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かなり昔のことであるが、何かの小説を読んだ時に「最古の友達」という表現があって、「へ??」と思ったことがある。友達に新しいとか古いとか、考えたこともなかった。

私の「最古の友達」は、小学校の3年2組の時に隣の席だったいずみちゃんだ。いずみちゃんが4年の時に転校してから文通が続いた。高校3年の時、私がSan Diegoに語学研修に行った時に、Los Angelsにいるいずみちゃんにアムトラックに乗って会いに行った。偶然ではあるが、その日はいずみちゃんの通っている高校のダンスパーティーの日だった。高校のダンスパーティーって、どんなものなのかイメージが湧かないかもしれないが、"Back to the Future" に出てくるあのシーン、そのもの。

さすがはアメリカ。部外者の私も大歓迎してくれた。但し、ダンスパーティーの参加には「ルール」があった。�|暴�がペアを組んで入場すること、�△修涼暴�はペアルックであること。 こんなルールがあるから、ダンスパーティー前に多くの男女のカップルが誕生する。で、デートで一緒に洋服を買いに行く。そして2人の関係が深まる・・・。なんという粋な計らいか。

私もダンスパーティーに参加するためには、ペアが必要になる。ダンスパーティー開催の直前に、彼氏のいない香港人の女性と引き合わしてもらい、一緒にデパートに行き、同じ色のポロシャツを買った。

会場に入場する時は、男性が女性をエスコートしなければならないという不文律まであった。私は1時間前に会ったばかりの香港人の女性の腰に手を回し、会場に入る。高校3年生の武田雄治には、ドギマギの連発だった。照明は暗く、既にダンスミュージックがかかっている。しばらくすると、なんと、チークタイムまであり、さらに照明が落ちる。おいおい。武田雄治は、さらにドギマギする。けど目の前の女性は私に身体をすり寄せてくる。Dance with me と耳元でささやいてくる。

そこから先のことは、まったく記憶にない。少なくとも変なことはしていないが、武田雄治には刺激が強すぎた。でも、一生忘れられぬ数時間を過ごさせてもらった。

今日は、そのいずみちゃんと都内で再会し、飲んだ。もう30年を超える付き合いになるが、昔と変わらず自然体で無になれるのは居心地がいい。香港人の女性は元気にされているらしい。また、どこかで会うことになるのだろう。ドギマギした私の印象しかないと思うが。