9月頃に新刊書を出します。
はじめて専門書以外を書きました。しかも共著です。
「共著」というと、いつもブログを読んでくれている方なら「ピン!」ときたかもしれません。
今まで出した専門書は、執筆は2ヶ月位、校正諸々に2ヶ月位で、書き始めてから流通するまでに半年位でした。
今回は専門書以外の書籍でしたが、意外と執筆期間は専門書より長くなり、1年近く要しました。専門書の場合は、書く前から細部にわたり構成が決まってますし、内容もFIXしてますから、「後は書くだけ」という状態で執筆を始めます。しかし、今回は、企画段階で構成は決まっていたものの、書きながら内容がFIXされていき、最後には企画とは違う構成になった箇所もありましたので、結構体力が必要でした(精神的には専門書よりラクでしたが)。
本編の執筆・校正が終わったら、「はじめに」を最後に書いて、あとは書名と表紙を決めていきます。
専門書の場合は書名にそれほど悩みませんが、今回は悩んでます。数週間悩んでます。しかし、まだ「コレ!」ってものが出てきません。書名だけで売上が大きく変わるようなので、編集者も必死になって考えてくれています。
それにしても、一冊の本を上梓するのに、編集者の労力・魂ってものはすごいなぁと驚かされます。
まず1年近く要した執筆期間中、よく投げ出さすにサポートしてくれたものだと。
そして校正。これも、原稿の隅から隅まで十回以上読み込んでくれているわけです。筆者の視点だけでなく、読者の視点、売れる本を作る編集者の視点、様々な視点から赤ペンを入れていきます。
最後は書名。これも類書のタイトルや発売部数を調べてくれて、どんなタイトルがどの棚に置かれるのか、売れるタイトル、売れないタイトルはどんなものか・・・ってことを分析しているんです。
年間8万冊位が新刊書として発売されるようです。毎日数百部が出版される計算になります。
しかし、実際に数冊の本を出して感じることは、出版社は売れないと思うような本を絶対に出版しない、ということです(自費出版を除く)。そして、一冊の本を売るために、惜しまぬ努力をしているということです。
企画の段階で売れないと思った本は絶対にボツになりますし、良いことが書かれていない本も絶対にボツになります。
最近、ネット上で本の批判をする人が多いですが、読んでいてウンザリすることが多々あります。匿名投稿をすることでしか存在感を示すことができない残念な人が書いているはずですが、そういう人は読書から何かを得ることなんぞ出来ないでしょうね。
なぜなら、その本は出版されているからです。
一冊の本のどこかに良いことが書かれているはずですし、それが自分の求めているものと異なるものであれば違う本に当たれば良いのです。本を批判することは「私はアホです」と言ってるようなもんです。特に、ビジネス書に対して「著者の単なる自慢話に過ぎない」と評する方がかなり多いですが、そういう方は読書をおやめになった方が良いでしょうね。
私はブログをなんやかんやと10年近く書いているので、過去には本の批判をしたこともあったかもしれませんが、最近はオススメしたい本しか書いてません。本当に著者に言いたいことがあれば、良いことでも悪いことでも、ネットや出版社ではく、著者本人に手紙を書きます。私の元にも手紙やメールは多く届きます。それが普通だと思います。
念のため、次の新刊書に対する批判を牽制するためにこんなことを書いているのはありません。
書名一つ決めるにあたっても、編集者の本に対する情熱が注ぎ込まれているということを知って欲しいのです。そして、出版社、卸売業者、流通業者、バイヤー、書店などの情熱もあって、私たちは本を読むことができるということです。
はじめて専門書以外を書きました。しかも共著です。
「共著」というと、いつもブログを読んでくれている方なら「ピン!」ときたかもしれません。
今まで出した専門書は、執筆は2ヶ月位、校正諸々に2ヶ月位で、書き始めてから流通するまでに半年位でした。
今回は専門書以外の書籍でしたが、意外と執筆期間は専門書より長くなり、1年近く要しました。専門書の場合は、書く前から細部にわたり構成が決まってますし、内容もFIXしてますから、「後は書くだけ」という状態で執筆を始めます。しかし、今回は、企画段階で構成は決まっていたものの、書きながら内容がFIXされていき、最後には企画とは違う構成になった箇所もありましたので、結構体力が必要でした(精神的には専門書よりラクでしたが)。
本編の執筆・校正が終わったら、「はじめに」を最後に書いて、あとは書名と表紙を決めていきます。
専門書の場合は書名にそれほど悩みませんが、今回は悩んでます。数週間悩んでます。しかし、まだ「コレ!」ってものが出てきません。書名だけで売上が大きく変わるようなので、編集者も必死になって考えてくれています。
それにしても、一冊の本を上梓するのに、編集者の労力・魂ってものはすごいなぁと驚かされます。
まず1年近く要した執筆期間中、よく投げ出さすにサポートしてくれたものだと。
そして校正。これも、原稿の隅から隅まで十回以上読み込んでくれているわけです。筆者の視点だけでなく、読者の視点、売れる本を作る編集者の視点、様々な視点から赤ペンを入れていきます。
最後は書名。これも類書のタイトルや発売部数を調べてくれて、どんなタイトルがどの棚に置かれるのか、売れるタイトル、売れないタイトルはどんなものか・・・ってことを分析しているんです。
年間8万冊位が新刊書として発売されるようです。毎日数百部が出版される計算になります。
しかし、実際に数冊の本を出して感じることは、出版社は売れないと思うような本を絶対に出版しない、ということです(自費出版を除く)。そして、一冊の本を売るために、惜しまぬ努力をしているということです。
企画の段階で売れないと思った本は絶対にボツになりますし、良いことが書かれていない本も絶対にボツになります。
最近、ネット上で本の批判をする人が多いですが、読んでいてウンザリすることが多々あります。匿名投稿をすることでしか存在感を示すことができない残念な人が書いているはずですが、そういう人は読書から何かを得ることなんぞ出来ないでしょうね。
なぜなら、その本は出版されているからです。
一冊の本のどこかに良いことが書かれているはずですし、それが自分の求めているものと異なるものであれば違う本に当たれば良いのです。本を批判することは「私はアホです」と言ってるようなもんです。特に、ビジネス書に対して「著者の単なる自慢話に過ぎない」と評する方がかなり多いですが、そういう方は読書をおやめになった方が良いでしょうね。
私はブログをなんやかんやと10年近く書いているので、過去には本の批判をしたこともあったかもしれませんが、最近はオススメしたい本しか書いてません。本当に著者に言いたいことがあれば、良いことでも悪いことでも、ネットや出版社ではく、著者本人に手紙を書きます。私の元にも手紙やメールは多く届きます。それが普通だと思います。
念のため、次の新刊書に対する批判を牽制するためにこんなことを書いているのはありません。
書名一つ決めるにあたっても、編集者の本に対する情熱が注ぎ込まれているということを知って欲しいのです。そして、出版社、卸売業者、流通業者、バイヤー、書店などの情熱もあって、私たちは本を読むことができるということです。