ウイグルでナチス顔負けの「強制収容所」を作り、生きたウイグル人の臓器で1兆円とも言われる臓器移植市場を支えている、かの中国という恐ろしい国の実態を日本は見るべきである。(P97)

読書好きの友から「必読」だと言われた本書。
これは、マジ、必読。

「東トルキスタン共和国」は、1955年に中国の自治区「新疆ウイグル自治区」になる。

その「新疆ウイグル自治区」で何が行われているのか。

本書に書かれていることを一部抜粋すると・・・

 ●中国人(漢民族)の大量入植
 ●ウイグル人(知識人)の殺害
 ●ウイグル内での核実験の実施(46回)
 ●ウイグル語の禁止、中国語の強制
 ●宗教(イスラム教)の弾圧、思想教育の押し付け
 ●漢民族への同化の強制
 ●パスポートの没収
 ●強制収容所の設置(人口の3割を超える300万人以上収容
 ●強制奴隷労働
 ●強制不妊手術(民族浄化)
 ●拷問
 ●集団レイプ

などなど。人権、宗教、文化、言語の弾圧である。

冒頭で引用した文のとおり、まさにナチス顔負け。ホロコースト関連のどんな映画よりもエグイことが、この地球上で現在進行形で行われている。

第5章では、「強制収容所」を抜け出してきた人の証言が、実名・写真入りで載っている。あまりにも残虐・残酷な実態は、読んでいて涙があふれてきた。胸の痛みに耐えられなくなるが、目を背けてはいけない。

米国はこのウイグル族弾圧を「ジェノサイド」(大量虐殺)に認定したが、日本は慎重らしい。300万人の命や人権より守るべきものがあるのだろうか。国境とは何だろうかと思わずにはいられない。