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母校での授業、早いもので第6講。
今日は晴れた。



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正門から商学部に向かうこの道が好き。
しみじみと、毎週ここに来ることができる幸福感。



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商学部前の「新月池」。



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商学部入口。
いつも気を引き締めて入口を通る。



以前の授業で私が投資をしているという話をしたからだと思うが、多くの学生から投資お金(の稼ぎ方)について教えて欲しいというコメントを頂く。小学校から大学まで、6+3+3+4=16年も教育を受けていながら、投資やお金について学ぶことはほとんどないはず。

今日は、授業の冒頭の雑談で、「キャッシュフロー・クワドラント」の話や、「B/S脳(金持ち脳・経済自由人脳)・P/L脳(貧乏脳)」の話など、フィナンシャルリテラシーの基本的なことを伝えた。多くの学生にとって、「Eクワドラント(従業員)」以外の働き方があるという選択肢があるということを初めて知ったのではないだろうか。そして、多くの人が、お金を増やすために、「収入を増やす」か、「支出を減らす」かの2択で考えるが、「資産×利回り」で生きていくというB/S脳を持たなければ真の経済自由人にはなれないという話も、初めて聞いたのではないだろうか。

ここでいう「資産」とは、株や不動産といった「有形資産」だけではない。これまでのキャリア、特技、資格、ノウハウ、技術、知識、知恵、経験、体験、人脈、性格といった「無形資産」も含まれる。この「有形資産」と「無形資産」の時価総額の合計が「自分の資産」であり、20代では特に「無形資産」を最大限に高める圧倒的な努力をすべきである。社会人になったばかりの頃は、お金もなければ、信頼もない。そんな中、NISAでちょこちょこ積立投資したところで、大した資産にもならない。それよりも「自己投資」をすべきである。最大の自己投資は、会いたい人に会いに行くこと。そこにお金も時間も惜しむべきではない。福岡にいた孫正義が高校生の時に藤田田に会うために上京した話は有名であるが、あの行動力が今のソフトバンクグループを作ったのだ。

大学までの学校教育16年で学ぶことなんて、社会に出てから必要な知識の1%もない。学生の間に自分の専門分野を決めることは自殺行為だと思う。20代のうちは、好き嫌い関係なく、与えられた仕事を何でもやるべきだし、与えられない仕事も奪い取ってやるべきだと思う。そうやって色んな経験をしていく中で、自分の専門分野が出来てきて、「この分野でNO.1」という実績もできてくるはず。そうすれば、自分の資産価値も増えていく。「Eクワドラント(従業員)」以外の働き方も可能になっていく。そこまでには10年、20年とかかるかもしれないが、生き急ぐべきではない。

なんて話をした。雑談にしてはバリューが高すぎる。
多くの学生が前のめりで聞いてくれた。



授業後に提出してくれたコメントシートより。

「金持ち脳、無形資産、人の縁、信頼の貯金というのは、ビジネスのみならず、人生を豊かにするためにも必要なものだと思った。利益ばかり追い求めるよりも、自分の資産価値を高める行動が人生を豊かにするんだと感じた。」(商学部3年、男性)

「授業の中で、『宝くじで6億円当たったらどうする?』という話をされた時に、私は心の中で、『先生だったら6億円全額投資するのかなー?』と思っていました。『6億円を預金したままにして、60億円借りて、66億円でビルを建てる』…なんて思いもつかないことでした。お金を借りることは悪だという認識がありました。価値観が変わった瞬間でした。

毎週毎週、全く知らないこと、大学に普通に通っているだけでは知る由もないこと知ることができて嬉しいし、もっともっとそういうことを自ら求めていかなければならないなぁと思いました。」(商学部2年、女性、一部抜粋)

「この授業を受けて6回目になりますが、毎回の授業がとても楽しみで、今回はどんな話が聞けるのかなあとわくわくしています。

6回の授業を通して、私は自分と向き合う時間が圧倒的に増えました。『自分の強みは必ずある。その強みを伸ばすことが大切』という言葉を聞いた日から、自分の強みを書き出し、どうやったら伸ばせるのかを考えています。また、隠れている自分の強みを見付けられるよう、今は色んなことに取り組んでいます。具体的には…(以下省略)」(商学部2年、女性)



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授業後、4年生の学生とランチをした。
西宮ガーデンズの『芦屋天がゆ』にて天ぷらを

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昨年から私の授業を受けてくれており、授業中に対話することはあったが、授業外でお話しするのは初めて。おとなしい性格の方かと思っていたが、意外とよく喋る方で、食後もカフェに移動して、夕方まで喋り続けた。楽しく思い出に残る1日になった。

公認会計士を志すことになったのは、「武田先生がロールモデルになったから」だというのは嬉しい話だった。私が授業中に、社会人になってから父親にメルセデスをプレゼントしたことがあるという話をしたらしく、彼女も実家に帰省した際、父親に「一番乗りたいクルマは何?」と聞いたらしい。すると「一度はポルシェに乗りたい」という返事だったようで、いま彼女は「父親にポルシェをプレゼントする」ということを「したいことリスト」に入れているという。

公認会計士もポルシェも叶えてほしい。「1年で合格して両親を喜ばせたい」という想いで勉強をすることは間違えてますか? と言われたが、そんなことはない。手塩にかけて育ててくれた両親が驚くくらいに立派な人間になることが最大の親孝行だと思う。

夢は逃げない。逃げるのはいつも自分。
孤独な闘いが続くが、諦めなければ夢は叶う。
これからも応援していきたいと思う。