この時期恒例のコレ
今年7月〜12月までに読んだ本の中で、良かった本をご紹介します。
(今年7月〜12月に発売された本ではありません)
今年下半期に最も読み込んだ本は、こちらの『日本人は思想したか』。書評はこちら。
松岡正剛氏は、読書の醍醐味は『無知から未知へ』だと言いましたが(「多読術」より)、本書もその醍醐味を味わうことができました。この本との出会いがきっかけで、思想、宗教、哲学、歴史などの本を読み漁ることになりました。
読み漁った中で、上の『日本人は思想したか』と関連付けてオススメしたいのが、鈴木大拙『日本的霊性』。日本人の思想や真の宗教意識がいつ芽生えたのかというと、鎌倉時代の浄土系宗教と禅宗であり、これが日本人が覚醒した時でもあるといいます。
さらに、上の『日本人霊性』と関連付けてオススメしたいのが、こちらの『「日本人」とは何者か?』という本。今年の1月だったと思いますが、NHKの「100分de名著」という番組の新春特番を書籍化したもの。この中で4人の識者がそれぞれ1冊の本を紹介してますが、その1冊が『日本的霊性』。
さらに、九鬼周造『「いき」の構造』、折口信夫『死者の書』、河合隼雄『中空構造日本の深層』が取り上げられておりますが、いずれも日本の思想を知る上で読んでおきたい本ばかり。
ガラリと変わって、今年下半期、(面白すぎて)最も「発狂」した本が、こちらの橘玲『「読まなくてもいい本」の読書案内』。書評はこちら。
これも『無知から未知へ』という読書の醍醐味を味わった本。
上の『日本人は思想したか』とか、この『「読まなくてもいい本」の読書案内』のように、未知の世界に踏み入れてくれることになった「キッカケ本」に出会うとヤバイですね。「もっと知りたい」という欲求が溢れ、関連書を「爆買い」してしまいます(「読まなくていい本」の読書案内なのに・・・)。そういう本を開く時が、またワクワクします。
こちらは、子育てされてる方、教育関連の仕事をされてる方は必読。教育経済学者 中室牧子著『「学力」の経済学』。書評はこちら。
「少人数学級」や「子ども手当」といった教育政策や、家庭でのガリ勉教育が、さほど効果がないということを科学的根拠に基づいて示しています。非常に面白い本です。
最後はこちら、『ジョコビッチの生まれ変わる食事』。書評はこちら。
この下半期は「健康関連」に関する本も読み漁りましたが、その中でも特に良かったのがこちら。医者や評論家が書いた健康本も良いのですが、世界の頂点まで登りつめたアスリートが書いた本はまた違う良さがあります。食事面だけでなく、運動面、精神面、生活面などの心構えなども学ぶことができました。
今年も多くの面白い本に出会うことができました。
福原義春氏は「私という人間は今まで読んだ本を編集してでき上がっているのかもしれない」と述べました(出処)。三谷宏治氏も「ボクたちは読んだものでできている」と述べました(出処)。
年末年始も読書を楽しみます。
良い本で、良い人生を!
No Fun,No Life !!
【過去に紹介した良かった本】
2015年上期 良かった本
2014年下期 良かった本
2014年上期 良かった本
2013年下期 良かった本
2013年上期 良かった本
2012年下期 良かった本
2012年上期 良かった本
2011年下期 良かった本
2011年上期 良かった本
2010年下期 良かった本
2010年上期 良かった本
2009年下期 良かった本
2009年上期 良かった本
2008年 良かった本
今年7月〜12月までに読んだ本の中で、良かった本をご紹介します。
(今年7月〜12月に発売された本ではありません)
今年下半期に最も読み込んだ本は、こちらの『日本人は思想したか』。書評はこちら。
松岡正剛氏は、読書の醍醐味は『無知から未知へ』だと言いましたが(「多読術」より)、本書もその醍醐味を味わうことができました。この本との出会いがきっかけで、思想、宗教、哲学、歴史などの本を読み漁ることになりました。
読み漁った中で、上の『日本人は思想したか』と関連付けてオススメしたいのが、鈴木大拙『日本的霊性』。日本人の思想や真の宗教意識がいつ芽生えたのかというと、鎌倉時代の浄土系宗教と禅宗であり、これが日本人が覚醒した時でもあるといいます。
さらに、上の『日本人霊性』と関連付けてオススメしたいのが、こちらの『「日本人」とは何者か?』という本。今年の1月だったと思いますが、NHKの「100分de名著」という番組の新春特番を書籍化したもの。この中で4人の識者がそれぞれ1冊の本を紹介してますが、その1冊が『日本的霊性』。
さらに、九鬼周造『「いき」の構造』、折口信夫『死者の書』、河合隼雄『中空構造日本の深層』が取り上げられておりますが、いずれも日本の思想を知る上で読んでおきたい本ばかり。
ガラリと変わって、今年下半期、(面白すぎて)最も「発狂」した本が、こちらの橘玲『「読まなくてもいい本」の読書案内』。書評はこちら。
これも『無知から未知へ』という読書の醍醐味を味わった本。
上の『日本人は思想したか』とか、この『「読まなくてもいい本」の読書案内』のように、未知の世界に踏み入れてくれることになった「キッカケ本」に出会うとヤバイですね。「もっと知りたい」という欲求が溢れ、関連書を「爆買い」してしまいます(「読まなくていい本」の読書案内なのに・・・)。そういう本を開く時が、またワクワクします。
こちらは、子育てされてる方、教育関連の仕事をされてる方は必読。教育経済学者 中室牧子著『「学力」の経済学』。書評はこちら。
「少人数学級」や「子ども手当」といった教育政策や、家庭でのガリ勉教育が、さほど効果がないということを科学的根拠に基づいて示しています。非常に面白い本です。
最後はこちら、『ジョコビッチの生まれ変わる食事』。書評はこちら。
この下半期は「健康関連」に関する本も読み漁りましたが、その中でも特に良かったのがこちら。医者や評論家が書いた健康本も良いのですが、世界の頂点まで登りつめたアスリートが書いた本はまた違う良さがあります。食事面だけでなく、運動面、精神面、生活面などの心構えなども学ぶことができました。
今年も多くの面白い本に出会うことができました。
福原義春氏は「私という人間は今まで読んだ本を編集してでき上がっているのかもしれない」と述べました(出処)。三谷宏治氏も「ボクたちは読んだものでできている」と述べました(出処)。
年末年始も読書を楽しみます。
良い本で、良い人生を!
No Fun,No Life !!
【過去に紹介した良かった本】
2015年上期 良かった本
2014年下期 良かった本
2014年上期 良かった本
2013年下期 良かった本
2013年上期 良かった本
2012年下期 良かった本
2012年上期 良かった本
2011年下期 良かった本
2011年上期 良かった本
2010年下期 良かった本
2010年上期 良かった本
2009年下期 良かった本
2009年上期 良かった本
2008年 良かった本