２０２２年上期　良かった本 : 公認会計士武田雄治のブログ

半期に一度のエントリー。

今年１月～６月までに読んだ本の中で、良かった本をピックアップしておきます。
（この期間に発売された本ではありません）

堀内都喜子

ポプラ社

2020-03-20

4年連続幸福度世界一のフィンランドに長年住み、現在はフィンランド大使館で広報の仕事に携わる著者が、なぜ、フィンランド人は幸せなのかについて書いた本。最近、Well-being（幸福）というコトバがビジネスの世界でもキーワードになっているが、本書はビジネスと個人におけるWell-beingのヒントになるはず。書評はこちら。

生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書)

小林武彦

講談社

2021-04-14

非常にワクワクする話で始まり、とても感動的な話で終わる。
そして「生きる意味」を考えさせられる。
書評はこちら。

アメリカンビレッジの夜——基地の町・沖縄に生きる女たち

アケミ・ジョンソン

紀伊國屋書店

2021-08-31

今年読んだノンフィクションの中ではダントツNO.1。内容のみならず、文章力・取材力もすごいし、訳者の翻訳力もすごい。「紀伊國屋じんぶん大賞2022」７位。書評はこちら。

流浪の月 (創元文芸文庫)

凪良ゆう

東京創元社

2022-02-26

今年読んだ小説の中でダントツNO.1は「流浪の月」。
みんな、自分の好き勝手に解釈しているだけで、「事実」なんてどこにもない（P229）。事実と真実の間には、月と地球ほどの隔たりがあるのだ（P281）。だから、どんなに言葉を伝えても、絶望的に分かり合えないこともある。
2020年本屋大賞受賞作。映画化。書評はこちら。