「この本、結構面白かったから、興味あったら読んで見てねーん」という感じでオススメする本もあれば、「興味あるとかないとか関係なく、読んだ方がえーと思うねん」という感じでオススメする本もありますが、この本は後者。

本書のタイトルだけみると、殆どの方の興味の対象外だと思いますが、私が赤ペン引いた箇所の一部を抜粋しておきますので、そこだけでもご一読ください。詳細は本書でご確認下さい。

●その場しのぎ的ともいえる対処療法が、多くの病院で行われている医療行為です。(P21)

●(この50年で)人口は1.5倍増程度といわれていますが、医療費は150倍以上になっているのです。(P28)

●どれだけ無駄な医原病(※)が作られ、どれだけ無駄な薬が使われ、どれだけ社会毒とよばれる原因物質が現代の病気を作っているか(P30)

(※)医原病・・・医療行為が原因で生ずるさまざまな疾患や病状の悪化のこと(P26)

●日本は世界でもダントツの薬漬けの国家(P90、P91にデータ有り)

●薬は対処療法的な意味において、不快症状を取り除く効果が期待できることは事実ですが、それと同じくらい人間の体に悪影響を与えるものである(P43)

●ワクチン接種した子どもたちは、ワクチンを接種しなかった子どもたちより2倍以上の確率でさまざまな病気にかかっている(P60)

医学界の中でもっとも嘘と誘導がはびこり、薬漬けやいい加減な病名がはびこっている分野こそ精神医学分野なのです。(略)その病名は精神薬を投与するための口実にもなってしまっており、(略)本人ではなく家族や社会がレッテルを貼り差別化するために、精神科が利用されている(P79)

●これらすべての事件(※我が国の凶悪殺害事件等)が精神薬を飲んでから発生したことがわかっています(P92)

●飛び降り自殺した人は100%精神薬を飲んでいたことがわかっています(P95)

●決して心の問題があっても精神科や心療内科にはいくな(P98)

●抗がん剤も放射線治療もやってはいけない(P100)

●(ガンの)治療を拒否した患者の平均寿命は12年6ヶ月である。しかし外科手術その他の治療を受けた患者は、平均すると、その後わずか3年しか生きていない(P109、米ハーディン・ジェームズ教授)

●残念ながら日本の健康診断にはまったく意味がない(P114)

●コレストロールが低い人は免疫力が低く、ガンや感染症にかかりやすい(P116)

●動物実験で細菌やウイルスに感染させた場合、何も飲まなければ死亡率は9.3%でしたが、解熱鎮痛薬を使った場合45.8%まで死亡率は上昇したという報告があります。つまり熱があるからといってすぐに子どもに風邪薬を投与するなどということは、いいことをやっているふりをして実は虐待に近いのです。/人間が発熱するというのは、免疫反応によって、ウイルスや細菌を殺すためであるという原点を忘れないで欲しいものです。(P128)

●抗生物質は立派な猛毒であり、人間は様々な細菌と共生して健康を作っていますが、抗生物質はそれを破壊する(P137)

●これら(※アトピー性皮膚炎、じんましん、喘息など)を総称して化学物質過敏症などと呼ぶことがあります。(略)化学物質過敏症であるとするなら社会毒に着目すべきですが、実際には西洋医学の論理に従って軟膏を塗り続ける(P140)

●そもそも花粉症の原因というのは本当に花粉なのか、みなさまは考えてみたことがありますか?(略)花粉が原因ではなく体の栄養不足や化学物質の汚染、花粉の汚染などこそが花粉症やアレルギーと呼ばれるものの主たる原因なのです。(P141)


ここからは社会毒の話。
●最も普遍的に普及し最も売られていながら最強最悪の毒、それが砂糖のたぐいである(略)病気の予防はまず砂糖ものを減らすこと、理想は当然ながら砂糖のたぐいをゼロにすることです。(P148)

●では人工甘味料はどうなんだというと、これまた砂糖と同じかそれ以上に危険なシロモノ(略)。スクラロースであれ、ほかの甘味料であれ、すべて健康にはかなり悪いということです。人工甘味料は発ガン性だけの問題ではなく、不妊リスクを著しく高め、太りやすくすることもわかっています。(P151)

牛乳ほど悪い食品を見つけるのは簡単ではありません。(P153)

食品添加物については(略)1500種類近い食品添加物が許可されていますが、これは世界一(略)、アメリカでは140種類弱くらい(略)ヨーロッパではさらに厳しく数十種類(P155)

●ニューヨーク市ではトランス脂肪酸は全面禁止であり、ヨーロッパでも厳しい制限を設けている国は少なくありません。またアジアでも多くの国がトランス脂肪酸の表示義務をつけていますが、唯一やっていない先進国が日本です(P158)

●日本の農薬基準値は世界最悪なのです。(略)EUに比べると数十倍から数百倍ゆるい(略)野菜を食べていれば健康になれるというのは全くの嘘(P161)

GMO(遺伝子組み換え食品)によって生殖関連の障害が発生することが判明しています(P162)

皮膚から吸収される化学物質系の毒も危険性が指摘されています。皮膚や粘膜からの毒性物質の吸収率はむしろ高くなるため、日々使う洗剤、せっけん、シャンプー、リンスなどについても意識する必要があります(P164)

●健康に気を使っている方たちはフッ素入りの歯磨きなどは使わず(略)テフロン加工されたフライパンなども使わない(P168)


書き出したらキリがないので、これくらいにしておきます。

この本を読んだ後に、以下の4冊も一気に読みましたが、こちらも興味あるとかないとか関係なく、読んだ方がえーと思います。読んでどう思うか、行動に移すかは人それぞれですが、私はまず日用品を全部買い替えました。自分のため、家族のために。


医学不要論
内海 聡
三五館
2013-05-22