![斎藤一人著 成功脳 [CD付]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41ldj%2BC6LbL._SL160_.jpg)
著者:斎藤 一人
販売元:ロングセラーズ
(2011-07-08)
販売元:Amazon.co.jp
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本書は、書籍というより、オーディオブック[CD]であるが、かなり良かった。
斎藤一人さんは、個人の所得税としては、おそらく日本で最も納税額が多い方だと思う。しかも、不動産所得ではなく事業所得だけで、これまでに数百億円を納税していると思われる。
前人未到の実業家だ。
その斎藤一人さんの講演を収録したもの。
これ程の成功を収めるには、「顕在能力」ではなく「潜在能力」をフルに活かさなければならない。
つまり、「成功脳」を持たなければならない。
「脳」というのは、元来なまけたいものだという。
だから、「脳をなまけさせない」ことが大切。
脳を喜ばせることにより、「潜在能力」が発揮される。
講演で松下幸之助翁の話が出てくる。
松下幸之助は「自分を出世させたのは3つのことしか考えられない」と言ったらしい。
1つ目は、家が貧乏だったこと。
2つ目は、学校へ行ってないこと。
3つ目は、病気だったこと。
家が貧しいから、金持ちになろうとした。
学校へ行ってないから、本を読んで勉強した。
体が弱いから、時分の代わりになってくれる人を育てようとした。
この3つは、普通の人だったら「だから、自分はダメなんだ」という理由にしてしまうものだが、幸之助は違った。
そういうことを理由に「脳をなまけさせる」ということをしなかったのだ。
斎藤一人さんも学校には行ってない(中卒だが、中学もほどんど行ってないとか)。
それでも日本一の納税者だ。
斎藤一人さんの会社は「日本漢方研究所」というが、「研究所」はない。
研究員もいない。一人さんも研究していない。(しかも、社員もほとんどいない)
それでも、おそらくすごい売上を上げているはず。
「そんなことできるのですか?」と問われると、一人さんは、こう答える。
「オレにはできないけど、オレの脳にはできるんだよ!」
「脳」にとっては、1万円稼ぐことも、100万円稼ぐことも、同じこと。
だから、「脳」を喜ばせる。「脳」をなまけさせない。
講演は、こういう言葉で締めくくられる。
「魂が脳の主人なんだよ! 使用人に使われたらダメなんだよ!」
最近、iPodですーっと聴いてます。
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