セントレジス大阪、2日目。
spgの会員特典で朝食が無料なので、朝イチでレストランへ。日本人はほぼいない。今日も英語で話しかけられた。いったい私はどこの国の人間に見えるんだい?
自宅のリビングの照明を変えたいと思っていたところ、すごくいい照明を見付けた。奥に見えるワインセラーも欲しい。
ホットケーキが好き。
パンも3つくらい食べた。
朝から食べ過ぎや。
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今日も母校 関西学院大学へ。
もう紅葉は終わり、冬の寒さ。
今日も、多くの学生がコメントシートを提出してくれた。
ある学生から、こんなコメントを頂いた。
私は、高校の文化祭で経験してから、舞台演出をしたいと思うことが何度もあります。しかし、それが大学受験や会計士受験から逃げたい気持ちからくるものなのか、本当にやりたいと思っているのかが分からないことがあります。「やりたいことリスト」には入れています。
いまは会計士になりたいと思う気持ちが強くあるのですが、たまに、「もし大学受験のタイミングで舞台演出に進路を決めていたらどうなっていたんだろう」と考えてしまいます。会計士になってから舞台演出の勉強をすることは勿論できるのですが、ずっとモヤモヤしています。
先生は、自分が本当に何がしたいのかどうか分からなくなったことはありますか? そういう時はどうされていますか? 気持ちに折り合いを付けたい時はどうされていますか?
(商学部4年)
いい質問だと思い、授業の冒頭で、頂いたコメントを共有した(匿名の上で)。そして、すべての学生に質問した。「舞台演出の夢を諦めた会計士になることを考えるべきだと思う人?」と。手を挙げた学生はゼロだった。「では、舞台演出の夢を諦めず、会計士になってからでも夢を追い求めるべきだと思う人?」と問うと、半分くらいが手を挙げた。
これが答えではないか。
私も、「もしあの時にアレをやっておけば…」と思うことはたくさんある。やらなくて後悔していることもたくさんある。「もしアレをやっていたら…」、きっと今とは違う人生を歩んでいただろう。しかし、人生に「if」はない。人生は後戻りできない。若くないと出来ないこともある。歳を重ねると出来ないこともある。そして人生は短い。
いまやりたいと思ってることをやらなければ後悔するぞ。カネがないとか、時間がないとか、自信がないとか、会計士を目指しているとか、親がやめろと言っているとか、そんな「言い訳」ばかりして、やりたいことを簡単に諦めていいのか? やりたいことをやって、うまくいかなければやめたらいいじゃないか。でも、やらなかったら一生後悔するぞ。やりたいことは全部やれ。
コメントをくれた学生の目を見つめながら、私のいまの想いを彼女に伝えた。授業後、直接御礼を言いに来てくれた。
自分の人生という舞台の主人公は、他の誰でもなく自分なのだ。やりたいことを思いっきり演じている姿は美しいし、それが人に感動を与えるのだ。夢に生きて欲しい。
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授業が終わり、大阪へ戻った。
行きつけ鮨屋「はや田」へ。今日は私の人生において重要な日である。祝杯を浴びるのは「はや田」と決めていた。「はや田」に行くために、その徒歩圏内にあるセントレジスを選んだのだ。沖縄では食べることができない美味しい魚料理の数々に舌鼓を打った。
料理はいつも大将のお任せ。今日は勢子蟹も出してくれた。
〆の握りは別腹。30貫くらいいけそうだったが、8貫にしといたった。
年の瀬という感覚が全くないが、今日が今年最後の「はや田」になるだろう。今年もたくさん来た。このカウンターから色んなものが生まれたし、色んな思い出ができた。また来年も沖縄から通う。
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「はや田」の近くに「中島大祥堂」の淀屋橋店がオープンした。この界隈は「五感(GOKAN)」の一人勝ち状態だったと思うが、そこに殴り込み。「五感」を食い尽くした者としては嬉しい出店。
深夜にホテルで食した。
1年間の感謝を込めて。