この時期、週末の沖縄→伊丹便は満席なのに、平日の伊丹→沖縄便はガラガラ。コロナ禍を思い出すほど乗客がいない。ANAもJALも1日2便しか飛ばさない訳だ。
いつもは通路側しか座らないけど、誰もいないので窓側に座って、久しぶりに外の景色を楽しんだ。
伊丹→沖縄便は、四国南部から九州東部を通って、奄美諸島から沖縄本島へ向かってくれるので、雲がなければ眼下には島が見える。ほんやりと眼下を眺めているだけでも楽しい。
上の写真は沖縄本部界隈。手前が水納島、その奥が瀬底島。さらにその奥が沖縄本島。
これが沖縄最大の米軍基地、嘉手納。こうやって見ると、とんでもなくデカイね。この嘉手納基地から連日米軍機が飛び立つのだが、よく民間機とぶつからないもんだ。いつもこの海岸沿いをジョギングしている。
自宅に帰ったら日が暮れ、花火があがった。
今日は、北谷のヒルトンが開業して10周年を迎えたということで、お祝いの花火。
北谷町役場で、昔の北谷町の上空写真を見たことがあるが、10年前の北谷町って、空き地だらけなんだよねー。「こんな場所に誰が来るの？？」ってところにアメリカンビレッジを作って、ヒルトンができたんだから、両社の先見性には敬意を表するよ。
ちなみに、これが約14年前（2010年）の北谷町（※ 写真はネットから拝借した）。アメリカンビレッジが開業する前で、商業施設が全くない。真ん中の扇形の芝生のところにヒルトンが進出したんだけど、チャレンジャーだよね。
このような開拓者のお陰で、いまの北谷があり、いまの私がいる。
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ドン・キホーテ創業者 安田�鷲彙�『運』 (文春新書) ＃読了
メディアにほとんど出ることがないドン・キホーテ創業者 安田�鷲彁瓩僚蕕瓩討涼�書であり、最後の ”遺言” である本書『運』が発売された。印税を辞退したとのことで720円（＋税）という激安価格。
ドン・キホーテ（パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)）は、創業以来34期連続となる増収増益記録を更新中である（2023年6月期現在）。ちなみに、創業以来34期増収増益は日本の上場企業の中でPPIHただ1社だけらしい（P32）。2024年6月期の売上高は2兆円と突破する見込みで、この三十数年で売上高は2000倍、営業利益は26000倍、株価は78倍になった（P152）。
成功の要因は「運」の存在だという。ここでいう「運」とは、単なる「ツキがよかった」という類の話ではない。与えられた運を「使い切れる人」になったかどうか、「幸運の最大化と不運の最小化」ができたかどうかということを意味する（P6、P35）。PPIHが「一人勝ち」できたのは、安田氏個人の「運」が良かっただけでなく、組織の「集団運」（安田氏の造語）へ転化していき、「集団運経営」に磨きをかけていったからだという（詳細は第6章参照）。
そして、経営者がやるべき一番大きな仕事は、それぞれの現場で働く人たちをその気にさせ、自然・自走する「集団運組織」をいかに作り上げることができるかだという（P188）。この点は、ソニーグループ元社長の平井一夫氏が書いた『ソニー再生』にも「インボルブ」という言葉を使って同じようなことが書かれている。経営者は社員を巻き込み、集団（組織）を動かす人でなければならない。そのため、経営者は人格者でなければならず、部下を信頼する人望のある上司と、そんな上司を心から尊敬する部下が織りなす「信頼と尊敬の善循環」が不可欠となる（詳細は第7章参照）。
本書は「運」の話から始まるため、経営とは関係ない本かと思ったが、後半では経営・リーダーシップ・マネジメントの話が濃縮されており、めちゃくちゃ有益な内容であった。巻末にPPIHの経営理念やマネジメントの鉄則等が掲載されているが、これだけでも本書を買う価値があると思う。
経営者にはオススメの一冊です！
