英会話教室で知り合ったばかりのWさんファミリーがワシントンに異動となり、仲間達で送別会を開いた。また1年後には日本に戻ってくるらしいが、We miss you だ。我々日本人にとても丁寧に英語を教えてくれ、日本語も熱心に勉強してくれ、最高のbuddyだった。
米軍の方々は基本的に3年で異動する。新たな出会いもあれば、寂しい別れもあるが、Come back to Okinawa!
Wさんの希望で北谷の琉球居酒屋で送別会を開いたのだが、ここの居酒屋は米軍の人たちの要望に応じて、ラーメン、うどん、そば、寿司、味噌汁…とメニューを増やしていったらしく、琉球料理店ではなくなってしまった。けど、米軍関係者に大人気のお店となり、今日も我々以外はほぼ全員米軍関係者だった。
で、彼らは真っ先にラーメンを頼む。「〆」というコトバを知らんらしい。私の隣のSも、まずはラーメン、白ご飯、味噌汁を注文。なんやねん、その組み合わせ。まぁええけど。
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この夏、31年ぶりに英会話教室に通いはじめ、「リハビリ」を続けていたが、なんとなく勘を取り戻してきた。英会話教室といっても、米軍の人たちと1〜2時間もペラペラと喋ってるだけなので、勝手に鍛えられていった。
リハビリ中に中山裕木子さんという方の本を読んだが、これはめちゃくちゃ良かった。
日本人が好む受験英語のような難しい構文を使って喋ろうとしなくても、3語(S+V+O、主語+述語+目的語)で通じる。つまり中学英語で通じる。
まず「3語の英語」を使いこなし、それを組み立てていけば、伝わる英語が話せるし、書ける。いや、むしろ、難解な英語にこそ、平易な英語の組み立てのスキルが必要なのだ。これが著者の思想であり、他の中山さんの本も同じ思想で書かれている。
この「中山イングリッシュ」の素晴らしいところは、SVOOやSVOCの構文は使わなくていいと言い切り、受動態すらも減らしていいと言ってくれているところ。極力シンプルな英語を「組み立てる」(型に落とし込む)のだ。
ポイントは、S(主語)の後のV(動詞)。基本はいつも「Use Verbs!(動詞を活かそう!)」。「組み立てる」→動詞を活かす→時制を変える、ということを意識するだけで知らん間にスピーキング力が上がる。ヒアリング力もリーディング力も上がる。
上の「白本」を活かすために、100個の英文を紹介してくれているのがこの「黄色本」。これで「型」を覚え込めばいい。
上の「白本」と「黄色本」を合体させたような本が『シンプルな英語』という新書本。新書なので読みやすい。英語を喋れるようになるためには、身の回りのことや自分のことを説明する英文を組み立ててストックすることを薦めてくれている(P36)。
私はこのストックを、「中山イングリッシュ」の教えに従い「3語の英語」でノート数十ページ分作った。なので、会話に困ることはない。
日記を英語で書くのもいいと思う。
そうやって自分のことを英語で喋れるようにして、会話の主導権をこっちに持ってきたら、相手が言ってることが分からん…となることも減る。
英語でコミュニケーションをしたいと思っている方は、「中山イングリッシュ」は超オススメ。
最近発売された中山裕木子さんの新刊書もオススメ。
「組み立てる」(型に落とし込む)ということを学んだら、次は(本書のタイトルの通り)「言いかえ」を覚えれば、コミュニケーションのvariationは何十倍にも増す。本書に載ってる英単語を丸暗記すればいい。
ということで、TOEIC満点や英検1級を目指すのではなく、フツーにコミュニケーションをしたいのであれば、「中山イングリッシュ」で十分かと。ベストセラー&ロングセラーになっている「Junp Start」や「瞬間英作文」も同じ思想で作られた本じゃないかと思う。
easy peasy lemon squeezy!!