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羽田空港から伊丹空港へ。

私の記憶が確かならば、東京・大阪間を飛行機で移動するのは、社会人になってから初めてだ。

マイレージやポイントサービスに余り興味がないのだが、沖縄移住後、多くの友達から「JALを12月末までに50回搭乗した方がいい」と言われた。「修行だと思って、50回搭乗してくれ」とも。なので、今回も飛行機で移動したのだが、東京・大阪間を飛行機で移動するのは非効率極まりない。しかも疲れる。修行僧は大変だねぇ。

後で知ったのだが、年間50回搭乗しなくとも、FLY ONポイントというフライトマイルが貯まれば上位クラスに昇格できるらしい。気づいたら達成していたわ。もう修行は終えていいんだね。


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今日は、久々のアポのない1日。
沖縄→関空→和泉中央(桃山学院)→淀屋橋→伊丹→羽田→新宿→日本橋→埼玉→日吉(慶應義塾)→横浜→羽田→伊丹→梅田と移動して、やっと立ち止まれた。忙中閑あり。


梅田で友達と再会。
ホテルの近くの和食店で松茸を焼いてもらった。日本酒がすすむ。

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ワインも飲みたくて、ワインバーへ。
グラスでバルバレスコ級のワインが数百円で飲めるという有り難きお店。
梅田で宿泊する時は毎日通いたいくらい。

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西の空がヤバかった。

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今日はリラックスできた。
ぼんやりは貴い。


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すごい本に出会った。


紛争地の看護師 (小学館文庫)
白川優子
小学館
2023-10-06



7歳で「国境なき医師団」を知り、国内外で看護師としての下積みを経て、37歳で夢を実現して「国境なき医師団」に参加し、これまでパレスチナ、シリア、イラク、アフガニスタンなどの紛争地で働いてきた白川優子さんの凄まじい体験記。イスラエルやパレスチナ(ガザ地区)の話は強烈で、胸が張り裂けた。

世界にはいつ殺されてもおかしくない場所がたくさんある。一般人が収容されている病院まで標的にされ、「国境なき医師団」が運営する病院に空爆が落とされたこともある。人間の欲と憎しみにより、多くの人が苦しみ、悲しむ。なんでこんな悪が蔓延するのか。

著者の白川優子さんは言う。
一体どんな心理をもってして、病院を空爆などできるのだろうか。戦争当事者は何をどこまで破壊したら満足するのだろうか。一体何のための戦いなのだ。(P191)

いまも地球上で何の罪もない人達が空爆や武器により殺されている。足を切断した人、身体中を負傷した人、ガラス片が突き刺さった人などが次々と病院に運び込まれていく。「国境なき医師団」の医師や看護師が劣悪な環境の中、救護をする。そんなことが何年も繰り返されているのだ。いつになったら空爆はやむのか。武器の生産は終わるのか。この地球上に真の平和はやってくるのか。

白川さんや、「国境なき医師団」の方々には、リスペクトしかない。
是非、多くの方に読んで欲しい一冊。