決算早期化セミナー


昨日に続き、今日も都内でセミナー。

日本経営協会主催の決算早期化セミナーに登壇した。対面での決算早期化ロングセミナーは3〜4年ぶりかな。コロナ禍ではオンライン開催のセミナーにも出ていたが、受講者の顔も見れない中で画面に向かって何時間も喋り続けるのは苦痛以外のナニモノでもない。日本経営協会さんは、オンライン開催もしているようだが、私のセミナーは対面(ハイブリッド)にしてもらった。

やはり、対面は楽しいね。我ながらよく喋った。受講者の方々の表情が見えるのもいいし、対話をしながら進められるのもいい。オンラインの時と違って、6時間のセミナーがあっという間に終わった。

主催者いわく、セミナー終了時に拍手喝采がおきたのは初めてとのこと。

長年セミナーをやってるけど、直筆のお手紙をもらったのも初めてかも。文面を読む限り、セミナー中に書いてくれたお手紙と思われる。キレイな便箋に、キレイな文字で、感謝の言葉を書いてくれていた。素直に嬉しい。モレスキンに貼り付けた。

今日も、多くの出会いと御縁に感謝。

主催者から早速来年度の登壇のオファーも頂いた。
また期待を超えるものを提供していきたい。


-----


セミナー後、銀座へ。
クライアントの経理部長さんと定期的なお食事会。

mita

部長と出会ってから約10年、今でも現場の最先端の情報を教えて頂けることは本当に幸せだと感じる。拙著『決算早期化の実務マニュアル〈第3版〉』の原稿の一部は、部長との会話の中から生まれたものである(例えばP246以降)。

いろんな経理部長と接してきたが、この経理部長さんほど「経理は楽しい!」と言っている方はいない(枕詞に「経理は大変だけど…」が付くが)。会社は「生き物」なので常に変化し続ける。経理はじっと仕訳を切り続けたらいいというものではない。会社の動きに合わせて、経理も動き続けなければならない。「経理は大変」というのはそういう意味だ。しかし、経理は会社の動きに合わせていくだけでなく、経理の在り方自体を変えることによって会社は変わるし、社長も変わる。つまり、経理を「経営の中枢部門」にならなければならないのだ(その辺りの話も拙著P246以降を参照)。こういう話も含め、私自身も部長から多くのことを学び、成長させて頂いていた。今日もとても有意義な時間だった。

経理部長さんは定年が近づいてきた。私なんぞに人生後半戦の相談を頂けるのは恐縮すぎるが、これまでの部長職でのご経験を日本全国の経理職の方々や、会計を学ぶ学生達に伝えていってほしいと思うし、「経理を変えれば会社は変わる」ということを私と一緒に伝えていってほしいと個人的に願っている。末永くお付き合いできれば幸いです。いつもありがとうございます。