年に2回、経営者・起業家向けの2days/20時間セミナーを開催している。先月も開催した。

このセミナーは、自分の願望や才能、強みを洗い出し、自分が本当にやりたいことを明確にし、人生賭けて打ち込めるビジネスを見付け、そのシナリオを描き、持続的に儲かるビジネスモデルを構築し、長期的なアクションプランにまで落とし込み、プレゼンできるところまで持っていく。

だが、たった2日間で「完璧」といえるシナリオを描ける人はいない。セミナーというものはキッカケを得るところであり、本当の学びはセミナー後にある。セミナー後に、デスクに向かって、学びをカタチにしていかなければ、セミナーに来た意味はない。

大半の受講者は、シナリオを描き、ビジネスプランを作成しても、「道筋」がぼんやりしており、「確信」が得られない。

なので、この2daysセミナーの後は、(セミナーの数週間後から)フォローアップのコンサルをやっている。コロナ前は対面でやっていたが、コロナ後はオンラインに変えてもらった。1人1時間、描いたビジネスシナリオやアクションプランをチェックし、フィードバックし、起業・経営の「道筋」を示してあげる。成功の「確信」が得られ、あとは「やるだけ」というところまで導いてあげる。そこから弾を撃ち続け、億を超えるビジネスをやっている受講者は何人もいる。

今日から、そのコンサルが始まった。今回は21名が申し込んでくれた。5日間に分けて、計21時間のガチンコ勝負が始まる。今日は4名の受講者と向き合った。

これまで6年間、200人〜300人くらいと向き合ってきたが、これから起業しようとする方は一つのシナリオにやりたいことを詰め込みすぎる傾向がある。他方、既に起業・経営されている方は、持続的なイノベーションのタイミングを逃していたり、イノベーションのジレンマに陥っていたりする傾向がある。今日もそのような悩みを抱えた受講者だった。私が思うに、求められていることは「社会」にあり、できることは「自分の歴史」にあり、したいことは「自分の心」にある。その3つを引き出し、串刺しし、そこにビジネスモデルの成功事例を移植することで、事業のコンセプトは完成する。

1時間と限られた時間の中で「道筋」を示すのは相当な集中力がいるし、相当なカロリーを消費していると思うが、今日も終日、受講者に向き合って、やるべきことはやり切った。受講者全員に億を稼げる「道筋」を示すことができたと思う。年商で億を超えるビジネスになるなんて考えてもいなかったある女性受講者は、コンサルの最後には発狂していたが、自分しかできないことを事業にし、世のため人のために価値を提供するのであるから、それくらいの対価が得られるビジネスに成長させるべきだ。

あとは弾を撃ちまくって欲しい。
準備ばかりの人生はやめて、行動に移して欲しい。
で、自分の人生を演じて欲しい。

やってみなはれ。やってみな、わかりまへんで。
  (サントリー創業者 鳥井信治郎)



やりたいのにやらなかった (2)

(※ 画像はネットから拝借した)