先日電車の中で女子高生がこの本を熱中して読んでたのを見て、「そんなおもろいの??」と思い、読んでみたのですが、これは期待超え。「超」面白かった。
17歳の女子高生の元にニーチェが登場したかと思ったら、ニーチェが電話で呼び出した相手がキルケゴールだったり、店のマスターがショーペンハウアーだったり、サルトルだったり・・・、と話の展開や登場人物が笑えるのですが、読み終えた時には「実存主義とは何ぞや」ということがスッキリと分かっている(気がする)。こりゃすごい本だ。
著者の原田まりるさんはまだ30歳位の女性。30歳でこれが書けるとは恐れ入った。
「ジャケ」で判断してはいけませんね。オススメです。