本を出版したいと思う人は、まず10万文字を書き切る根気が必要です。

ほとんどの執筆者は、執筆以外の別の仕事をしていますので、執筆は本業以外の時間に行わなければなりません。そのため、まとまった時間の確保が必要になります。

「どのようにして執筆のための時間を確保するのか」については、「あるべき論」など述べることはできませんので、私の話を少し述べておきましょう。

私の場合、執筆は「編集」であり、価値ある情報を編み出す作業と捉えていますので、相当の集中力を要します。空いた時間にちょこちょこと書き進めるということができません。ですので、3時間とか4時間とか、まとまった時間を確保しておく必要があります。

そうすると、昼間はまず無理です。
もし、昼間に3時間、4時間というまとまった時間があったとしても、電話は鳴るし、話しかけれるし、何かと誘惑はあるし、集中力が途切れる要因を避けることができません。

そのため、私は夜中に集中して執筆をしています。
具体的には24時から朝6時頃までは執筆タイムです。
誰にも邪魔されない時間です。それこそ寝食忘れて執筆に没入できる時間です。

執筆の集中期間は、なるべく午前中のアポイントを入れないようにして、ある程度の睡眠時間は確保するようにしていますが、まぁ、時には午前中のアポイントもありますから、極度の睡眠不足になります。一睡もしない日というのが年に何回かありますが、この歳になると相当キツイものがあります。おそらく、1冊本を書く度に寿命が1歳縮まっていると思いますけど、そんなことを言い出したら何も出来ませんからね。使命感でやってます。

こうやって、何とか集中して執筆できる時間を確保しています。

ただ、会社員の方などはこのような生活はできないと思いますので、昼間にまとまった時間を確保する必要があります。次回は、私の昼間の時間の使い方を述べてみます。