半期に一度のエントリー。

今年7月〜12月までに読んだ本の中で、良かった本をピックアップしておきます。
(この期間に発売された本ではありません)



紛争地の看護師 (小学館文庫)
白川優子
小学館
2023-10-06


「国境なき医師団」に参加し、これまでパレスチナ、シリア、イラク、アフガニスタンなどの紛争地で働いてきた白川優子さんの凄まじい体験記。いまこの世界で何が起こっているのか。それはなぜなのか。この地球上に真の平和はやってくるのか。未知なる世界を知ることができると共に、白川さんや、「国境なき医師団」の方々には敬意を表する。書評はこちら






上の『紛争地の看護師』 と同時に読んだ本。あの入国すら難しいガザ地区には入り、取材を続け、銃撃される危険を顧みず写真撮り続けた渾身の作品。こんな本はきっと誰にも書けない。後世に残して欲しいと思う本だ。初版は2016年だが、今のイスラエル情勢の理解も深まる。続編も読みたい。書評はこちら




音楽と生命 (新書企画室単行本)
福岡 伸一
集英社
2023-03-24


坂本龍一氏と福岡伸ー氏のNHKでの対談をまとめたもの。御二人は共にニューヨークに住んでいたこともあり、20年ものお付き合いがあるらしい。御二人の感性がとても似ていることが面白い。その感性がアフターコロナの生き方を示唆してくれている。「音楽と生命」の話だけではなく、思想の話が中心ともいえる。書評はこちら



くもをさがす
西 加奈子
河出書房新社
2023-04-18


まだ書評は書いていないが、何度か読み返している本。カナダに住んでいる直木賞作家 西加奈子さんに乳がんが発覚。医療制度も異なり、言葉も通じない場所で、大変な苦労と恐怖と絶望の中、治療をしていくという闘病記であるが、関西弁丸出しで所々笑えるし、人の暖かさ、家族の大切さ、生きる勇気などなど大切なことを教えてくれる一冊。すごいオススメ。



今年読んだ本は、この数十年で一番少なかった。
が、たくさんの良い本に出会えた。

一冊の本が旅よりも遠くに連れて行ってくれることがある。
良い本で、良い人生を。
No Fun,No Life !!



【過去に紹介した良かった本】
2023年上期 良かった本
2022年下期 良かった本
2022年上期 良かった本
2021年下期 良かった本
2021年上期 良かった本
2020年下期 良かった本
2020年上期 良かった本
2019年下期 良かった本
2019年上期 良かった本
2018年下期 良かった本
2018年上期 良かった本
2017年下期 良かった本
2017年上期 良かった本
2016年下期 良かった本
2016年上期 良かった本
2015年下期 良かった本
2015年上期 良かった本
2014年下期 良かった本
2014年上期 良かった本
2013年下期 良かった本
2013年上期 良かった本
2012年下期 良かった本
2012年上期 良かった本
2011年下期 良かった本
2011年上期 良かった本
2010年下期 良かった本
2010年上期 良かった本
2009年下期 良かった本
2009年上期 良かった本
2008年 良かった本