okinawa

沖縄に戻った。
大学の授業が終わると夏休みのような気分になり、文庫版でも入手した『百年の孤独』を読みながらぼんやりしたい気分だが、そうも言ってられん。

期末試験は昨日のうちに採点したが、総合評価をして、システムに入力するのに膨大な時間がかかる。しかも、この作業、かなり切ない。他者を評価することが好きではない(というか嫌い)なのに、学生一人一人の顔を思い浮かべながら点を付けなければならない。その中には、もう会わない(会えない)人もいるかもしれないと思うと、寂しさがこみ上げてくる。


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昨日も書いたが、期末試験の際に、「時間が余ったら裏面に授業の感想を書いといて」と伝えておいたのだが、大半の学生が裏面にもぎっちりと何かを書き込んでくれていた。どんな手紙よりも嬉しいラブレターだ。

この授業を履修して本当に良かったなと思います。そして武田先生にお会いできてとても良かったです。私は春学期の授業の中でこの授業が1番大好きで、月曜日という週の初めだけど、毎週月曜日が楽しみでした。春学期全部出席したのも、必修(科目)の語学と、この会計学特論だけです。というくらい絶対にこの授業だけは出たいと思わせてくれた授業でした。ありがとうございました。

お伝えしたいことはたくさんあるのですが、この授業でとても印象に残ったことを2つあげます。

まず1つ目は、やっぱり会計はおもしろいなと思ったことです。
(略)
2つ目は、”やりたいことは全てやれ” という言葉です。
私はどこかで「会計士の勉強を優先しないといけないから◯◯はできない」という思いをもちながら過ごしていました。しかし、その言葉を聴いた日から、この思いは言い訳にすぎず、もっとやりたい、挑戦したいと思ったことは全てやろうと決めました。私の今の目標は、大学在学中にバンコクに行くことです。あと語学が好きなので英語の勉強を頑張りたいです。

春学期間、本当にありがとうございました。(商学部2年女性)

kwanseigakuin


私は武田先生の授業を聞いて、初めて関学に来て良かったと思いました。少し愚痴のようなものになってしまいますが、大学の授業は何も面白いと感じるものが無く、武田先生が仰っていたただ知識をインプットさせる授業ばかりでした。しかし、武田先生の授業を初めて受けた時に衝撃を受けたことを今でも覚えています。その夜、家に帰った時に、母に「こーいう先生が大学におってすごいタメになる授業してくれるねん」って話したほどです。

私が武田先生の言葉の中で記憶に残っているのは、「会いたい人に会いに行け」という言葉です。(ソフトバンクグループの)孫社長の話も織り交ぜながらその説明をして下さって、その時私はすごく感銘を受けました。いつも自分に言い訳をして、やりたい事をしてこなかったのですが、この言葉で自分が思いついたらなんでもやってみようと思えました。
(略)
秋学期も武田先生の授業が開講していたら絶対とります!(商学部4年生男性)

kwanseigakuin


以下、裏面から一部抜粋。

春学期の間、ありがとうございました。
私はこの授業で、卒業後に私がやりたいことの背中を押してもらったと勝手に思っているため、とても感謝しています。(中略)この授業で、留学に行ったほうがいいという話や、お金ではなく自分が頑張りたいことを極めたほうが良いという話など、多くの話を聞かせて頂き、就職をせず、オーストラリアに行くことを決めました。
会計の内容だけでなく、将来の自分の生き方を考えることができる授業は初めてであったため、卒業する前に受けることができて運が良かったと思います。
ありがとうございました。
(商学部4年生男性)

武田先生の授業を受けて、自分のマインドがとても良い方向に変わったと感じます。
授業の冒頭で、生徒からの質問にフィードバックする時間がありましたが、本当にたくさんの知見を得ることができました。意外とみんなが思っていることは同じだったり、「そういう考えもあるのか〜」と「異見」を吸収することもできました。
また、会計の授業については、知識を詰め込むだけの授業ではなく、分かりやすく理解できるように実務の世界を教えてくださり、自分が会計士や経営者になったかのように思えるような内容でした。
(略)
今学期の授業、ありがとうございました。大学の授業の中で一番おもしろかったです!
(商学部2年生女性)

私は、今まで生きてきた中で、1番いい授業だと思いました
(略)
私の母も、ある大学でコーチングを学びに行ってます。夕食時に、私は先生の授業の話を、母はコーチングで習ってきたことを共有するのですが、私は今、その時間が一番好きです。(後略)
(商学部2年生女性)

今学期も毎週沖縄から私たちのために授業をしに来てくださり、ありがとうございました。昨年の秋学期から履修させて頂いていましたが、今学期はさらに先生とお話しできる機会が増え、とても幸せで充実した春学期でした

先生の「会いたい人には会いに行け」という言葉が、私にとっては一番印象的な言葉です。(略)会いたい人の一人目が武田先生で、勇気を出してメールをしてみて本当に良かったと思っています(注: このメールがきっかけで一緒にランチをしたことがある)。行動自体はとても小さなことかもしれませんが、それまでの私にとっては、大学生活の中で1番ナイス! な行動だったと思います。(略)
私も、武田先生のように、いつも色んな人にとっての憧れであり、心の支えであり、笑顔が素敵な、そんな人になれるように、日々自分と向き合い、哲学し、深みのある人間へ成長していきたいです。
(商学部4年生女性)

実務家として働かれている先生の話、自分の知らない世界の話、5分後には何を話してるか分からない授業に関心を持ち、積極的に出席できました。会計に関する話だけでなく、人生観、生き方に関するアドバイスを頂き、自分の人生が深くなりました。大学でこのような授業を増やしてほしいです。
(商学部4年生男性)

先生の情熱に圧倒され、生きることへのモチベーションが高まる時間を過ごせました
(商学部4年生女性)

私の目を見て「◯◯さん」と名前を呼んで下さったことがあったのですが、沢山の生徒がいるのに名前を覚えてくれていたことがとても嬉しかったです。
(商学部3年生女性)

先生の生徒一人一人に向き合うとしている姿勢が伝わってきました。(略)熱い想いを後輩である私達に届けて下さったことを本当に感謝したいです。
(商学部4年生男性)

こちらこそ感謝です。

これからも、御縁ある人の人生を変えるようなインスピレーションを与えていける教育者で在り続けられるよう、自分を磨いておこうと思う。