夏期集中講座(2日間集中講座)の2日目。
「成功する経営者と成功できない経営者の違いは何か?」について学生に考えてもらい、発言してもらった。確固たる経営理念があるかどうか、人を束ねる力があるかどうか…といった意見もあったが、ある学生が「1つのことに執着できる力があるかどうか」と答えてくれた。持続力、継続力と言い換えることもできる。日本を代表する経営者は、10年、20年、30年と同じことに打ち込んでいる。先日、ユニクロが創業40年を迎えて感謝祭をやっていたが、柳井正さんはユニクロ創業の13年前からファーストリテイリングの前身の会社(小郡商事)で働いているため、53年も継続してアパレルの事業をやっていることになる。世界や日本を代表する巨大企業が売上高1兆円、100万ドルを超えるのにも、大半が20年以上かかっている。つまり、事業で成功するめには(儲けることよりも)継続できる情熱があるかどうかの方が大切なのだ(詳細は拙著『社長の本分』P243〜を参照)。
では、自分が10年、20年、30年と継続できる情熱はどこにあるのか。これが、教科書的にいえば「内部環境分析」といわれるものである(詳細は拙著『社長の本分』P38〜を参照)。今回の講義では、ここにおもいっきり時間を割いて、全学生に自分の才能の原石を見付けてもらい、自分がホントにしたいことを掘り起こしてもらった。この世に、弱みが強みになった人なんていない。自分の強みを磨き続けることで、その分野のNO.1になることができ、それが世のため人のためになれば、結果として富を得ることができる。富を得ることを目的に事業をしても、世のため人のためになるとは限らないし、まず継続することはできない。
2日目の今日は、全学生に「自分らしさ」のあるビジネスシナリオ造りに没頭してもらった。全員が素晴らしいシナリオを描いてくれた。彼らの潜在能力には私も三宅先生も驚いた。社会人にも同じワークショップをやってきたが、社会人顔負けの素晴らしいビジョンシナリオを描いてくれた。昨日も書いたが、「今すぐ起業したら??」と思うようなアイデアを出してくれた学生も何名かいた。起業は早めにやるべきだね。老兵には勝てないものを持っている。
授業の最後は、グループごとに、ワークショップの成果発表(プレゼンテーション)を行ってもらった。自分自身で事業を考え、それを自分の言葉で発表するというのは、すごくいい学びだと思う。
MVPのIさんには全員の前でもプレゼンテーションを行ってもらった(上の写真)。グループでのプレゼンはラフな気持ちでできたが、全学生の前でのプレゼンはすごく緊張してうまく伝えられなく、悔しい気持ちになった、と言っていた。が、これも大事な学びだと思う。
授業後、「本当におもしろい授業だった」(3年生女性)、「感動レベルでした」(4年生女性)、「起業してみたいという想いが強まりました」(1年生女性)、「自分と向き合う機会がありとても良かった」(2年生男性)、「この2日間はとてつもない経験でした」(1年生女性)、「私たち学生の考えを全力で肯定してくださり、その上で的確にアドバイスしてくださったことも、学ぶことが多かった」(3年生女性)などなど、たくさんの嬉しい感想を頂いた。
私と三宅先生の恩師 平松一夫先生から何度も言われてきたのが、「教育とは、知識ではなく、インスピレーションを与えること」ということ。この2日間、学生達に多くのインスピレーションを与えることはできたと思う。限られた時間であったが、やれるだけのことはやりきった。
この2日間の経験・体験が、彼らの「無形資産」となり、夢に生きるキッカケになってくれたら嬉しく思う。
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授業後、学生と食事に行った。
春学期の授業も受講してくれていた2年生の学生。
春学期の最終授業の後に開催した食事会に参加する予定だったのだが、前日、泣きそうな声で電話をくれたのだ。「先生、バイトと授業を詰め込みすぎたのか、体調がすぐれなくて…。これから期末試験が続くのでどうしようかと思って…」と。食事の機会は別途作る約束をして、その時は食事会を休んでもらった。
で、今日、約束を果たした。「先生の行きつけの店に連れていってほしい」というので、彼女の自宅から一番近い行きつけのレストランに行ってきた。先月20歳になったばかりというので、ビールとワインで乾杯した。
春学期の授業の時も彼女とは密に対話をしてきたが、今日もじっくりと対話をすることができた。親子ほどの年の差だけど、私が学ぶことも多い。とても有意義な時間だった。
月・火・水と3日続いたセミナーと講義はこれにて終了。
台風直撃の予報が大きくハズれてくれたので、何の影響もなく開催できて良かった。楽しい3日間だった。夏休み期間中にも関わらず受講してくれた学生さんに感謝。三宅先生にも感謝。













