公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

今年最後の対面セミナー

決算早期化セミナー

今日は日本経営協会主催の決算早期化セミナー。

おそらく、
今年最後の決算早期化セミナー。
今年最後の対面セミナー。

日本経営協会は10年以上前から毎年セミナーの依頼を頂いている。そして日本全国から受講生を集客して頂いている。本当に有り難いことで感謝以外の言葉が思いつかない。そして、今日も遠方から会場まで足を運んで頂いた受講生の皆様にも感謝しかない。

今回は受講生が少なく、収録もなかったので、受講生と対話しながらセミナーを進めていった。一方的に話をするよりも何百倍も楽しい。

あっという間の6時間だった。

セミナー担当者から「来年もよろしくお願い致します」と言ってもらえた。
こちらこそ、よろしくお願い致します。


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はや田

6時間のセミナーが終わったら、もう日が暮れていた。

今年もセミナーおつかれ生、ということで、行きつけの『鮨 はや田』へ。



はや田

松茸はもう終わっていたが、勢子蟹を残してくれていた。

『鮨 はや田』も今年ラストだろうか。もう一度くらい来れるだろうか。こんな美味しい鮨屋は沖縄にはきっとない。何度も通いたいお店。



御堂筋イルミネーション

店を出ると、今日も御堂筋のイルミネーションが輝いていた。
場所によってイルミネーションの色が違う。

ホテルまで数km離れていたが、歩いて帰った。


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本日(11/12)公表された中央経済社HDの決算短信に載りました!

KPMG同期の浅野の本と一緒に。

有り難いことです。

ありがとうございます!


中央経済社

関学 秋学期 第7講 〜 行動して失敗することは成長の種になるが、行動しないという失敗はほんまもんの失敗

kwanseigakuin

秋学期 第7講。
全14講なので、もう半分が過ぎた。早い。

キャンパス内の日本庭園は先週よりも赤くなってきた。秋だね。




Pocky

教室に入ると、学生がポッキーをくれた。
11月11日は「ポッキー&プリッツの日」ということで。
ありがと!




3年生の学生(女性)から以下のようなコメントシートを頂いた。
前回の授業で「自分の強みも弱みも丸ごと愛してくれる人と付き合った方がいい」という話を伺いましたが、私は物心がついた時から自分のことが嫌いで、仲良くしてくれる友人や好いてくれる人に「なぜこんな私と一緒に居てくれるのか」と申し訳ない気持ちになることがよくあります。関係を疑ってしまう自分にさらに嫌気が差すのですが、どうしても自分のことが好きになれません。

自分というものが定まっていないため、自己評価が他人軸だったり、無意識のうちに他人と比較してしまい、自分が嫌いになるループから抜け出せません。

先生のお話や、先生が紹介して下さった本を読み、自分なりに噛み砕いて、自己肯定感を上げられるように努力したいです。先生のような様々なこと、多くのことを深く考えている大人の方のお話しを聞いて、感銘を受けたり、心に響いたり、そういうお話しが聞けることを心待ちにしていたのだと思います。先生のお話しを聞いて、自分の曲がった考えが徐々に矯正されているように感じます。色んなことを教えて下さる武田先生にも、この授業を勧めてくれた友人にも、とても感謝をしています。ありがとうございます。

とても嬉しいコメント。

私が学生達に再三言っていることは、他人軸で生きていたり、他人と比較したりしている人は、絶対に幸せになれないということ。そして、誰しもが自分にしかない才能(の原石)を持っているのだから、それを磨き続けるべきだということ。

最近「自己肯定感」というコトバがブームになってるけど、それほど自己肯定感がない人が多いということだ。長年我が国の教育は、個性を潰し、協調性を重んじ、他人と違うことをすることを許さなかったので、「自分のことが好き」という人の割合が世界的にみて極めて少ない。

戦後、マッカーサーが憲法を改正したが、日本国憲法で最も大切な条文は13条の「個人の尊重」(すべて国民は、個人として尊重される)と「幸福追求権」(生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする)だと言われている(詳細はこちら参照)。人は皆違うし、違っていいし、人と違うことは素晴らしいことだ、と憲法が謳っている。

私は、教育者や保護者という者は、人々の個性を尊重し、才能を伸ばすために在ると思っている。否定ゼロ、肯定100。自分を愛してあげて欲しいと思う。



2年生(男性)より。
前回の授業で「短所・弱点は、『克服すべきもの』と『諦めるべきもの』に分けることが大切で、全てを克服しなくていい」とおっしゃっていましたが、私の短所は積極的にコミュニケーションが取れないことです。しかし、成功する人は、行動力があり、コミュニケーションが上手いと思います。

私のこの短所は、性格的なもので直る気がしませんが、改善すべきでしょうか。私は、本当の自分を押し曲げてでも直す必要はないと思っています。無理矢理自分を押し曲げることは、偽りの自分を演じていると思うからです。

社会に適応するためには協調性も求められると思いますが、このバランスがとても難しいと感じています。

いい質問。

性格(キャラ)は変えられないので克服しなくていいと思う。学校教育では、こういった性格的な弱点までも矯正しようとし、「人と同じこと」をさせようとするから、学校が嫌いになる人が多いんじゃないかな。

私も積極的なコミュニケーションは上手ではないけど、傾聴力はある方だと思う。性格的な短所があることが社会に適応できないことではないと思う。自分らしく、自分の人生を演じるべき。



2年生(女性)より。
以前の授業で、「社会人の最初の2年で同期につけた差は一生埋まらない」「最初に2年でどこまで高い所まで行くかがとても大事」という話がありましたが(※)、「2〜3年くらいで転職する人も多いのに、就活にチカラを入れすぎじゃないか」という話もありました。

このお話しは、どうせ2年で辞めるんだから、とりあえず就活して良い企業に入って、テキトーにやって、また転職すればいい、という考えとは違いますよね? 会社を変えても自分の軸は変えず、何十年も同じことをやり続けることが自分の価値を高めることであり、転職は自分のステップアップのためにやるものだと思ったのですが、この点について詳しく教えて頂けると嬉しいです。
(※ なお、この話は、拙著『公認会計士 「試験」「仕事」「キャリア」のすべてがわかる本』にも書いている)

隣の芝は青く見えるので、青い芝を目指してバッタのようにぴょんぴょん飛び跳ねながら生きている人がいる。私のような歳になっても、そんな人間は多い。もし私がそんな人間だったとしたら、皆さんは私の授業を聞きたいと思うか? もし皆さんが経営者だとしたら、私をコンサルタントとして雇いたいか? 20年も30年も働いていて、何が専門なのかも分からない人に、誰が仕事の依頼をするのかね。逆に、20年も30年もひとつのことにコツコツと打ち込んで、その分野では誰にも負けないというものを持つことができたら、誰が貴方以外に仕事の依頼をするというのかね。私の周りにもバッタのような生き方をしている会計士・税理士がいる。いつも青い芝の上にいるので、そこそこ儲かってるのかもしれんが、そんな人間と一緒に仕事がしたいとは思わんし、そもそもそんな人間を信頼できない。

どんな会社に内定が出ようが、どんな部署に配属されようが、好き嫌いなく、与えられた仕事に打ち込み、極めるべき。きっとそれが天職になる。その会社から享受できるものは何も無いと思ったら、違う会社に転職するなり、独立するなり、次の道に進めばいい。転職・独立すべきタイミングで行動できないのは、行動して失敗することの何倍も失敗だと思う。行動して失敗することは成長の種になるが、行動しないという失敗はほんまもんの失敗であり、いつまで経っても成長も成功もない。

バッタのように飛び跳ねながら生きているのもどうかと思うが、動かなさすぎるのもどうかと思う。



4年生(男性)より。
最近、他人と関わる中で、その相手についての良くない噂を聞いてから、その人の言動に対してフィルターがかかってしまい、その人を直視できなくなりました。偏見のようなものに惑わされないようにするためには、どうしたらいいと思いますか?

「噂」を聞いて、「フィルター」がかかり、「偏見」を持つ。

おいおい。

「事実は1つ」だけど、「解釈は無限」であり、この話は「解釈」でしょ? 「事実」は何なの?? 「解釈」にすぎないことで勝手なフィルターをかけて、勝手な感情に揺さぶられて、誰得なの??

この世の中は「解釈」で溢れているが、「事実」を見るようにすべき。新聞報道を含むマスコミが報じていることですら「事実」ではないことが多いからね。本来のマスメディアは「事実」の裏にある「真実」を伝えるべきなのに、「事実」すら歪めている(だから「マスゴミ」と言われるのだ)。TVやネットの情報も大半が「2次情報」であり、「解釈」が含まれていると思った方がいい。できるだけ「1次情報」にあたり、「事実」を確かめ、「真実」を探るべき

我が国には癌で亡くなる人が多いということは聞いたことがあると思うが、興味がある人は、そのデータ(事実)を確かめ、そのような結果になっている理由(真実)を探ってほしい。マスコミが絶対に報じないことが分かると思う。



と、こんなやり取りをしながら、今日も『「経理」の本分』について授業を行った。

100分なんてあっという間。6時間くらい喋りたい。



kwansei

授業後、学生と。
20歳の学生を可愛くて仕方がないと思うのは、ワシがオッサンになったということだな。彼女達の父親より年上なんだから、オッサンなんだよ。事実は1つだ。


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授業後、京都の顧問先へ。3時間ほど密なミーティング。ほぼコーチング。

夜、行きつけの串屋へ。もう4〜5年前から通っているので、店の方も私の好みを分かってくれている。今日は、メニューに載っていないBaroloのバックヴィンテージを開けてくれた。香りだけでも満足。

Kyoto



Baroloに合わせて串を出してくれた。
これもメニューにはない逆ペアリングのサービス。

Kyoto


ホテルに戻ると、いつも接客してくれるソムリエ(たぶん20代の女性)から御礼のLINEが届いていた。「ご来店ありがとうございました!」「沖縄のお店にも行きたいです」「また連絡させて頂きます」「出張おつかれさまでした!」などなど。

こういう「情緒的な繋がり」を大切にしてくれるお店にはまた何度も通いたいと思うし、私が飲食店に興味があり飲食店投資をしているのもこういうところにある。不動産投資をしても入居者と接することなんて全くないからね。

今日も1日、楽しく充実しまくりだった。

「人生で楽しいことベスト10」を毎日・毎週・毎月・毎年やり続ける人生にしよう。

広島から大阪へ移動

hiroshima

広島2日目。とてもいい天気。

せっかく広島に来たので、お好み焼き(広島焼)を食べて帰りたいと思っていたが、ヒルトンのクラブラウンジの朝食バイキングにお好み焼きがあったので(さすが!)、朝からガッツリ食べた。チチヤスのヨーグルトも頂いた。朝から完璧。

午前中、前職の大学教授とミーティングをして、午後、広島駅へ。

朝食を食べたばかりだったので全くお腹は空いていなかったが、駅ビルに入ってる「ばくだん屋」へ。私が唯一食べるつけ麺。辛さを30倍まで選べるのだが、あえて辛いのを頼む。汗が出るほどの辛いスープに浸した冷たい麺とすすると口の中に辛さが広がる。直後に茹でたキャベツを食べると口の中に甘さが広がる。辛いと甘いを行ったり来たり。たまらない旨さ。考えた人、天才。


ばくだんや



広島といえば、ベーカリーショップ「広島アンデルセン」ともみじ饅頭「にしき堂」。この両社のコラボ商品「あたらしもみじ」がめっちゃ美味しい。お土産に買ったらとても喜ばれた。

アンデルセン



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午後、授業の前乗りで大阪へ。
特段予定もないので、昼から飲んでいた。

スカイビルの近くにある「CRAFT BEER BASE MOTHER TREE」へ。店内のビール醸造所で造られた自社醸造のビールを飲むことができるレストラン。クラフトビール好きにはオススメ。


craftbeer



その後、2軒ハシゴしてホテルに戻った。
御堂筋のイルミネーションは今年もキレイ。そして、懐かしい。

御堂筋イルミネーション



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積ん読の本
石井千湖
主婦と生活社
2024-10-01



「積ん読名人」12名の「積ん読」になってる本棚や机などの写真と、各人へのインタビュー集。実に面白い内容だった。

「本棚」の写真を集めた本は何冊か持ってるが、「積ん読」の写真を集めた本は珍しい、というか、初めてではないだろうか。

しかも、登場するのは角田光代、小川哲、柴崎友香など、著名作家も多い。


人はなぜ積ん読をするのだろうか。

小川哲さんは、以下のように言っている。

日常的に本を読むようになると、本がない状態は怖いんですよ。外出先で本が切れたり、読んでいる本がつまらなかったりしたときの保険のために、多めに本を買うようになったんです。保険で買った本を読む前に、新たに読みたい本が出てきて、どんどん積むようになってきました。」


角田光代さんは、以下のように言っている。

「本が出版されて、市場から消えるまでのサイクルがどんどん短くなっているんじゃないかなと。いつ読めるかわからなくても、読みたい本を見失うくらいなら買ったほうがいいと思って、積ん読するんじゃないでしょうか。」


私も大量の「積ん読」があるが、その理由は小川哲さんや角田光代さんと同じ。読みたい時に本がないという状況だけは避けたい。だから本棚に未読の本が並んでいる。私の場合、読み終えた本は捨てることが多いため、本棚を見れば「自分が新たに興味を持っている分野」「自分の未知の分野」を教えてくれる。まとまった時間が取れた時に、それらを一気に読むことによって、知のMAPが一気に広がっていく。

「積ん読」に罪悪感を持っている人や、もったいないと感じる人もいるようだが、「積ん読」をしないことの方がもったいないと思う。

なお、本書に、岩波文庫を全巻揃えることに執念を燃やしている方や、到底読み切れない量の本を買い続けている方なども登場するが、そういうのは理解できん。

「積ん読」というのは、未知を既知にするための助走である。読みたい本は惜しむことなく買っていい。読書の楽しみには、読む前から始まっているのだ。


本書は是非続編を出して欲しい。
もっといろんな方の積ん読を見てみたい。

ぷらっと広島 〜 餃子・牡蠣・ワイン

福岡空港

今日は伊丹空港ではなく福岡空港へ。
博多に住んでる友達の薦めで空港内の「くまちゃんらぁめん」へ直行。
バリうま。




広島駅

そのまま広島駅へ。
昨年6月以来の広島入り。
地上にあった路面電車の駅を、新幹線と同じ2階に持ち上げるという大工事をしており、駅の南側は大きく変わっていた。来年3月に新しい駅ビルが完成するらしい。




縮景園

広島で一番好きな場所「縮景園」へ。




縮景園

すっかり秋。



縮景園

築庭404年の日本庭園。
ホントに好きな庭園なんだけど、周辺に高いマンションやビルが建ちすぎで、景観は最悪。宮島も然り。美観を守ろうという発想はないのかね。



縮景園

竹林。



縮景園

コロナ禍はほぼ貸切状態だったが、今日は外国人観光客が多かった。
駅周辺も市街地もホテルも外国人だらけ。活気があっていいけど、オーバーツーリズムだね。




gyouza

一旦ホテルでのんびりして、夕方、再び街へ。

広島の大学で教えていた時に何度も通った流川の「餃子センター」へ。ここの餃子も美味しいが、胡椒がききまくった炒飯も美味しい。ヤミツキの味。

これを食べたかったから、福岡では替え玉をしなかったのだ。

今日も大満足じゃ。また来るよ。



lemonstand

せっかく広島に来たので、ワインが飲めるオイスターバー「Lemon Stand」へ。
オイスター3種食べ比べ&ナチュールワイン。



lemonstand

アルバイトの兄ちゃん。
よく沖縄県民に間違えられるけど、沖縄に行ったことがないらしい。
行きなはれ。




hilton

ナチュールワインじゃ物足りず、ホテルに戻って、BARで飲み直した。ちょうど生ライブをやっていて、いろんな名曲を歌ってくれた。

「ぼんやりの時間」にも色々あって、「思考する時間」を指すこともあれば、「思考すらしない時間」を指すこともある。私の場合は、前者の時間が多いが、意識的に後者の時間を作りたい。月に1回でも、週に1回でも、人間であることすらやめる時間が欲しい。

普段、何もしていないつもりでも、脳は必要な情報のみならず、必要でないノイズまでつかみにいき、脳内で情報処理を行っている。そういった脳内処理を止めて、目をつむり、ライブの音だけ聴いてみる。旅先くらい、そんな時間があってもいい。そんな時間を作るために、ちょっといいホテルに泊まってみるのもいいと思う。

今日はそういう1日だ。

しばしBARで無の時間を過ごした。


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奥田民生著『59-60』読了。

奥田民生さんも、「ぼーっとする」のも大事で、仕事も「壮大な時間のムダ遣い」のようなものだと述べている(P120)。休みは週1日位らしいが、集中してるのは1日2〜3時間。あとはムダな時間が多いと。

遊びは大事で、「がむしゃらに遊ぶ」より、「遊ぶように暮らす」方がいいと提案している点は激しく同意(P121)。

そういう生き方をしていきたい。

鬼畜な家

okinawa

沖縄に戻ってから、曇や雨の日が続く。結局、今年は台風が一度も沖縄本島に上陸しなかったが、先島諸島(宮古島・石垣島等)方面へ台風が向かっても、雨や風の影響は受ける。

ちょっと晴れた隙に海岸まで走りに行ったら、サーファーが集まっていた。波が高い日は多くのサーファーが集まる。それをカメラに収めようという人も多くいた。有名なサーファーなんだろうか。



zhyvago

雨や風がキツくても、丸一日自宅で過ごすという日は作らないようにしている。北谷はカフェが多いので、どこかのカフェにこもり、本を読んだり、本を書いたり、仕事したり、考え事したりする時間に充てる。

だいたい、この時間で何かが創り出されているような気がする。先日紹介した齋藤孝先生の『孤独を生きる』にも書かれていたが、「孤独」の時間(独りの時間)というのは絶対に必要な時間だと思う。孤独になったら死ぬ動物もいるらしいが、私は1日の中に孤独の時間がなかったら死ぬ。


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石井光太さんの『「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―』『近親殺人―家族が家族を殺すとき』を一気に読んだ。深い意味はない。単に鬼畜な人間の心理に興味があり。





まず、『「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―』を読んだ。

読んでいて吐きそうだった。著者の取材力と文章力がすごすぎて、その現場にいるかのようだった。死体の悪臭まで臭ってきそうな感覚すらしてきた。

こどもへの虐待、暴言、暴力、暴行、育児放棄、死体遺棄など、尋常な精神じゃできないような事件が本書で取り上げられている。愛する我が子になぜそんな非情な虐待ができるのかと思いながら読み進めていたが、それぞれの親に共通する点が見えてくる。

何もかもが「行き当たりばったり」なのだ。特に女性(母親)は、セックス、出来ちゃった婚、出産、離婚、シングルマザー、貧困、風俗店勤務、セックスフレンド、家庭内暴力、育児放棄の連鎖により、最後に子供を殺害する。

著者の石井光太さんのすごい所は、このような負の連鎖の元を辿っていくのだ。その結果、虐待した親たちが生まれ育った環境の劣悪さに辿り着く。つまり、元を辿れば、加害者の父母や祖父母の歪んだ養育に原因があるのだ。我が子を殺害するというのは当然に罪であるが、本人だけが悪い訳ではなく、劣悪な環境の中で正しい倫理観も価値観も、他者への共感も、何もかもが育たなかったのだ。そうやって自暴自棄になり、荒れていった。

息子の遺体を棄て、その棄てた場所を忘れてしまったという親が本書に登場するのだが、その親にとって息子の死は「子供が飼っていたクワガタを死なせてしまったようなもの」(P255)だと表現しているくだりがある。子供は虫のような存在なのか。絶望的な気分になる。






『近親殺人―家族が家族を殺すとき』は、子供への殺害だけでなく、親や配偶者を含めた家庭内での殺人事件を取り上げている。

本書で取り上げられている事件の中にも、いくつかの共通点が見えてくる。家族のひとりが何らかの要因により精神疾患などを患ったり、引きこもりになったりし、何年にもわたり暴言を吐かれ、暴力を振るわれ、それが次第にエスカレートする中で、「いつ殺されるか分からない」という状況にまで追い込まれる。看病する側も神経をすり減らされ、精神的に限界に達し、「相手を殺すことでしか自分の身を守れない」と判断し、家族を殺害する。

話題作『母という呪縛 娘という牢獄』(講談社)を読んだ時にも思ったが、生きるとは何か、愛とは何か、罪とは何か、償うとは何か…と、多くのことを考えさせられた。


2冊とも面白い本ではないが、未知から既知へという読書の醍醐味を味わうことになった。
ノンフィクションは好きだ。

関学 秋学期 第6講 〜 プラス1%の法則

kwanseigakuin

秋学期 第6講。
1週間が早い。



kwanseigakuin

キャンパス内の日本庭園。先週よりも秋を感じる。


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先週の授業後、2年生(女性)から以下のようなコメントシートを頂いた。
私は先生の授業を今学期に初めて履修することになりましたが、大学に入って一番衝撃を受けた授業です。2年生になっても自分が将来何をしたいのかも、自分の強みが何かも分からないのに、周りは就職活動のことを考えていて、焦りと不安でいっぱいでした。しかし、先生の話を聞いて、就職活動よりも大切なことがあると感じました。固定観念に縛られて型にはまった生き方をせず、もっと自由に自分のしたいように生きていいんだと認識させられました。
(中略)
私はどこかで欠落しているのかなぁと考えることがあるのですが、先生の講義を聞いていると、そんな自分も肯定されているような気がしました
(中略)
今後の講義も楽しみにしています。沖縄から毎週来てくださりありがとうございます。

ひとりの教育者との出会いが人生を変える。良くも悪くも。
私は、良い方のひとりになりたい。

一人ひとりの学生が持っている才能の原石を見つけ、それを最大限伸ばすためのキッカケを与え続けることが教育者の役割であると思う。協調性を重んじる戦前戦後の教育ではなく、自主性・主体性を発揮し、自立した大人を育成する教育をすべきだと思う。100分という限られた授業の中でそれを実践することは限界があるが、授業前・授業後や、沖縄にいる時間も、なるべく学生との対話に時間を使い、縁ある学生たちの存在を承認し、肯定し、傾聴し、いい所を伸ばし、背中を押してあげたい。

5講目、6講目と回を重ねるごとに、学生たちも私に心を開いてくれ、プライベートなことまで告白してくれたり相談してくれる人もいる。中には、とても授業中にシェアすることはできないセンシティブなことまで打ち明けてくれる学生もいる。フツーは一大学講師にそんな話をすることはない。それだけ学生たちも私の存在を承認し、信頼してくれているということが嬉しい。

そして上の学生のように、「授業を楽しみにしています」、「沖縄から毎週来てくださりありがとうございます」と伝えてくれる学生が多いことも非常に嬉しい。私にとって最大の報酬である。



4年生(女性)から質問を頂いた。
先生は「人には必ず誰にも負けない何らかの才能を持っている」とおっしゃっていましたが、逆に自覚している欠点・弱点はありますか。自分なりの欠点・弱点への向き合い方があれば教えてください。

欠点も弱点も、短所もコンプレックスも、あ・り・ま・く・り。
以前の授業で「弱点補強はなくていい。強みをひたすら伸ばし続けろ」という話をしたが、克服した欠点・弱点もあるだろう。

誰しも「強み」と「弱み」を持っているが、「強み」に関しては「伸ばすべき強み」と「現状維持でいい強み」がある。「弱み」に関しては「克服すべき弱み」と「諦めるべき弱み」がある。

皆さんも弱み・欠点・短所・コンプレックスと思っているものがあると思う。そこに悩みを抱えている人もいると思う。それらを「克服すべき弱み」と「諦めるべき弱み」に分けてみればいい。身体的・性格的なコンプレックスについてはおそらく克服できないので諦めるべきではないか。私も、(大学講師なんてやってるけど)シャイな性格で、大勢の人の中にいることもできない。しかし、性格が直るはずがなく、克服は諦めた。

弱み・欠点も含めて「自分」であり、そんな「自分」を愛してあげるべきだと思う。そして、そんな「自分」を愛させてくれる人とお付き合いすべきだと思う



2年生(女性)より。
前回の授業で、先生が「誰の弟子にもならない」「誰も弟子を取らない」とおっしゃっていたのを聞いて、”守破離”という言葉を思い出しました。
1人の人間を師匠とするのは、ある意味依存であり、「人に依存するな」「自立しろ」と先生がおっしゃっていたこととつながった様な気がしました。

ところで、先生は尊敬する方の話を授業でしてくださっていますが、そのような人たちを越えるためにどのような方法で行動していますか??

いい質問。

尊敬する人を越える方法
 その1、直接会いに行く
 その2、直接教えてもらう
 その3、モデリングする


私は、会いたい人に会いに行くことが最大の自己投資だと思う。会いたい人が地球上にいる限り、会いに行くべき。著名な方であれば講演をすることもある。ちょっとのお金を出せば会うことができるのだ。可能であれば、楽屋や通路で出待ちして直接話しかける。ムリそうなら質疑応答の際に発言する。そして直接教えを乞う。名刺交換できたら、すぐに連絡を入れる。いかなる手段を使ってでも顔と名前を覚えてもらう。で、いかなる手段を使ってでも再度直接会う機会を作る。その人に近づくことができても、できなくても、モデリングする。そうすれば、その人に追いつき、追い越すことができる(かもしれない)。リターンの大きい投資だと思う。



4年生(女性)より。
先生は、仕事や人間関係で心が折れそうになったことはありますか? もしあれば、どういうマインドで乗り越えてきたのか教えてください。

心が折れたことも、あ・り・ま・く・り。

「思い通りにいかなくて当たり前」「思い通りにいったら奇跡」と思うようにしている。何事も。だから思い通りでない結果になっても、感情がブレることはない。



4年生(男性)より。
前回の授業でタイムマネジメントの話をして頂きましたが、経営者は、面白いことがないかなど、常にビジネスのことを考えているのかなーと思っているのですが、先生は如何ですか? ぼーーっとする時間をあえて取ったりしていますか?

ぼーーっとする時間は必ず取る。

私の人生観を変えた本が何冊かあるが、そのうちの一つが天声人語を長年執筆されていた辰濃和男さんの『ぼんやりの時間』(岩波新書)という本。一番仕事をしていた時期にこの本に出会い、「ぼんやりは貴い」ということを教えてくれ、生き方が変わった。こんないい本が絶版になったのは残念であるが、マーケットプレイスで売ってると思うので、興味があれば手にとって欲しい。



4年生(男性)より。
社会人になってからの信頼関係の築き方と、友人との信頼関係の築き方は異なると考えています。私は、社会人になってからの信頼関係は「相手の期待値を超えた結果を出し続けること」で築かれると思っていますが、武田先生はどう思われますか?

100%同意。

私の中で「人生における原理原則」というものが幾つかあるが、その中の1つに、「プラス1%の法則」と言ってるものがある。プラス1%やると「ありがとう」と言われる。マイナス1%で信頼を失う。プラスマイナス1%の努力の差は気持ちの問題。

相手の期待を1%超える結果を出し続ける努力をする方が、失った信頼を回復する努力をするより100万倍楽だから、常に相手の期待を超える努力をすべき。




と、こんなやり取りをしながら、今日も『「経理」の本分』について授業を行った。私の経理部門での実務経験を交えながら、経理の楽しさを伝えていった。

あっという間の100分だった。

今日は祝日ということもあり、会計士試験の受験仲間が遊びに来てくれた。
ありがと!

kwanseigakuin




授業後、4年生の学生と西宮北口でランチをした。
大学の履修単位は満たし、大手金融機関で内定をもらっており、証券外務員の試験勉強などで忙しい中、私の授業だけは受けに来てくれている。有り難いことだ。

就職後だけでなく、5年後、10年後の進路・キャリアについても考えているようだが、そんな超長期のプランなんて立てることはできないから、1つだけ北極星となる目標を定め、あとは与えられた仕事をコツコツやるのみ。それが天職。

そんな話をしつつ、ウダウダした話もしつつ、楽しいランチタイムだった。

kwanseigakuin





せんべろゆうじ

せんべろゆうじ

授業の前乗りで大阪へ。
前から気になっていた『せんべろゆうじ』へ行ってみた。昼間っから賑わっていた。



せんべろゆうじ

「せんべろ」のお店なので、とにかく安いのだが、意外とちゃんとした料理が揃っていて気に入った。このカマ焼きも400円代だったと思うが、身がたっぷりで美味しかった。




せんべろゆうじ

トイレの落書きも気に入った。

『人間死に方は選べないが、生き方は自由だろ』



せんべろゆうじ

『無駄とも思える努力の積み重ねが「美しさ」を維持する。』



せんべろゆうじ

『人生は多いならる暇つぶし。楽しくやろうぜ』

ホンマそのとおり!
人生、楽しんでなんぼ。

自分がやっていて楽しいことベスト10を、毎日・毎週・毎月・毎年やり続ける人生を。




異端

夜、行きつけのワインバー『異端』へ。
なかなかのクオリティのワインがグラスで頂ける。



異端

お料理も美味しい。
本日のパスタは秋刀魚を使ったオイルパスタ。美味。



スカイビル

夜は寒くなってきたね。

沖縄を出る時は28〜29℃。内地の夜は12〜13℃。免疫力だけは下げないようにしなければ。



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孤独を生きる (PHP新書)
齋藤 孝
PHP研究所
2022-06-16



齋藤孝先生の『孤独を生きる』(PHP新書)読了。

齋藤孝先生は、『孤独のチカラ』『50歳からの孤独入門』など、孤独の効用を書いた本を何冊か出されている。それらの本にも書かれていたと思うが、「孤独」の時間というのが、自らを成長させるために絶対に必要な時間であり、「孤独」と「孤独感」は別モノである。

私は基本的に4人を超える飲み会は断る。1人で飲んでいても「孤独感」が生じることはないが、集団の中にいると孤独を感じるし、時間の無駄だと感じる。寂しさが募って「孤独感」が生じるという人が少なくないと思うが、多くの人と群れたところで解消されることはないのではないだろうか。

「親しい友達が欲しい」という欲求が「孤独感」の源であるが(P52)、人間関係なんて浅くていいし、淡くていいし、狭くていい。どうせすぐに入れ替わっていくんだから。人間関係も「動的平衡」だと思う。

かなり前になるが、雑誌『PRESIDENT』(2019/11/29号)に興味深い記事が載っていた。1300人のビジネスパーソンを対象に、「孤独度」に関するインターネット調査を行った結果が載っていた。結果は興味深いものだった。「腹を割って話せる友達」が多い人の方が、孤独を感じやすいという結果だったのだ。深い人間関係を求める人ほど孤独感を味わいやすいというこどだろう。さらに興味深いのは、業種別でみると、運送・輸送業の人が、最も孤独を感じていない、という結果だったのだ。孤独を感じるかどうかは、人との「つながり」の数や時間や密度とは関係ないのだ。宅急便のおじさんは毎日多くの人から「ありがとう」を頂いているため孤独を感じていないが、他者に頼る訳にいかない職業の人(スペシャリスト等)は孤独を感じやすいという。「立ち話し程度」「あいさつ程度」の弱いつながりが孤独感・孤立感を癒やしてくれるのだ。

齋藤孝先生は、不機嫌な顔をした人や、怒ったような顔をした「孤独臭」が漂うような人とは誰も付き合いたいとは思わないので、「意識して笑顔を作る」ことを薦めてくれている(P98、P99)。これはめちゃくちゃ大事なことだと思うし、意識して笑顔を創るだけでも孤独感は半減するのではないだろうか。齋藤先生は、誰ともコミュニケーションを取らないと、「コミュニケーション筋」が衰え、「孤独感」はあっという間に「孤立」になってしまうので、「ゼロ・コミュニケーション」は避けなければならないとアドバイスしてくれている(P60)。

本書の後半では、本を読むこと、音楽を聴くこと、運動をすること、日記を書くこと…などなど、孤独感の解消法も書かれているが、そのような対処療法では孤独感は治癒できないような気がする。むしろ、自らの意思で孤独を貫き、孤高に生きるべきではないだろうか。それは誰ともコミュニケーションを取らないということではない。「誰とでも対話をする」ということだと思う。そのようなマインドを持つだけでも「孤独感」は減り、「幸福感」は増すと思う。

英語は3語で通じる

chatan

英会話教室で知り合ったばかりのWさんファミリーがワシントンに異動となり、仲間達で送別会を開いた。また1年後には日本に戻ってくるらしいが、We miss you だ。我々日本人にとても丁寧に英語を教えてくれ、日本語も熱心に勉強してくれ、最高のbuddyだった。

米軍の方々は基本的に3年で異動する。新たな出会いもあれば、寂しい別れもあるが、Come back to Okinawa!



chatan

Wさんの希望で北谷の琉球居酒屋で送別会を開いたのだが、ここの居酒屋は米軍の人たちの要望に応じて、ラーメン、うどん、そば、寿司、味噌汁…とメニューを増やしていったらしく、琉球料理店ではなくなってしまった。けど、米軍関係者に大人気のお店となり、今日も我々以外はほぼ全員米軍関係者だった。

で、彼らは真っ先にラーメンを頼む。「〆」というコトバを知らんらしい。私の隣のSも、まずはラーメン、白ご飯、味噌汁を注文。なんやねん、その組み合わせ。まぁええけど。


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この夏、31年ぶりに英会話教室に通いはじめ、「リハビリ」を続けていたが、なんとなく勘を取り戻してきた。英会話教室といっても、米軍の人たちと1〜2時間もペラペラと喋ってるだけなので、勝手に鍛えられていった。

リハビリ中に中山裕木子さんという方の本を読んだが、これはめちゃくちゃ良かった。


英語は3語で伝わります
中山裕木子
ダイヤモンド社
2016-10-17



日本人が好む受験英語のような難しい構文を使って喋ろうとしなくても、3語(S+V+O、主語+述語+目的語)で通じる。つまり中学英語で通じる。

まず「3語の英語」を使いこなし、それを組み立てていけば、伝わる英語が話せるし、書けるいや、むしろ、難解な英語にこそ、平易な英語の組み立てのスキルが必要なのだ。これが著者の思想であり、他の中山さんの本も同じ思想で書かれている。

この「中山イングリッシュ」の素晴らしいところは、SVOOやSVOCの構文は使わなくていいと言い切り、受動態すらも減らしていいと言ってくれているところ。極力シンプルな英語を「組み立てる」(型に落とし込む)のだ。

ポイントは、S(主語)の後のV(動詞)。基本はいつも「Use Verbs!(動詞を活かそう!)」。「組み立てる」→動詞を活かす→時制を変える、ということを意識するだけで知らん間にスピーキング力が上がる。ヒアリング力もリーディング力も上がる。






上の「白本」を活かすために、100個の英文を紹介してくれているのがこの「黄色本」。これで「型」を覚え込めばいい。


ENGLISH




シンプルな英語 (講談社現代新書)
中山裕木子
講談社
2021-09-15



上の「白本」と「黄色本」を合体させたような本が『シンプルな英語』という新書本。新書なので読みやすい。英語を喋れるようになるためには、身の回りのことや自分のことを説明する英文を組み立ててストックすることを薦めてくれている(P36)。

私はこのストックを、「中山イングリッシュ」の教えに従い「3語の英語」でノート数十ページ分作った。なので、会話に困ることはない。

日記を英語で書くのもいいと思う。

そうやって自分のことを英語で喋れるようにして、会話の主導権をこっちに持ってきたら、相手が言ってることが分からん…となることも減る。

英語でコミュニケーションをしたいと思っている方は、「中山イングリッシュ」は超オススメ。






最近発売された中山裕木子さんの新刊書もオススメ。

「組み立てる」(型に落とし込む)ということを学んだら、次は(本書のタイトルの通り)「言いかえ」を覚えれば、コミュニケーションのvariationは何十倍にも増す。本書に載ってる英単語を丸暗記すればいい。


iikae



ということで、TOEIC満点や英検1級を目指すのではなく、フツーにコミュニケーションをしたいのであれば、「中山イングリッシュ」で十分かと。ベストセラー&ロングセラーになっている「Junp Start」や「瞬間英作文」も同じ思想で作られた本じゃないかと思う。



Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!
高山英士
Linkage Club
2020-12-20





easy peasy lemon squeezy!!

引き寄せた

chatan


「引き寄せの法則」というものがあるように、我々の感情は振動しており、似た感情を引き寄せる。正のエネルギーを放出している人は、同じ波動を放出している人を引き寄せるし、負のエネルギーを放出している人は、同じ波動を放出している人を引き寄せる。

つまり、正のエネルギーを出さないと成功や良い運や良い人間関係を引き寄せることはできない。

いつも不機嫌な顔をして負のオーラを放っている人は運や人間関係に恵まれることはないが、いつも上機嫌で正のオーラを放っている人は運や人間関係に恵まれることになる。これは「法則」なのだ。

ときめかないモノを断捨離するという「こんまりメソッド」も、同じことだと思う。ときめくモノに囲まれたら人生は好転する。


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wasabiya

今日は「和さびや」でランチ。刺身定食。

沖縄で会計の仕事に従事している公認会計士と、沖縄の大学で会計を教えている人に出会ったことがないので、引き寄せるぞー! と思った矢先、那覇で働く公認会計士の方から連絡があった。以前から私のことを知っていたようで、「和さびや」を指定してくれた。

お会いすると、沖縄の大学で非常勤講師として会計を教えている人だった。引き寄せたね。関学がクビになったら、繋いでもらおう。

まだ30代前半、独立開業して1年ちょっとなのに、クライアントが数百社になり、某クラウド会計ソフトの会社から表彰されたとか。身近にすごい人がいるもんだね。後生畏るべしだ。一回り以上若い方だが、色んなことを教えてもらった。良い御縁を頂いた。縁尋機妙、多逢聖因。


wasabiya



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夜も「和さびや」へ。


和さびや


「和さびや」を創るときに、(北谷で飲むことができない)高級ワインを揃えたいと思い、「KENZO ESTATE」のワインも仕入れることにした。もし売れなかったら、私とシェフとスタッフで飲もうと思ったのだが、開店すると飛ぶように売れる。ちなみに1本5万円位する。

いったい誰が買ってるんだ?? とシェフに聞いたら、近所の病院の院長だという。そんなワイン好きが北谷にいるなら、一度会ってみたいなぁと思った矢先、全く別ルートでその院長から連絡があった。

その院長もポルシェオーナーらしく、ポルシェ仲間を探していたらしい。私は私で院長と会いたいと思っていたので、「和さびや」で会うことになった。


wasabiya

院長は『社長の本分』を熟読されていた。さすがや。
内地からの移住組だが、既に複数の病院を経営しており、また新しい病院を出店するらしい。やり手の経営者だ。



和さびや

ワインは「KENZO ESTATE」の「rindo」。たまらない。
話が盛り上がりすぎて、他にも3本開けた(空けた)。

ワインの好み、クルマの趣味が合い、ちゃんとした経営の話ができる友達が北谷に出来たのは嬉しい。keep in touch!!



和さびや

長芋をフレンチフライみたいにしたもの。酒の肴に最高。



和さびや

人参のステーキ。これを考えた人、天才やと思う。
人参史上最高の美味しさ。



和さびや

私がハマってるのが、タンがびっくりするほど美味しいタンシチュー。

是非多くの方に食べて頂きたい。予約はgoogle mapから可能です。

今日も最高に充実した1日だった。

ハロウィン

chatan

沖縄に戻ってからは、来春開始の黒字社長塾のオンライン化に向けて収録準備と収録を一気にやる予定であったが、スタッフのご家族がインフルエンザに罹り、スタッフ自身も体調が優れないとのことで、大事を取って今週の収録は延期。今週の予定がスッポリと空いた。

大学で教えていたり、セミナー・収録が続くので、風邪を引く訳にはいなかい。この寒暖差が激しい季節の変わり目は特に気を使う。運動しすぎない、飲みすぎない、食べすぎない、身体を冷やさない、長風呂に入る、7時間以上寝る、習慣化されていないことはできるだけ避ける…などなど、健康には留意しまくっている。免疫力を回復する最善の方法は睡眠だと思う。何時に布団に入っても、目覚まし時計を7時間後にセットし、最低7時間は寝るという生活を10年以上やってるが、それで免疫力・体力ほぼリセットされる。


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半年通った歯科も今日で最後。長かったが半年で終わって良かった。チャームポイントの八重歯(犬歯)は削ったけど、キレイになった。

そういえば、半年前に歯科に行った時に、先生から「歯並びはいいのでインビザラインをやる必要はない」「犬歯を削ればいい」といわれ、予算が浮いたので、歯科の帰りにバイクを買ったのだった。なので、バイクも買って半年。ということで、半年点検に出した。

chatan




点検中はスタバで仕事。

chatan




今日のスタバは、なぜか空いていた。ハロウィンだから?

chatan


北谷のアメリカンビレッジは、10月31日の夜になると仮装した日本人・アメリカ人が集う。それでなくても混む国道は大渋滞で動かなくなるほどに。10月31日に先祖の霊や悪霊がやってくるとされ、キリスト教の世界ではその先祖の霊をお迎えし、悪霊を追い払う祭りとなったらしいが、日本ではコスプレして騒ぐ日となった。シーサーもコスプレ。

木曜日は英会話の日なので私はアメリカンビレッジには行かなかったが、きっと夜中まで盛り上がっていたんじゃないかな。


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会計士の方から教えてもらったのだが、「公認会計士協同組合」での書籍売上ランキングで、私の決算早期化本が3位にランクインされていた。毎月すごい数の会計専門書が出るのに、7月に発売した拙著が今でも多くの公認会計士の方にも買って頂いているというのは光栄すぎる。ちなみに1位の浅野雅文はKPMGの同期・同グループの戦友。KPMGを辞めて20年経つのに、浅野と私で「会計監査六法」を挟み込むことになろうとはね。nice buddyだね。

決算早期化


 2024/11/12(火)に年内最後の決算早期化セミナーを大阪でやります。

決算早期化を実現する「経理・決算の仕組み」の作り方

対面セミナーも年内最後かなぁ。
新刊書
決算早期化実務マニュアル3
新刊書
公認会計士


セミナー開催情報
■CPAエクセレントパートナーズ主催
2025/3/8
東京国際フォーラム
『会計ファイナンス人材Conference2025』

●満員御礼のセミナー、公募していないセミナーは掲載しておりません。
●武田雄治へのセミナー・講演・研修の依頼は、武田公認会計士事務所HPよりお願いします。
プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●関西学院大学 非常勤講師

武田雄治


■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のHPよりお願いします。
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