今日、那覇から伊丹へ移動し、梅田の焼肉屋へ。
土曜日しか休みが取れない義弟の予定に合わせて、家族が集結し、私の誕生日会を開いてくれた。
いつも通りの家族の集まりのようで、なんの違和感もなかった。
が、実は私の家族（父母妹の4人）がそろったのは二十数年ぶりではないだろうか。
私が高１の時に両親が離別し、その悲しさや辛さを紛らわせるためにクラブとバイトに明け暮れた。妹はどっか行ってしまった。知らん間に家族がバラバラになった。かつては「世界一幸せな家族」だとマジで思っていたのだが、あっけなく散った。
妹とは数年（10年以上かも）会っていない時期もあった。それが、ひょんなことから3年前に妹と食事をし、そこからバラバラだった家族とまた連絡を密に取るようになった。今日、父と妹夫婦だけが来るのかと思っていたが、「誕生日会のために沖縄から何往復もするのは大変やろ」と父が母を呼んでくれたようだ。
二十数年ぶりに集結したが、「乾杯！」ってするのは初めてかもしれん。もうこんな日が来るとは思わんかったが、初めてという感じでもなかった。初めてではないのだろう。
49年も生きて、焼肉を食べた後にすき焼きが出てきたのは初めてだ。そんなコースがあるのか。
満腹中枢が麻痺している私も、最後のシャーベットが入る隙間もないくらいに内蔵が破裂寸前だった。誰も完食できず。
お食事も満足だったが、こうやって家族そろってお祝いをしてくれたことの方が何百倍も満足だわ。
理由もなく会えるのが友達。
理由がないと会えないのが知り合い。
理由があっても会おうとしてこない人は他人。
理由を作ってでも会いたいのが好きな人。
理由がなくても会うのが家族、守るべき人、大切な人。
大切な人を大切に。
大切な人の関心を大切に。
大切な人との時間を大切に。
そして、自分の感情を大切に。
