沖縄移住80日目。
昨日(5/18)、沖縄は梅雨入りした。しかし、2時間程バケツをひっくり返したような雨が降っただけで、ずっと晴れてる。天気予報が全くアテにならない。雨雲レーダーですら全くアテにならない。亜熱帯ウェザーだ。
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セミナーや講演を受講してくれた方から「会ってください」と連絡がきても、基本的に会わないと以前のブログで書いた。申し訳ないが、全員と会う訳にはいかないので。
4月に登壇した堀塾セミナーの後も、かなりの数のメールが届いた。「会ってください」という方が多かったし、「報酬をお支払いするので不動産視察に同行してほしい」、「コンサル料をお支払いするので個別にアドバイスしてほしい」というメールもあった。これも、申し訳ないが、お断りした。
ただ、一人だけお会いした。「実は私も北谷に住んでます」という不動産投資家の方からメールをもらった。年上の方で、投資歴・投資額は私を遥かに上回り、ホテル開発や事業投資もされている。金融機関にも顔が広い。過去のキャリアの接点も、共通の知り合いも多い。直感で「この方とは会った方が良い」と思い、昨日、バケツをひっくり返したような雨の最中、北谷某所の懐石料理店でお会いした。
良好な人間関係の基本は、give 、give 、give 、give 、give にあると思うが、今回だけはtake、take、take、take、takeだった。色んなものを与えてもらった。以前から猛烈に会いたいと思っていた沖縄在住の著名人ともお知り合いということで、今度引き合わせてもらうことになった。
そして、今日お会いした投資家さんとも、また飲みに行く約束をして、今日はお別れした。
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今日(5/19)は、CPA会計学院の渡辺克己講師と、北谷の「CHATAN HARBOR BREWERY」でお会いした。
渡辺先生は、私が公認会計士試験の受験生だった頃から、公認会計士受験指導の名講師だった(なので、直接お会いしたことはなかったが、20年以上前から名前は存じ上げていた)。渡辺先生も、随分前から私のことは知ってくれていたらしい。
私がCPA会計学院運営の「CPAラーニング」で講師をすることになり、さらに北谷に完全移住が決まった時に、渡辺先生から「CPAラーニングをよろしくお願い致します」「一度北谷でお会いしましょう」と連絡を頂いた。名講師から直接連絡を頂けるとは思わなかった。実は、渡辺先生も、私と同じ時期に沖縄本島(恩納村)に完全移住されているので、私の方から恩納村までご挨拶に行きたいと思っていた。
連絡を頂いて数ヶ月が経ってしまったが、今日、北谷でお会いすることになった。初対面であったが、お互い何年も前から知っているので、自己紹介はすっ飛ばして、お互いずっと聞きたかったことを聞きまくった。「なんで恩納村なんですか?」「武田さんは、なんで北谷なんですか?」「なんかあったんでしょ?」「武田さんも、なんかあったでしょ?」…みたいな。
まぁ、なんかあったんだよ。お互い。やること、なすこと、考えてることが、似すぎでワロタ。コピーロボットか。
「今日一番聞きたかったことは、なぜそこまですべてを手放すことができたのかということなんです」と渡辺先生。多くの方から聞かれることだが、答えはひとつ。「すべてを手放さないと、新しいものは掴めませんから」。
好きな家も、好きなクルマも、家族も、人間関係も、仕事も、すべて手放した。これまで何度も「グレード・リセット」してきたが、それで困ったことは一度もない。むしろ、「グレード・リセット」しながら、夢・願望に近づき、経済的・精神的な自由を増やしてきた。執着は自由を失わせるのだ。自己正当化は学びを遠ざけるのだ。すべて捨てればいい。失うものは大してない。中途半端なリセットではなく、グレード・リセットをすれば、人生は突然に劇的に変わる。
私が、関学で教えることになったのも、CPAラーニングで教えることになったのも、収入や資産のポートフォリオを入れ替えたのも、いったんすべてを手放したからだ。過去にしがみついていたら、新たなチャンスを手にするチャンスはなかったと思う。
私の話を聞いて、渡辺先生は「引き際を考える」とおっしゃっていたが、まだまだ多くの方に役立っているのだから現役で突っ走って欲しい。私も違う場所からではあるが、教育は続けていきたいと思う。
「受験指導と教育は絶対的に違う」という渡辺先生のコトバが一番印象に残っている。公認会計士受験指導という「知識」を与えるビジネスと、大学という「インスピレーション」を与える教育現場とでは、同じ財務会計の指導者・教育者といえど、やるべきことは全く違う。それでも、公認会計士受験指導にもインスピレーションは与えなければならないし、学校教育でも知識は与えなければならない。大学でも公認会計士受験指導校の講師が教壇に立つことが増えたように、私もCPA会計学院の受験生に何らかのインスピレーションを与えることができるのならば、日本中どこにでも飛んでいこうと思っている。人生後半戦は、これまで以上に、貢献、貢献、貢献、give 、give 、giveでいこうと思う。
今日も閉店で追い出されるまで話し込んだ。楽しかった。
次回は恩納村でお会いする約束をして、今日はお別れした。
渡辺先生、遠路はるばるご足労をおかけしました。ありがとうございました。
その渡辺先生から「暖流」という泡盛を頂いた。
帰って早速呑んだ。口を付けた瞬間、「ウイスキー??」と思ったくらいの甘い香りとコクが広がる。実際にバーボンウイスキーの貯蔵に使用するオーク樽で貯蔵しているらしい。こんな美味しい泡盛は初めてだ。やばい、これはハマる。泡盛も奥深いので徐々に覚えていこうと思う。
今週も内地から友達が遊びに来てくれたり、新たな出会いがあったり、楽しい1週間だった。色んなものが繋がり、蜘蛛の巣のように広がっていく。毎日楽しすぎる。
これからも楽しいことに躊躇せず、弾を撃ちまくるのみ。
No Fun,No Life!!
(※ 写真は許可を得て掲載している)