不格好経営―チームDeNAの挑戦不格好経営―チームDeNAの挑戦 [単行本]
著者:南場 智子
出版:日本経済新聞出版社
(2013-06-11)


周りのいろんな知人が「面白い!」というもんですから、読んでみました。

う〜ん、確かにこれは面白い!

久しぶりに仕事を放ったらかしで没頭して読みました。

「社長業は、120%全力投球でも足りないものだ」(P170)というのを痛感する内容です。

最も共感したのは、数々の困難がありながら、なぜ諦めなかったのかという話(P77〜)。

・・・チームが誇らしかった。こんな人材が集まるベンチャーはほかにないのではないか。このチームでやってダメなら、世の中に成功なんてないんじゃないか。真っ暗なトンネルのなかで光はまったく見えないものの、出口があるということは一瞬たりとも疑わなかった。


私も(南場さんの困難に比べると屁みたいなもんですが)、似たような気持ちになることがあります。

私のいる会社、事務所は一般公募を一切していないのに、この2年〜3年位の間に、私の理念・考えに共感してくれてた公認会計士・税理士が10名以上集まってくれました。人材だけは誇りに思いますし、感謝してもし尽くせません。

第7章の「人と組織」については、いくつか参考になるところがあったので、以下、備忘記録。
■意思決定については、緊急でない事案も含め、「継続討議」にしないということが極めて重要だ(P198)

■(コンサルタントの意思決定と)プレッシャーのなかでの経営者の意思決定は別次元だった。「するべきです」と「します」がこんなに違うとは(P202)

■決めるときも、実行するときも、リーダーに最も求められるのは胆力ではないだろうか(P205)

■事業リーダーにとって思考の独立性が重要なことは自明だ。誰かにおもねった途端、リーダーではなくなる(P207)

■(優秀な人の共通点は)労を惜しまずコトにあたる、他人の助言には、オープンに耳を傾ける、しかし人におもねらずに、自分の仕事に対するオーナーシップ思考の独立性を自然に持ち合わせている、ということではないかと思う(P217)

■(MBAについて)学びがゼロかというと、そうではないが、そのために2年間も使うのか、を問いたいところ(P220)

■逃げずに壁に立ち向かう仕事ぶりを見せ合うなかで築いた人脈以外は、仕事では役に立たない(P220)

■仕事に向う姿勢こそが人脈を引き寄せる(P221)

自分の仕事に対するオーナーシップ思考の独立性以上に、私に足りないものは「ちゃぶ台返し」の話(P48〜)だなぁ・・・。