続き
「ガンで亡くなる方はどれくらいいるんだろう?」、「そもそもガンの原因ってなんだろう?」という疑問から、色々と調べている時に、知り合いから紹介したもらったのがこちらの本。
タイトルは『ガンからの警告』、副題は『知られざる日用品の害毒』。著者は、サミュエル・S. エプスティーンという医学博士で、ガンの原因と予防の世界的権威だそうです。なのに日本語に訳された書籍が殆どないのはなぜでしょう。本書も、もう絶版になっているようなので、amazonマーケットプレイスで購入しました。
本書に書かれていることを一部抜粋しますと、
本書には、具体的に、石油化学物質が入っているであろう製品、化粧品のリストや、有害成分名のリストなども掲載されておりますので、興味ある方は本書をご確認ください。
このような有害物質が子供達が日常的に使っている製品にも使われているということと、これが化粧品業界や製薬業界など各業界の利益を優先させ、政府(厚生労働省等)が規制するという責任を放棄しているということ(P17、P189)には、ショックと同時に、絶望的な気分になりますね。
私たちにできることは、このような有害物質について学ぶこと。そして、そのような製品を買わないこと。著者サミュエル・S. エプスティーン博士も、『安全な代替製品を意識して買ったりすることで、安全な製品を製造している、まだ力のない企業や業界が有利になるように、市場の流れを変えることができるのです』(P36)、『市場はこのような不買運動によってこそ、規制に頼らずに、消費者向け製品を改革する最後の砦として機能するようになるのです』(P89 )と述べています。
『口から吸収するものは9割が排泄されるが、肌から吸収するものが9割が体内に残る』と聞いたことがあります。ガンを予防するためにも、肌から吸収する化粧品やパーソナルケア製品に関する知識を蓄えた方が良さそうです。
なお、この『ガンからの警告』はDVD版も発売されています。著者と一緒に製品開発しているニューウエイズのコンベンション(2007年、横浜)での著者の講演の映像です(講演映像は60分弱)。著者の英語がめちゃくちゃ聞き取りやすくてビックリしました(字幕入りなのでご安心を)。日本人向けの講演なので、日本語のスライドも用意されています。
『避けることが可能なガンの原因について、国民の知る権利が無視されている』という話が最後にありました。昨日のエントリーで、我々は非意図的に化学物質等の暴露があることに対して『リスク評価に基づく暴露防止の行政処置と国民への情報周知が必須である』という某教授のコトバを引用しましたが、実態は、行政措置も国民への情報周知もされていないということが、紹介した書籍、DVDを通して痛感しました。
予想通り(というか、予想以上に)世の中は不条理です。
「ガンで亡くなる方はどれくらいいるんだろう?」、「そもそもガンの原因ってなんだろう?」という疑問から、色々と調べている時に、知り合いから紹介したもらったのがこちらの本。
タイトルは『ガンからの警告』、副題は『知られざる日用品の害毒』。著者は、サミュエル・S. エプスティーンという医学博士で、ガンの原因と予防の世界的権威だそうです。なのに日本語に訳された書籍が殆どないのはなぜでしょう。本書も、もう絶版になっているようなので、amazonマーケットプレイスで購入しました。
本書に書かれていることを一部抜粋しますと、
●1950年以降に増加したガン患者のうち、約75%が喫煙に関係しないガン(P26)
●ガンの発生率がアメリカよりさらに顕著に増えているのが日本です(P27)
●現在ガンが大流行している主な原因は(略)、発達しすぎて暴走している工業技術、とくに石油化学や原子力にある(P28)
●大気や水などの環境や、職場、処方される薬、食品に加え、日用品、化粧品、バスルーム製品といった消費者向け製品が、ことごとくさまざまな発ガン物質に汚染されてしまった(P29)
●少なく見積もっても、乳幼児や子供では3品目、男性なら10品目、女性になると20品目近くの(石油化学)製品を日常的に使っています(P62)
●主要先進国では、大多数の消費者にとって、普通の化粧品やパーソナルケア製品が、最も重大な発ガン物質になっています(P81)
本書には、具体的に、石油化学物質が入っているであろう製品、化粧品のリストや、有害成分名のリストなども掲載されておりますので、興味ある方は本書をご確認ください。
このような有害物質が子供達が日常的に使っている製品にも使われているということと、これが化粧品業界や製薬業界など各業界の利益を優先させ、政府(厚生労働省等)が規制するという責任を放棄しているということ(P17、P189)には、ショックと同時に、絶望的な気分になりますね。
私たちにできることは、このような有害物質について学ぶこと。そして、そのような製品を買わないこと。著者サミュエル・S. エプスティーン博士も、『安全な代替製品を意識して買ったりすることで、安全な製品を製造している、まだ力のない企業や業界が有利になるように、市場の流れを変えることができるのです』(P36)、『市場はこのような不買運動によってこそ、規制に頼らずに、消費者向け製品を改革する最後の砦として機能するようになるのです』(P89 )と述べています。
『口から吸収するものは9割が排泄されるが、肌から吸収するものが9割が体内に残る』と聞いたことがあります。ガンを予防するためにも、肌から吸収する化粧品やパーソナルケア製品に関する知識を蓄えた方が良さそうです。
なお、この『ガンからの警告』はDVD版も発売されています。著者と一緒に製品開発しているニューウエイズのコンベンション(2007年、横浜)での著者の講演の映像です(講演映像は60分弱)。著者の英語がめちゃくちゃ聞き取りやすくてビックリしました(字幕入りなのでご安心を)。日本人向けの講演なので、日本語のスライドも用意されています。
『避けることが可能なガンの原因について、国民の知る権利が無視されている』という話が最後にありました。昨日のエントリーで、我々は非意図的に化学物質等の暴露があることに対して『リスク評価に基づく暴露防止の行政処置と国民への情報周知が必須である』という某教授のコトバを引用しましたが、実態は、行政措置も国民への情報周知もされていないということが、紹介した書籍、DVDを通して痛感しました。
予想通り(というか、予想以上に)世の中は不条理です。