公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

オリオンビール in オリオンホテル

orionhotel

昨日『モンマルトル』で誕生日会があったので、そのまま那覇の『オリオンホテル』に宿泊していた。『オリオンホテル』の「開業49周年記念」で、今だけ4900円で泊まれる。タクシーで帰るより安いので泊まった。

ウェルカムドリンクは、もちろんオリオンビール。

一緒に泊まった来沖夫婦は、今日関空へ戻っていった。思い出に残る誕生日を一緒に過ごしてくれて感謝!

また沖縄で待ってるよ〜。



uangi

今日(7/24)は土用の丑の日。『オリオンホテル』の近くに鰻屋さんがあったので、行ってみた。最近出来たばかりのお店らしい。老舗鰻屋って感じではない鰻屋さんに久しぶりに来たかもしれない。沖縄民謡がガンガンにかかっているカジュアルなお店で、音楽がうるさいとネットの口コミで批判されてたけど(ヒマなヤツ…)、カジュアルなお店なんだからいいじゃねーか。店員さんがめちゃくちゃ愛想良くて、引き抜こうかと思った。安くて、美味しくて、サービスがいい。何が不満なんだ。



happybirthday

北谷に戻って、スタバで読書。
スタバって、どこ行ってもサービスいいよねぇ。気持ちいいわ。


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ビリギャル本人さやか『私はこうして勉強にハマった』 #読了


私はこうして勉強にハマった (サンクチュアリ出版)
ビリギャル本人さやか
サンクチュアリ出版
2024-07-09



ビリギャルの小林さやかさんが2年前に上梓した『ビリギャルが、またビリになった日』は共感だらけの本だったので、新刊書『私はこうして勉強にハマった』も読んでみた。

前作は、小林さやかさんがニューヨークのコロンビア大学院へ留学するまでについて書かれていたが、あれから2年を経て大学院を修了し、本年7月に日本に帰国したらしい。

新刊書『私はこうして勉強にハマった』は、コロンビア大学院で研究された認知科学の内容なども盛り込みながら、理詰めで「勉強ができる人」になれる方法をまとめたもの。

中高生をターゲットに書かれたものだと思うので、大学受験の勉強法や試験当日の心得のようなことまで書かれているが、第1章(PART1)の、勉強とは何か(P24〜)、私たちはなぜ勉強するのか(P41〜)については指導的立場にある人も読むべきであろう(ここを語れない人は教育者になるべきではないと思う)。

特に、知識を詰め込むだけの日本の受験システムにおける勉強は「意味ない」「オワコン」と言い切り(P25)、知識という「点」をいっぱい詰め込もうと暗記するのではなく、点と点をつないで線にしていって絵を描くように「思考」し、「理解」していくことが大事である(P27)という点は、私も大学の講義の中で何度も言っていることであり、本書の中で最も重要な箇所ではないかと思う。

勉強とは「暗記」ではなく、「地頭」(=考える力)を鍛えることである。大人(特に親と教育者)がマインドセットを行うべきだと思う。

なお、本書を読んで思ったが、著者は慶應に合格するまでも、コロンビア大学院へ留学するまでも、留学中も、めちゃくちゃ努力してるね。死ぬほど勉強してる。私が公認会計士試験の受験をしていた時よりも絶対に勉強している。本書をその時に読んでいたら、もっと早く合格できたかもしれん。なーんて思った。

良くも悪くも1人の教育者との出会いが人生を変えるのだ。あるインタビュー記事によると、小林さやかさんは、帰国後、大人のマインドセットを変えるため、大人向けの教育ビジネスを立ち上げるらしい。いま我が国に必要なことは、まさに大人のマインドセットを変えることであり、教育を根本から変えることだと思う。

頭キレキレ 体キレキレ

Montmartre

一昨日大阪から沖縄に遊びにきてくれた友達夫婦と、沖縄の仲良しファミリーと、大好きなビストロ『モンマルトル』へ。

メンズ3人の誕生日が近いので、レディース3人(&1kid)が誕生日会を開催してくれた!



Montmartre

毎月のように通い、毎回コースを頼むが、一度も同じものが出てきたことがない。その時の旬の食材でメニューを組み立てているのだろう。なので、何が出てくるか分からない。今日は、メイン料理は牛か羊か鹿をチョイスでき、全員が違うものを頼んだが、全員が期待を裏切られた(もちろん、期待を遥かに超えるものが出てきたという意味)。



Montmartre

ワインはペアリングでお願いしたら、まさかの「一品一ボトル」。
飲むよね〜。

「武田さんから予約を頂いたので、ジュラワインのバックビンテージを置いときました。最後の1本です」とシェフ植村さん。LOVEだ。




Montmartre

沖縄でジュラワインが飲めるのは、おそらくこのお店だけだろう。
白でもなく、赤でもなく、黄色い液体。
香りがたまらなく好き。



Montmartre

飲んだわね〜。



Montmartre

パースデイプレート、ありがとう!

ヨーロッパでは「YUJI」を「YOUJI」と書く。ホンマ??



Montmartre

そして、大阪から来てくれた夫婦から、サプライズのお花まで。
(ちょっと待って。さっきまで一緒に居たのに、どこで買ってきたの???)

「頭キレキレ 体キレキレ 男前な1年を!!!」

了解! 

この1年もキレッキレに生きていきます。
(酒は控えます)


今年の誕生日も感動しっぱなしでした。皆様に感謝です。

誕生日

okinawa


今日は誕生日。49歳になった。

今日1日、たくさんのお祝いのメッセージを頂いた。たくさんのギフトやバースデーカードも届いた。マジ嬉しい。

早くに就寝したはずのパートナーは、0時0分に起きてきて、「生まれてきてくれてありがとう」と言いに来てくれた。幸せだったわ。最高の存在承認だね。

父親からは、「まだリタイアするな」「雄治の叡智、知恵を後世に残せ」とLINEが来た。生まれてきてから今まで最も応援してくれてる父親からのメッセージ、肝に銘じて、社会に足跡を残していきたいと思う。

かつては「おめでとう」とか描かれたスタンプだけをLINEで送りつけてくる人が多くて、それは私を憂鬱にさせたので、どこにも誕生日を公開しないようにしたんだよね。そういうコトバや感情をスタンプに委ねて対話したつもりになっている人が嫌いだし、ノイズだし、そんなのにスタンプで返事するほど暇じゃないし寛容じゃない。そういう語学力のない輩とは、こちらから連絡を取らないようにしたので、自然と私の周りから消えていってくれた。なので、今日は愛のこもったメッセージだけを受け取ることができた。愛はコトバにのせて伝えるものだ。

愛のこもったメッセージには、愛をこめて1つ1つに返信した。皆様感謝。

この数日、いつも以上にノートに向き合い、自分を見つめ、人生の目的、理念、ミッション、夢リスト、人生計画などをアップデートしていた。アフターコロナで人生が劇的に変わったが、小さくまとまってしまっている自分に気付いた。コロナ前の方がデカいこと考えてたなぁと。人生後半戦、もう一度勝負しようと思う。小さくまとまる俺ではない。自己の成長、大切な人の幸福、社会と御縁ある人々の発展のために、再びロケットエンジンを点火して大気圏を突き抜ける。そして社会に足跡を残す。と決めた。楽しみながらね。

死ぬまで No Fun,No Life!!
人生楽しんでなんぼ。幸せになってなんぼ。
私の幸福が御縁ある方々に伝染するようにな人間でありたい。

人格も上腕二頭筋も、まだまだ鍛えます。
引き続き、よろしくお願い致します。

初潜り

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今日は大阪から友達夫婦が遊びに来てくれた。

海に潜りたいというので、北谷の宮城海岸へ。監視員もいないし、遊泳区域もないし、トイレも売店もない海岸だが、上から見るとサンゴ礁がくっきり見えるキレすぎる海。



okinawa

実はここで潜るのは初めてだったのだが、入水してビックリした。海岸から数メートル離れただけで、水深20〜30メートルの世界が現れ、何百匹という魚に囲まれる。めちゃキレイ。

わざわざ離島とかに潜りに行かなくても、ここでいいやん!

(ただ、この辺りは波がきつく、満ち潮の時は危険だと思うので、引き潮の時に潜ることをオススメする。)


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最高!

友達夫婦も喜んでくれた。


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ひと泳ぎして、早めのディナー。
宮城海岸沿いのベトナム料理店にて。

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食事が終わっても、まだ外は明るかった。

近所の居酒屋が開店3周年らしく、その記念に、メイン通りを封鎖して、伝統芸能「エイサー」が行われた。沖縄県民、やることが派手すぎる。

エイサー


目の前で見るエイサーは迫力満点。感動した。
道路の両サイドには数百人(千人を超えてたかも)の人の群れ。外国人も多かった。

大阪からやってきた友達は、偶然にエイサーを見れてラッキーだったね。

ちなみに、沖縄では、お店の開店祝いや周年祝い、結婚式、運動会、学園祭などにおいて、各地域の青年会が出向いてエイサーが振る舞われる。毎年8月には、沖縄市コザで沖縄最大規模のエイサー祭り「全島エイサーまつり」が開催される。3日間に渡り開催され、述べ30万人あまりの観客動員数を誇る沖縄の大イベント。



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エイサーが終わり、友達夫婦をホテルに送り、自宅に戻ると、すっかり日は暮れた。満月がキレイだった。

今日も楽しすぎた。
No Fun,No Life!

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奥村くみ『私たちは本でできている』#読了


センスを磨く読書生活 私たちは本でできている
奥村 くみ
オレンジページ
2024-06-07



書店で平積みされていて(それも、なぜか哲学思想コーナー)、タイトルに惚れて購入。

資生堂名誉会長の福原義春氏の『だから人は本を読む』という本に書いてあった、「私という人間は今まで読んだ本を編集してでき上がっているのかもしれない」し、「逆にいえば本によって編集されたのが私」(P41)なのかもしれないという文は、共感しすぎて脳裏に焼き付き、離れることがない。

『私たちは本でできている』というタイトルが福原義春氏の著書を参考にされたのかどうかは分からないが、ステキなタイトルだと思う。

本書は、無類の本好きである奥村くみさんが、Instagramを中心に本を紹介してきたものを編集したもの。紹介されている本は、私が普段読まないジャンルの本も多く、世界観が広がった。

薄い本なのですぐに読めるが、紹介されている本は結構ある。書評というより読書にまつわるエッセイだが、軽すぎず、所々深い。読書好きにはオススメの一冊です。

ジビエ

okinawa

昨日(7/19)、那覇で史上最高気温36℃台を記録した。
4日前(7/15)に観測史上最高の35.7℃を記録したばかり。

歴代の「最高気温」は全国47位(※1)で、これまで35.6℃を超えたことがなかったのだが、この数日は猛暑日が続いている。

ジョギングしていても、昨年と明らかに違うことを感じる。沖縄まで異常気象。



okinawa


ジョギングしながら飛び込みたくなる。
海岸沿いの公園で頭から水をかぶって、熱中症対策。



okinawa


さすがに35℃を超えると、いつもすれ違うランナーもいないね。身の危険を感じる暑さだわ。


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夜は那覇へ


 Bistrot Habiller


沖縄に移住してから月1で『加藤食堂』へ通っているが、黒字社長塾を手伝ってくれているKさんが「加藤食堂で修行を積まれた方が那覇でジビエの店をやっている」という情報を教えてくれた。そりゃぁ行かねばならんやろ。ジビエ大好きやし。

ということで、今日、Kさんとそのお店に行ってきた。
ビストロ アビエ』 (BISTROT HABILLER)というお店。

『加藤食堂』と似て、カジュアルなビストロっぽいお店。メニューも『加藤食堂』に似ている。

ジビエ! ジビエ! と思ってメニューを見たが、ジビエがない。

「あれ? ジビエのお店って言ってなかったっけ?」

「アビエです(店名)」

「・・・(チーーン)」



 Bistrot Habiller


まぁ、ジビエではなかったけど、お料理もワインもめちゃ美味しかった。

前菜盛り合わせだけでもお腹いっぱいになりそうな盛り付け。これにメイン料理があれば十分。ワインも豊富でリーゾナブルな値段。今日もカリフォルニアのジンファンデルをチョイスした。好きな香。好きなテイスト。



 Bistrot Habiller


〆は、今日もサプライズドルチェ。

そして、誕生日プレゼントにジョージアのワインまで頂いた。
連日祝ってもろてばかり。

幸せだわ。

「分かち合い」の先にしか、真の人間関係はないと思う。大事なことも、些細なことも、分かち合える人はいた方がいいし、そういう人は大切にすべきだと思う。

キャッシュオンリーのお店

okinawa

朝から最高にいい天気。じわりじわりと日焼けしてきた。

が、一昨日のパラセーリングの時にウチナンチューがつぶやいていた通り、今日熱帯低気圧が発生した。台風3号に発達する見込みとのこと。そんな季節がやってきた。去年の教訓を活かし、蓄電池と水と非常食は備えている。


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「沖縄プロジェクト」(店名『DINING 和さびや 沖縄北谷店』)の工事は、今のところ順調に進捗している。予定通りいけば8月末には完成し、9月上旬にはソフトオープンできる予定。週1位で現場に来ているが、着々とカタチになっている。完成が楽しみすぎる。冷房が稼働していない中、工事に携わってくれている方々には感謝しかない。シェフのワッシーも準備を進めており、月内にはメニューを固めるらしい。こちらも楽しみすぎる。

wasabiya



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シェフのワッシーが、「近くにKENZO ESTATEのワインが飲めるピッツァの店を見付けた」というので、ワッシーファミリーと一緒にその店に行ってきた。沖縄市の『ブラータ』(BURRATA)というお店。


BURRATA


KENZO ESTATEが置いてあるお店というからドレスコードがあるのかと思ったが、めちゃくちゃカジュアルな雰囲気のお店で、全ての客が短パン・Tシャツ・ビーサンという驚きの光景。「こんな店にKENZOが置いてんの!?」と思ったが、ドリンクメニューの最終ページにKENZO ESTATEのページがあった。

それ以上の驚きで悲鳴を上げてしまったのが、まさかの「キャッシュオンリー」の文字。おいおいおい。

今日はワッシーが私の誕生日のお祝いをしてくれるというので支払ってくれたが、普段キャッシュもキャッシュカードも持ち歩かない私としては、こういうお店、ちょい焦る…。PayPayくらい使わせて!

「asatsuyu」は在庫切れだったので、「rindo」を注文。ラベルを見ての通り、ちょっと冷やしすぎだが、この香りがたまらなく好き。

ちなみに、新店舗でもKENZOは置く予定。



BURRATA


Pizzaも他の料理もめちゃくちゃ美味しかった。
お店もPizzaも見た目で判断したらアカン。
ここは何度も通いたいと思ったくらい美味しかった。

生ビールがチェコの「ピルスナーウルケル」だけというのも強いこだわりを感じるが、お料理一品一品にもシェフのこだわりを感じた。

キャッシュオンリーも、何かのこだわりなんだろうね。シランケド。


BURRATA


手作りの旗まで用意してくれて、Happy Birthdayを歌ってくれて、お手紙もプレゼントも頂いて、ホントいつもありがとう。幸せです。来世までよろしく。

ワッシー、ごちそうさまでした。

あっ、新店舗はカード使えるようにしといてね!

パラセーリング

お友達ファミリーから誕生日のお祝いに頂いた。

パラセーリング ペアご招待券!


パラセーリング



朝イチで宜野湾港へ行ってきた。
お友達ファミリーも現地でお出迎えしてくれた。

パラセーリング



ボートに乗り込み、沖に数キロ進んで、特に準備もなく、飛んだ〜!!

パラセーリング

いえ〜い!!


パラセーリング

めちゃくちゃ天気が良かったが、後ろに雨雲が見える。なので沖までボードを走らせてくれたみたい。さすがウチナンチュー。ちなみに、この時点でウェザーニュースにも出ていなかったが、「2日後に台風が発生する」と言っていた(※ 実際に2日後に熱帯低気圧が発生し、その後台風3号となった)。なんで分かるん??



パラセーリング

めちゃくちゃ気持ちいい。
青い海、青い空、水平線。
絶景。
絶叫。
最高。


パラセーリング

左を向けば那覇市、右を向けば読谷村まで一望できた。
地球が丸いことまで分かった。

何時間でも飛んでいたかったが、あっという間だった。

こんないい体験をさせてくれたお友達ファミリーには大感謝!
ホント楽しかった。

また飛びたい。

スカイダイビングでもいい。

これからも色んな体験に時間とお金を使っていきたい。


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パラセーリングが終わって、友達ファミリーとブランチをして、北谷のアラハビーチへ。

arahabeach




友達ファミリーはキッズと遊び、我々は海に浸かり、各自自由に過ごした。

arahabeach



で、みんな遊び疲れて、海辺で昼寝した。

arahabeach


「天声人語」を書いていた辰濃和男氏『ぼんやりの時間』は私の人生を変えた本の一冊であるが、数年前、死ぬほど働いていた時にこの本に出会い、「ぼんやりは貴い」と言われて、全ての価値観が540度位ひっくり返ったような気がする。この本や類書に出会っていなければ、いまでも死ぬほど働いて、1つや2つの病気を患って、ホントに死んでいたかもしれない。

普段、何もしていないつもりでも、脳は必要な情報のみならず、必要でないノイズまでつかみにいき、脳内で情報処理を行っている。それも高回転で。それが自分の思想を作っているという面もあるが、自由な思想を奪い取ってる面もある。

以前、何かのTVの街頭インタビューで、ある一般人が「週1回くらい人間であることをやめたい」というようなことを言っているのを見て、すんごく共感したんだよね。深いなぁ〜と思って、モレスキンにメモしたくらい。私はこれを見て、「週1回くらい脳を止めたい」と思った。私の脳は、意識的に情報入手も情報処理も止めてあげないと、無意識レベルですごい働いてくれるので、ホントの意味での「ぼんやり」になっていない。今日のような絶景に呑まれるのに任せて、意識的に世界を遮断した方がいいような気がする。本を読む時間も貴いが、活字から離れて無になる時間も貴い。

関学の授業が終わったばかりなので、ちょっと脳を休めよう。ちょっと休もう。旅にも出よう。と思って、今月来月と幾つかの温泉宿を予約した。


予定のなさそうな友達ファミリーは、そのあとウチに来て、そのままウチでワインを開けて(空けて)、そのままウチに泊まっていった。自由だね。今日も朝から夜中までよく笑った。楽しければそれでよし。人生楽しんでなんぼ。スケジュールを楽しいことだけで埋め尽くそう。

答案用紙の裏側

okinawa

沖縄に戻った。
大学の授業が終わると夏休みのような気分になり、文庫版でも入手した『百年の孤独』を読みながらぼんやりしたい気分だが、そうも言ってられん。

期末試験は昨日のうちに採点したが、総合評価をして、システムに入力するのに膨大な時間がかかる。しかも、この作業、かなり切ない。他者を評価することが好きではない(というか嫌い)なのに、学生一人一人の顔を思い浮かべながら点を付けなければならない。その中には、もう会わない(会えない)人もいるかもしれないと思うと、寂しさがこみ上げてくる。


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昨日も書いたが、期末試験の際に、「時間が余ったら裏面に授業の感想を書いといて」と伝えておいたのだが、大半の学生が裏面にもぎっちりと何かを書き込んでくれていた。どんな手紙よりも嬉しいラブレターだ。

この授業を履修して本当に良かったなと思います。そして武田先生にお会いできてとても良かったです。私は春学期の授業の中でこの授業が1番大好きで、月曜日という週の初めだけど、毎週月曜日が楽しみでした。春学期全部出席したのも、必修(科目)の語学と、この会計学特論だけです。というくらい絶対にこの授業だけは出たいと思わせてくれた授業でした。ありがとうございました。

お伝えしたいことはたくさんあるのですが、この授業でとても印象に残ったことを2つあげます。

まず1つ目は、やっぱり会計はおもしろいなと思ったことです。
(略)
2つ目は、”やりたいことは全てやれ” という言葉です。
私はどこかで「会計士の勉強を優先しないといけないから◯◯はできない」という思いをもちながら過ごしていました。しかし、その言葉を聴いた日から、この思いは言い訳にすぎず、もっとやりたい、挑戦したいと思ったことは全てやろうと決めました。私の今の目標は、大学在学中にバンコクに行くことです。あと語学が好きなので英語の勉強を頑張りたいです。

春学期間、本当にありがとうございました。(商学部2年女性)

kwanseigakuin


私は武田先生の授業を聞いて、初めて関学に来て良かったと思いました。少し愚痴のようなものになってしまいますが、大学の授業は何も面白いと感じるものが無く、武田先生が仰っていたただ知識をインプットさせる授業ばかりでした。しかし、武田先生の授業を初めて受けた時に衝撃を受けたことを今でも覚えています。その夜、家に帰った時に、母に「こーいう先生が大学におってすごいタメになる授業してくれるねん」って話したほどです。

私が武田先生の言葉の中で記憶に残っているのは、「会いたい人に会いに行け」という言葉です。(ソフトバンクグループの)孫社長の話も織り交ぜながらその説明をして下さって、その時私はすごく感銘を受けました。いつも自分に言い訳をして、やりたい事をしてこなかったのですが、この言葉で自分が思いついたらなんでもやってみようと思えました。
(略)
秋学期も武田先生の授業が開講していたら絶対とります!(商学部4年生男性)

kwanseigakuin


以下、裏面から一部抜粋。

春学期の間、ありがとうございました。
私はこの授業で、卒業後に私がやりたいことの背中を押してもらったと勝手に思っているため、とても感謝しています。(中略)この授業で、留学に行ったほうがいいという話や、お金ではなく自分が頑張りたいことを極めたほうが良いという話など、多くの話を聞かせて頂き、就職をせず、オーストラリアに行くことを決めました。
会計の内容だけでなく、将来の自分の生き方を考えることができる授業は初めてであったため、卒業する前に受けることができて運が良かったと思います。
ありがとうございました。
(商学部4年生男性)

武田先生の授業を受けて、自分のマインドがとても良い方向に変わったと感じます。
授業の冒頭で、生徒からの質問にフィードバックする時間がありましたが、本当にたくさんの知見を得ることができました。意外とみんなが思っていることは同じだったり、「そういう考えもあるのか〜」と「異見」を吸収することもできました。
また、会計の授業については、知識を詰め込むだけの授業ではなく、分かりやすく理解できるように実務の世界を教えてくださり、自分が会計士や経営者になったかのように思えるような内容でした。
(略)
今学期の授業、ありがとうございました。大学の授業の中で一番おもしろかったです!
(商学部2年生女性)

私は、今まで生きてきた中で、1番いい授業だと思いました
(略)
私の母も、ある大学でコーチングを学びに行ってます。夕食時に、私は先生の授業の話を、母はコーチングで習ってきたことを共有するのですが、私は今、その時間が一番好きです。(後略)
(商学部2年生女性)

今学期も毎週沖縄から私たちのために授業をしに来てくださり、ありがとうございました。昨年の秋学期から履修させて頂いていましたが、今学期はさらに先生とお話しできる機会が増え、とても幸せで充実した春学期でした

先生の「会いたい人には会いに行け」という言葉が、私にとっては一番印象的な言葉です。(略)会いたい人の一人目が武田先生で、勇気を出してメールをしてみて本当に良かったと思っています(注: このメールがきっかけで一緒にランチをしたことがある)。行動自体はとても小さなことかもしれませんが、それまでの私にとっては、大学生活の中で1番ナイス! な行動だったと思います。(略)
私も、武田先生のように、いつも色んな人にとっての憧れであり、心の支えであり、笑顔が素敵な、そんな人になれるように、日々自分と向き合い、哲学し、深みのある人間へ成長していきたいです。
(商学部4年生女性)

実務家として働かれている先生の話、自分の知らない世界の話、5分後には何を話してるか分からない授業に関心を持ち、積極的に出席できました。会計に関する話だけでなく、人生観、生き方に関するアドバイスを頂き、自分の人生が深くなりました。大学でこのような授業を増やしてほしいです。
(商学部4年生男性)

先生の情熱に圧倒され、生きることへのモチベーションが高まる時間を過ごせました
(商学部4年生女性)

私の目を見て「◯◯さん」と名前を呼んで下さったことがあったのですが、沢山の生徒がいるのに名前を覚えてくれていたことがとても嬉しかったです。
(商学部3年生女性)

先生の生徒一人一人に向き合うとしている姿勢が伝わってきました。(略)熱い想いを後輩である私達に届けて下さったことを本当に感謝したいです。
(商学部4年生男性)

こちらこそ感謝です。

これからも、御縁ある人の人生を変えるようなインスピレーションを与えていける教育者で在り続けられるよう、自分を磨いておこうと思う。

関学授業 春学期 第14講 〜人生って映画のようなものだと思う

期末試験

春学期の授業全14講の最終講。早いもので半期のカリキュラムが今日で終わる。

14講目は期末試験(授業内試験)。授業開始のチャイムと同時に、45分の期末試験開始。試験問題は、知識を問うような問題は出題していない。思考力を問う問題を出題した。授業を聴いてたら満点が採れる内容なので、授業に出てた学生はちゃんと書けていたと思う。「時間が余ったら裏面に授業の感想を書いといて」と伝えておいたのだが、大半の学生が裏面にもぎっちりと何かを書き込んでくれていた。

後で読むのが楽しみだ。


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試験終了後は、少し時間があったので、学生達に最後のメッセージを送った(この最後のメッセージが聴きたいからと、未履修の聴講生も試験終了後に入室に来てくれた)。

まずは、私から学生の皆様へ、1回目の授業から最後まで履修を続けてくれたことに心からの感謝を述べた。履修登録はしたけど、単位を充たしたり、就活が忙しかったりで、消えていった学生が約3割いる。そんな中、たくさんの授業がある中で、私の授業を選択してくれ、最後まで履修してくれたことは、心から感謝している。そして、前回までの13回目の授業において、合計540枚のコメントシートを提出してくれたことにも感謝している。全てのコメントシートを複数回熟読し、できる限りのフィードバックをしてきた。この学生との「対話」を通して、私も思想・哲学をしてきたし、成長させてもらったと思う。

1回目の授業で「ノートが人生を変える」「毎日ノートを持ち歩け」という話をし、2回目の授業で私が使っているモレスキンを学生に見せたところ、ある学生がモレスキンを購入し、毎日ノートに向き合うことが習慣になったらしい。学生にとってモレスキンは高額な投資だったと思うが、自分と向き合うために書き続け、もう1冊目を使い切るという。たった3ヶ月であるがノートを通して自分と向き合ったことによって、自分を深く知ることができたという。自分のしたいことが明確になっただけでなく、自分の夢がより大きなものになったらしい。以前から起業家になることが夢であったが、今は「世界一の経営者になる」「武田先生に出資して頂く事業を創る」という大きな夢をノートに追記したらしい。多くのコメントシートの中でも、特に嬉しいコメントだった。

別の学生は、13回目の授業後に提出してくれたコメントシートに、これまでの13回の授業の中で「私がものすごく心を動かされた武田先生の言葉」というのを幾つか列挙してくれていた。その1つが(9講目で述べた「一隅を照らす」という言葉だった。私がこの教室の「一隅」(=部屋の隅っこ)でロウソクを照らしても、教室全体が明るくなることはない。しかし、私がある学生が持っているロウソクに火を灯すと、その学生が別の学生の持っているロウソクに火を灯してくれるかもしれない。それが続いていけば、たった1本のロウソクの火が部屋全体を明るくするかもしれない。人の心を動かすこと、社会を動かすことって、「一隅を照らす」ことから始まるのだ。だから最初に火を灯すこと。その情熱を途切れないよう、相手に伝えていくこと。そんな話が彼女の心に火を灯すことができたことは、私としても嬉しいことだ。

良くも悪くも、1人の教育者との出会いが人生を変える。教育者の端くれとして母校に登壇することなったが、どうせ登壇するのであれば、「良い影響を与える1人」になりたいと思っていた。だから、教科書を1ページ目から読むだけという下らない授業をする気にはなれない。100分という限られた時間の中で、どうやったら「良い影響を与える1人」になれるのかについては、毎週毎週授業時間の3倍も4倍もの時間をかけて考え続けてきた。私も昨年春学期に「一隅を照らす」ということから始めた。1年経って、その火が徐々に商学部全体に広がっていることは素直に嬉しい。

人生って映画のようなものだと思う。人生はエンターテイメントだと思う。世の中には80億もの映画が上映中であり、「わたし」という人間はその1つの映画の主人公なのだ。面白い映画って、どんな映画だろうか。何の苦労もせず成功や富を手にした人の映画って面白いかな? 何の行動もせず、何の挑戦もせず、言い訳ばかりしてる人の映画って面白いかな? 起承転結もなく、喜怒哀楽もなく、時間だけが過ぎていく映画って面白いかな? 様々な失敗や苦労や逆境を乗り越え、挑戦を諦めず、最後の最後に夢や栄光を掴むという波乱の人生の方が人を惹きつけるよね。大きな波があるからこそ、最高のエンディングが迎えられる。そこに人は感動するのだ。

ここにいる皆さんは、どのような映画の主人公を演じたい? どういうエンディングにしたい? それをもう一度、ノートに向き合って、書き出しいてほしい。人の目なんて気にしなくていい。どんな演技をしてもいい。「一度きりの人生という映画」を演じるのであれば、皆さんがホントにしたいことを、思いっきり演じるべきではないかな。

これまで皆さんは20年前後生きてきて、多くの人から影響を受けてきたと思う。特に影響を受けているのは母親と教育者ではないだろうか。それらの人々を通して、多くの無知や偏見、思い込みや呪縛を感じたり受けたりしてきたと思う。「人と同じことをやらないとダメだ」とか、「人と違うことをするのは恥ずかしい」とか、挑戦者をバカにするとか、成功者を妬むとかね。けど、そんな呪縛を解くことができる人は一人しかいない。自分だよ。「私の呪いを解けるのは私だけ」。これは、このクラスのMさん(2年女子)から教えてもらった『本屋さんのダイアナ』っていう小説に書かれていた一節。いい本なので、興味あったら読んでみて。

これまで「他人の映画」を演じてきた人も多いと思うが、これからは「自分の映画」を演じてほしい。それは親が願う人生ではなかったかもしれないが、自分のやりたいことをトコトンやればいい。

「自分の映画」を思いっきり演じる方法、それを伝えてこの授業は終わりとする。

それは、決断と行動。以上。

決断とは、いま決めること。行動とは、いま一歩踏み出すこと。
それができない人間は一生何も分からない。いつまでも言い訳をして、「他人の映画」を演じることになるだろうね。私は「人生は劇的にしか変わらない」と思っているが、決断も行動もできない人は劇的にすら変わらない。誰にも感動を与えない下らなん映画の主人公で終わる。

人に感動を与えることができる映画の主人公は、みんな決断と行動を繰り返してきた人ばかり。真面目に勉強ばかりしなくていいから、人生を楽しみ尽くすと決めて、圧倒的な行動をしてほしい。全力で自分の人生を演じてほしい。

今日で講師と生徒という関係が終わるかもしれないけど、関学の先輩と後輩という関係はどちらかが死ぬまで続く。是非面白い映画ができたら連絡してほしい。



このようなメッセージを伝え、最後のコマを終えた。
やり切った。

今日も多くの拍手を頂いた。

授業後、何人かの学生が挨拶に来てくれた。目を見て感謝の言葉を伝えてくれた。一緒に写真を撮って、名刺を渡して、再会を約束して、教室を後にした。

14回の授業で全ての履修者の顔と名前をなんとか覚えた。皆の真剣な眼差しや笑顔は生涯忘れないだろう。楽しい3ヶ月だった。出会いに感謝。I'm Proud.


期末試験


ある学生が、「授業が終わることは悲しい」と言ってくれた。私も同じ気持ちだ。


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夜、第2回食事会。今回も聖地『ふじや』にて。

fujiya

先週開催した第1回食事会は、授業中に1対1で喋ったことがある学生ばかりだったが、今回は1対1では喋ったことがない学生も何名かいた。そういう学生が参加してくれたことは嬉しかった。授業中に積極的に発言する勇気はないが、私と喋りたかったという学生が、授業の感想を伝えてくれたり、感謝を伝えてくれたりしたのはホントに嬉しい。

授業以上にたくさんの対話をしたが、書き出したらキリがないので、また気が向いたらどこかで書くとする。


fujiya2

最後に記念撮影。
ホントに楽しい1日だった。



nishikita

飲み足りない者だけで2次会。
終電まで付き合った。3年生から7年生(!)までいたが、もう歳なんて関係ない。楽しかった。お前ら、なんでそんなおもろいねん。
また行こうぜ。




kwanseigakuin

ホテルに帰ると日付が変わっていた。
2次会に参加した学生からも「無事帰りました!」とLINEが届いて、ひと安心。

今学期の御礼と、少し早い私の誕生日にと、学生からプレゼントを頂いた。ゴディバのクッキー(これはめちゃくちゃ美味しかったぞ!)と、ブランドもののハンカチ。こんなことしてくれる学生いる?? というか、こんなことしてもらえる教員いる??

今日は相当飲んだんだけど、いろんなことが嬉しくて、興奮して、寝れなかった。明日は何の予定もないから寝なくてもええわと、テストの答案用紙の裏面に書かれた学生からの長いメッセージを読みながら、泣いた。これまで頑張ってきて良かった。

またこれからも「自分の映画」を精一杯演じていこうと思う。
母校に貢献できることを誇りに思うし、とても幸せに思う。
Mastery for Service.

33年ぶり変身

okinawa

沖縄北谷の好きな道。




kobe

朝から神戸に移動して、行きつけの美容室へ。
33年ぶりにパーマを当ててみた。
理由は特にない。



nakanoshima

夜、中之島のダイビルへ。
前から気になていたイタリアン『QUINTOCANTO』(クイントカント)へ。店名は「5つ目の曲がり角」という意味らしい(どこから数えて??)。



nakanoshima

まだ33歳のシェフ夏川氏が織りなす料理はもう芸術。アート。一品一品が繊細で、驚きで、どんな才能とセンスがこのようなものを創り出すのかと溜息がもれる。

ヤングコーンを使った牛タン・牛スネの煮込み(写真右上)とか、ほうじ茶を練り込んだタリアテッレ(写真左下)とか、感動を通り超えた。もう考えても分からん。感じろ。禅の世界だ。



nakanoshima

お友達から、サプライズの「Happy Birthday」と「Congratulation」。
誕生日と増刷のお祝いをしてくれた。
ありがと!

器がかわいすぎる。上にのってるケーキは、中にスポンジとクリームとイチゴのショートケーキっぽいシンプルなものだったが、最後の最後まで美味。感激。

ホントにステキなお店だった。
また来たい。


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ってことで、【増刷御礼】

決算早期化の実務マニュアル


『決算早期化の実務マニュアル』の第3版も増刷しました!

本を書く時は「ベストセラーよりもロングセラー」になることを目指していますが、初版から12年が経っても増刷され続けるというのは想定外です。嬉しい限りです。

第3版は大幅に加筆しています。経理を変えれば会社は変わります。本書からそのヒントをつかんで頂ければと思います。


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X(Twitter)で、会計士の方が嬉しいポストをしてくれました。どうもありがとうございました! ポスト後、amazonの在庫が切れましたが、いまは復活しています。

1決算早期化実務マニュアル



「経理の仕組み」で実現する決算早期化の実務マニュアル〈第3版〉
武田 雄治
中央経済グループパブリッシング
2024-04-12

新刊書
決算早期化実務マニュアル3
新刊書
公認会計士


セミナー開催情報
■プロネクサス主催(オンライン)
2024/10/01 〜 11/29
『決算早期化(30日開示)を達成する決算実』

 →テキストに拙著『決算早期化の実務マニュアル《第3版》』を使用します。


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プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●関西学院大学 非常勤講師

武田雄治


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