監査法人に8年勤務された後、独立開業された公認会計士の先生から久しぶりにご連絡を頂き、食事に行ってきました。私よりも年上の方ですが、「独自スタイルを確立して成功している独立会計士は武田先生しか思いつかないから、ご相談させて頂きたく」と。嬉しいお言葉です。
公認会計士業に限らず、起業された直後というのは、「売上を上げたい」(もしくは「会社を大きくしたい」)という想いは必ずあると思います。しかし、それが会社の経営理念や起業家自身の価値観と合致しない場合もあり、「スタートアップのジレンマ」に陥ることがあります。
以前、「長距離打者を目指すのか、短距離打者を目指すのか。」をいうエントリーをしましたが、起業する際にはどちらの打者を目指すのかを明確にしておくべきです。それによって、仕事の取り方・やり方が180度違ってくるからです。
ただ、どちらの打者を目指すにしても、起業直後は「なんでもやる」というハングリー精神は必要だと思います。損益分岐点をいち早く超え、キャッシュフローを安定化させなければ、会社は維持・存続できないからです。どんな立派な経営理念を掲げていても、顧客がいなければビジネスは成立しません。
ある一定ラインを超えたら、自分の専門分野以外の仕事は削ぎ落していき、いずれは専門分野に特化すべきだと思います(私はそれが出来るようになるまで10年かかりましたけど)。それが、顧客価値を最大限高めることにも繋がります。
勘違いして欲しくないのは、仕事を削ぎ落していくことと、仕事を選り好みすることは全く次元の異なる話だということです。私がビジネスをしていて一番嫌いなのが「割に合わない」というコトバです。「割りが合う」「割りが合わない」といって仕事を選ぶことは、顧客目線を無視し、自分目線で仕事を選り好みしているだけで、顧客価値を高めることにも、自分の成長にも繋がりません。
この前紹介した大前研一さんの本に「(参謀の仕事は)自分の人生の大切な時間を割いて、相手のために命がけで考える神聖な仕事である」と書かれています。また、こちらが提案したことをやってくれそうなクライアントには「労を厭わずに協力する」とも書かれています。
この精神は我々のようなビジネスにも必要なことだと思います。大前研一さんは、マッキンゼーの頃からこういう精神で仕事をされていたから、日本で一番単価の高いコンサルタントなんだと思います。
割とか採算とか考えずに、目の前の顧客の価値を高めることだけを考えて行動していれば、いずれは自分の価値(単価)も高まり、お金から解放され、無重力状態で仕事ができる時がくるはずです。
公認会計士業に限らず、起業された直後というのは、「売上を上げたい」(もしくは「会社を大きくしたい」)という想いは必ずあると思います。しかし、それが会社の経営理念や起業家自身の価値観と合致しない場合もあり、「スタートアップのジレンマ」に陥ることがあります。
以前、「長距離打者を目指すのか、短距離打者を目指すのか。」をいうエントリーをしましたが、起業する際にはどちらの打者を目指すのかを明確にしておくべきです。それによって、仕事の取り方・やり方が180度違ってくるからです。
ただ、どちらの打者を目指すにしても、起業直後は「なんでもやる」というハングリー精神は必要だと思います。損益分岐点をいち早く超え、キャッシュフローを安定化させなければ、会社は維持・存続できないからです。どんな立派な経営理念を掲げていても、顧客がいなければビジネスは成立しません。
ある一定ラインを超えたら、自分の専門分野以外の仕事は削ぎ落していき、いずれは専門分野に特化すべきだと思います(私はそれが出来るようになるまで10年かかりましたけど)。それが、顧客価値を最大限高めることにも繋がります。
勘違いして欲しくないのは、仕事を削ぎ落していくことと、仕事を選り好みすることは全く次元の異なる話だということです。私がビジネスをしていて一番嫌いなのが「割に合わない」というコトバです。「割りが合う」「割りが合わない」といって仕事を選ぶことは、顧客目線を無視し、自分目線で仕事を選り好みしているだけで、顧客価値を高めることにも、自分の成長にも繋がりません。
この前紹介した大前研一さんの本に「(参謀の仕事は)自分の人生の大切な時間を割いて、相手のために命がけで考える神聖な仕事である」と書かれています。また、こちらが提案したことをやってくれそうなクライアントには「労を厭わずに協力する」とも書かれています。
この精神は我々のようなビジネスにも必要なことだと思います。大前研一さんは、マッキンゼーの頃からこういう精神で仕事をされていたから、日本で一番単価の高いコンサルタントなんだと思います。
割とか採算とか考えずに、目の前の顧客の価値を高めることだけを考えて行動していれば、いずれは自分の価値(単価)も高まり、お金から解放され、無重力状態で仕事ができる時がくるはずです。