている。
いまやYouTubeやスタディサプリなどで超一流講師の授業を聴くことができるし、N校のような通信制高校もある。ChatGPTから学ぶこともできる。しかも、自分の学力に合わせ、自分のペースで学ぶこともできる。なぜ朝8時半に学校に行って、「一斉授業」を聴かなければならないのか。そうやって50年間やってきたから? 協調性が必要だから? それがウソくさいんだよ。
学校教育法に教科書使用義務なるものがあるらしいが(同法第34条第1項)、YouTubeやオンライン授業を否定するものではない。学校教育をDXすることによって、授業のウソくささも、教員不足も、不登校も、あらゆるものが解決できる可能性があるのに、いまの現場ではスマホの持ち込みすら禁止しているところもあるという有様。
国語、算数、理科、社会…のような知識詰め込みの一斉授業が古くさくてウソくさいのは言うまでもなく、考える力(思考力、情報編集力)を身につけるような授業へシフトすべきであることも本書で述べられているが、本書が類書と異なるところは、教育現場にAIやDXを持ち込むべきという提言をしているところだ。私は全校を「N校化」すればいいと思っているくらい、既存校に意味を感じていないのだが、旧態依然としたこの国の学校、文科省、教育者が変わるには一体何年かかるのだろうか。学校に通学する児童がいなくなるまで変わらない気もするが…。