公認会計士武田雄治のブログ

8月5

ぷらっと福岡天神　～餃子、焼き鳥、焼きラーメン、食べ歩き

カテゴリ:: 旅の話

ぷらっと福岡へ。
タクシーがソフトバンクホークス。

夕方、福岡天神『餃子のラスベガス』で友達と合流。「天神でB級グルメを食べ歩こう」といったところ、この店を教えてくれた。

焼き餃子、水餃子、季節限定餃子を全部頼んだが、全部美味しかった。サイドメニューの牛すじポテサラ、棒棒鶏も美味しかった。１軒目から大満足。

この店、北千住にもあるらしい。

最近著名なカメラマンから技術を教わったらしく、バチバチと写真を撮ってくれた。

２軒目は焼鳥『成吉』へ。
エアコンが効いてなくて、のぼせそうだったので、すぐ出た。

３件目は屋台『小金ちゃん』へ。
大人気。かなり並んだ。

どこへ行っても外国人観光客。
屋台の客の半分以上は外国人だった。店の人とは翻訳アプリで会話。「13番の注文は通っていますか」「I'm cooking now」みたいな。

cheers！

すーごい久しぶりの焼きラーメン。
ここの焼きラーメンは太麺にソースたっぷり。
美味しかった。

３軒ハシゴして腹いっぱいになったが、最後に『ViNO』というジェラートが有名なカフェに連れていってくれた。

みんなそれぞれ好きなジェラートを。
私はピスタチオ。

閉店まで積もる話で盛り上がった。
食べて飲んで喋っただけの博多だったが、食欲があれば問題なし。楽しければそれでよし。
長時間のアテンド、ありがとう！楽しかった！

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【お知らせ】
黒字社長塾 in 沖縄（第4回）、募集開始します。
今回も松下村塾方式により定員MAX8名で実施しますので、お申し込みはお早めに。
（ブログ更新時点で残4席です）

▼第４回経営者マインド編開催概要

会場：沖縄県北谷町上勢頭「DINING和さびや」個室にて
スケジュール：2024年10月19日（土）
　　　13:00～18:00 ：セミナー、18:30～：懇親会
内容：①経営者マインドの鍛え方、②個人中心主義時代の社員教育
講師：武田雄治
テキスト：武田雄治著「社長の本分」（中央経済社）
事前課題：テキスト第1章・第7章を理解しておく
受講料：セミナーのみ：90,000円（税込）、セミナー＆懇親会：100,000円（税込）
　（※塾生・クライアントはセミナー無料）

【申込方法・注意事項】
※ 申込希望の方は、武田公認会計士事務所のサイトのお問い合わせフォームから連絡ください。
※ 会場までの交通費・宿泊費、テキスト代は自己負担でお願いします。
※ テキストは事前に各自で購入してください。
※ 受講料は事前振込にて（請求書・領収書発行）。キャンセルされても返金は致しません。
※ 諸事情により、AWARENESS社のセミナーを受講された方のお申し込みはお断りさせて頂きます。
※ 社長・個人事業主・起業志望者以外の方、会計士・税理士・投資家・コンサル系の方のお申し込みはお断りさせて頂きます。
※ 起業志望の学生のご受講も大歓迎です。
※ 少人数制で実施するため、申込多数の場合は申込を打ち切ります。ご了承下さい。
※ 不明点がある方は上記サイトから連絡ください。

2024年08月05日23:00
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8月4

地面師たち

カテゴリ:: どうでもいいはなし

沖縄に戻ってきた。

今年の沖縄は、明らかに昨年より暑い。例年は最高気温が32℃～33℃にしかならないのだが、今年は36.0℃を観測した（那覇市、2024/7/19）。1890年の統計開始以来初めての36℃台という。日本全国異常気象。

気候、地政学、政治、経済、税制、財政、人口問題、老人支配、国民性…、すべてにおいて絶望しかない。富裕層はどんどん海外に行くだろうね。

いつも朝8時台か9時台に走るのだが、それでも熱中症になりかけたことがある。気をつけねば。ネッククーラーを買ったのだが、あれはジョギング中には意味がなかった。長距離ランナーは、どうやって熱中症対策をしてるんだろうか。「早朝に走れ」「夜走れ」と言われることもあるが、外が暗いとセロトニンが出ないし、走る気も起らない。暑くても太陽を浴びたい。

長野県で購入したワインが届いた。
日本ワインとしては最高峰といわれる桔梗ヶ原（ききょうがはら）のメルローも購入した。何か特別の日に開けようと思う。

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この週末にNetflixで『地面師たち』（全7話、7時間）を全部観た。

積水の地面師詐欺事件を題材に描かれたフィクション小説が映像化されたもの。めちゃくちゃ面白いね。面白いけど、怖くもある。私も不動産売買を何度もやってきたけど、同じことが我が身に起こってもおかしくない。「本人確認」がどれほど大切か。勉強にもなった。あと、豊川悦司と綾野剛、渋すぎる。

ちなみに、Netflixの『三体』もヤバい。おすすめ！

（※ 画像はネットから拝借しました）

▼原作

地面師たち (集英社文庫)

新庄耕

集英社

2022-03-03

2024年08月04日23:00
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8月3

「ふつうの子」なんていないから

カテゴリ:: おすすめの本

ルポ　「ふつう」という檻　発達障害から見える日本の実像

信濃毎日新聞社編集局

岩波書店

2024-08-22

『ルポ「ふつう」という檻　ー発達障害から見える日本の実像』 読了。

長野県の信濃毎日新聞が2023年1月～7月まで連載した記事『ふつうって何ですか？　ー発達障害と社会』を編集して書籍化したもの。

我が国において「ふつう」（ふつうの子）とは、人と同じことをすること、集団に合わせて行動することをいう。つまり、（多様性や個性が叫ばれる時代であるが）「協調性があること」をいう。

大人は子どもに「ふつう」に育ってほしいと願い、「ふつう」に近づけようと指導や矯正を行う。子どもは「ふつう」でないことで、劣等感・コンプレックスを抱き、心に傷を負ったり、自分を責めることもある。

しかし、どんな子どもも「ありのままの自分」を生きており、「ふつうの子」なんていないのだ。なのに、子どもが「ふつう」でないと、親は病院へ連れていき、学校は特別支援学校（養護学校）へ入れようとする。そして、医学が何らかの診断名を付け（自閉スペクトラム症や、注意欠如・多動症など）、学校はハンディキャップがあるように扱う。ある著名な校長先生（木村泰子先生）が、このような実態は「人権侵害ですよ」といっていることに強く共感した（P70～）。

近年のおける発達障害の子の増加と不登校の子の増加は、根がつながっている。親・教育者・学校・文科省・教育委員会が古い価値観を拭うことができていないのだ。大人たちが「ふつうの子」を作ろうとすればするほど、発達障害と不登校は増えていく。上述の木村泰子先生は「そのうち『ふつうの子』はどこにもいなくなりますよ」（P71）と警鐘を鳴らすが、きっと古い価値観の大人には伝わらない。木村先生は「学校が変われば発達障害は生まれない」（P70）というが、そもそも、（人権を無視している）学校に子どもを通わせる必要があるのだろうか。

「ふつう」から漏れ落ちそうな多様な人たちが漏れ落ちないように「ふつう」に耐え、「ふつう」から漏れ落ちた多様な人たちも「ふつう」にしがみつく。これがこの社会の「生きづらさ」の根源といえる（P191～、P219～参照）。

他人と比較し、他人の目を気にして生きていく日本人の特性が簡単に変わることはないだろうが、「人と違う」ことは当たり前であることを前提に、他者（特に身近な人）の存在を承認し、傾聴し、「生きづらさ」を生み出している背景・構造を理解する必要があると思う。それなくして、どんな治療も支援も意味がないと思う。

2024年08月03日23:00
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8月2

横浜みなとみらい「越南路」へ

カテゴリ:: 旅の話

カハラホテルの翌朝。

オーシャンビューの部屋を予約したんだけど、隣のパシフィコ横浜の屋根でオーシャンが見えないというオチ。事前に言えよ。。。

名物の朝食は食べなかった。今回の目的はランチなので。

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チェックアウトして、ワールドポーターズへ。

7/11に開店したベトナム料理店『越南路（エツナンルー）』（2号店）にやっと来ることができた！

本当は開店と同時に来たかったのだが、3週間遅れになってしまった。開店から3週間経って、オペレーションに慣れてきた頃かと思うが、不備もあったので、そこはオーナーに連絡を入れ、改善を指摘しておいた。

「焦らず、威張らず、浮かれず、えこひいきせず、おごらず」に、
「愛、運、縁、恩」を大切に、
コツコツやっていきましょう。

これからだ。

ワールドポーターズのフードホールとあって、大盛況だった。平日なのに。

ベトナムの屋台をイメージした店は1号店（阪急三番街）と同じ。

バインミーがおすすめ！

もちろん、フォーもおすすめ！

1号店と同じ味だが、やっぱり美味しい。大満足。

みなとみらい界隈に来られることがあれば、是非お立ち寄りくださいませ！

インスタグラムへのフォローもお願い致します！
etsunanru_yokohama（２号店）
etsunanru.umeda（１号店）

なお、バンコクの蕎麦屋『令和蕎麦』は7月23日にソフトオープンしました。沖縄北谷の和食店『DINING 和さびや』は9月1日ソフトオープンを目指して頑張ってます。店舗情報はこちらをご覧下さい。

2024年08月02日23:00
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8月1

長野県蓼科から横浜みなとみらいへ移動

カテゴリ:: 旅の話

『テラス蓼科』の翌朝。
めちゃくちゃいい天気。

あまりにも広大な敷地。こういうを見ると固定資産税がいくらなのかを計算してしまうし、運営会社がどこなのかを調べてしまう。トヨタの保養所だったらしい。いまもトヨタの系列会社が運営している。納得だわ。

朝も露天風呂にのぼせるまで浸かった。
絶景。

チェックアウトして、今日も蕎麦屋へ。
関西人はうどんが好きだというが、私は（蕎麦屋に出資したほど）蕎麦が好き。
ホントに美味しい蕎麦はホントに美味しい（語彙力…）。

JR塩尻駅でレンタカーを返却。
特急列車が1時間に1本くらいしか走ってないし、待合室がめちゃくちゃ狭くて座るところもないのだが、改札の横に「アイマニ」というワインバーがある。電車が来るアイマニ、県産ワインを１杯飲むことができる。これはいいアイデアだね。ネーミング（店名）もいい。

八王子経由で横浜へ向かった。塩尻から3時間で横浜駅へ。今日は「カハラホテル」に宿泊。ハワイのカハラがとても良かったので、一度横浜のカハラも泊まってみたいと思っていたのだが、はっきり言って、何がいいのか分からんホテルだった。日本のホテルチェーンが運営してるんだね。一流ホテルなんだから、超一流ホテルのサービスを学んだ方がいいと思うよ。ドアマンからしてひどすぎる。というか、カハラを冠したらダメでしょ。

みなとみらいには、Westin、Hiltonができ、Conradも進出する。ロイヤルパークも来年から休業しリノベに入る。いまみたいなサービスをしてたら淘汰されるだろうよ。

以前Westinに泊まった時に、Westinの目の前にあるレストランに入ったら衝撃的に美味しくて、今日もそのレストランへ行ってきた。『Trattoria Tabule』（トラットリアタブレ）というお店。「中東イタリアン」という「中東料理」と「イタリアン」のマリアージュ。ミシュランシェフ2人のタッグによる新ジャンルの新店。美味しいに決まってる。そりゃそうよ。

今日はコース料理を頂いたが、すべてのお料理が感動。
イタリアンなんだけど、すべてがトルコなのよ（語彙力限界…）。

ワインはグラスで頂いたが、メニューにないものまで開けてくれた。

お料理は感動、ワインも最高だったが、サービスも接客も愛が溢れたものだった。結局のところ、記憶に残るものって、味や器や空間よりも、接客してくれた方の笑顔であったり、何気ない気配りだったり、こちらが想定していないことを当たり前のようにやってくれることへの驚きであったり、喜びであったりという、非日常の出来事や感情なのだ。それは決してマニュアル化することはできない個人的で情緒的なものなのだ。それを自然にふるまえる人が超一流の接客サービスだと思う。

実はこの日、レストランに忘れ物をしてしまい、翌朝の開店時間に取りに行ったのだが、シェフもウエイトレスも慌ただしい中、全員が手を止めて私を迎えてくれ、「また次回、沖縄から来られる時まで会えないと思っていたので、翌日に会えるなんて、とても嬉しいです！」と言ってくれただけでなく、忘れ物を取りに来ただけの私をわざわざ見送ってくれたのだ。記憶力のない私でも記憶に残る出来事だ。記憶に残るから、また来るよね。

宿泊客がホテルに戻ってきても知らんぷりのカハラのドアマンとはえらい違いや。「おかえりなさいませ」も言えんのか。もう信じられん。

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さてはて、『テラス蓼科』をチェックアウトする直前にYouTubeを収録してみた。随分久しぶりになってしまった。学生からも「YouTubeあげてください！」「旅先で収録してください！」と言われてたので、ようやく。

お時間あるときにでもご覧くださいませ。大したこと話してませんけど。

「黒字社長塾チャンネル」自体をもう一度見直して、撮り直しすることを計画しています。大規模修繕工事になるので時間はかかりますが、ちゃんとビジネスとしてやっていき、リアルの黒字社長塾（対面講義）につながるように仕組みを作っていきます。乞うご期待。

2024年08月01日23:00
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7月31

ぷらっと長野県・蓼科　～ビーナスライン、白樺湖、霧ヶ峰、美ヶ原高原、御射鹿池、テラス蓼科、流れ星

カテゴリ:: 旅の話

（この写真はネットから拝借した）

今日はビーナスライン（長野県茅野市から長野県上田市美ヶ原高原までの76kmのドライブウェイ）を走ると決めていた。4年前にここに来て、あまりの景色の美しさに感動したので、再度なぞりたかった。11時に茅野市で蕎麦を食べて、ドライブスタート。

助手席から撮ったのでブレてるが、こんな景色が何kmも続くのだ。外は25度くらい。エアコン不要。窓を開けて、セミの声をBGMに走った。

白樺湖。

白樺湖を上がって、車山高原辺り。
180度、こんな光景。絶景だった。

霧ヶ峰を上がった辺り。
4年前はここで濃い霧が発生し、視界がゼロになり、一旦ドライブを中断せざるを得なかった思い出の場所。今回の霧ヶ峰は霧は発生せず、キリっといい天気だった。

さらに山を登った場所にある展望台より。
この辺りで標高1700ｍくらいかな。

そして、ビーナスラインのゴール、美ヶ原高原に到着。標高2000m、気温20℃。7月とは思えぬ涼しさ。広大な草原に約300頭の子牛が放牧されている。癒される。

しばらく牧場でのんびりして、ビーナスラインを下っていった。

茅野市までもどり、「御射鹿池」（みしゃかいけ）へ。
東山魁夷氏の作品のモチーフになったり、AQUOSのCMで使われたり、原田マハの『生きるぼくら』の表紙で使われたりと、有名な池。実は昨日も来たのだが、天気が悪くて、水面に背景が映り込まず、こんな光景を見ることはできなかった。今日は天気が良く、AQUOSの光景を見ることができた。幻想的。

ビーナスラインを往復しただけ6時間も経っていた。
ランチも蕎麦だったが、ディナーも蕎麦屋へ。本場の蕎麦はホントに美味しい。

今日の宿は『テラス蓼科』のコテージ。ここも4年前に来たのだが、あまりにも良かったので、再度泊まることにした。というかここに泊まりたくて蓼科に来た。ちなみに、地元では『テラタテ』と言われてるらしい。

メゾネットのコテージがめちゃくちゃデカい。4年前に来たときに「ここで10泊くらいしたい」と思ったのだが、20泊くらいしてもいい。蓼科や軽井沢の別荘地に別荘を買うくらいなら、こういうところでロングステイした方がリーゾナブルでいい。今回は1泊だが、いつかロングステイしてもいいと思う。

コテージとは別の場所にある温泉（厳選かけ流しの露天風呂）が、これまた最高に癒される。風呂にスマホを持ち込めないので、風呂の横のテラスから撮ったのが上の写真。こんな景色を見ながら露天風呂に入るって、ヤバいよね。のぼせるまで入ったよ。

夜は満天の星空。
スマホで撮影したら、流れ星をキャッチできた！

静かすぎる夜。今日も本を読んで過ごした。
観光もいいけど、こうやってのんびり過ごす旅もまた最高に幸せだわ。

2024年07月31日23:00
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7月30

ぷらっと長野県・蓼科　～蔵書35000冊の蓼科親湯温泉へ

カテゴリ:: 旅の話

昨日泊まっていた『松本十帖』はチェックアウト時刻のギリギリまで過ごし、今日は蓼科に移動した。

今日も、ずっと泊まりたかったブックホテルを予約していた。
創業大正15年（1926年）『蓼科親湯温泉』へ。

ロビーの奥には、35000冊の蔵書の「Library Lounge」がある。

館内に入った瞬間から「子供のような顔になっていた」らしい。

そりゃそうよ。

フィクションからノンフィクションまで、哲学書からビジネス書まで、新刊書から絶版になった本まで、オールジャンルでそろっている。特に古書が多い。神保町の古本屋でも手に入らないようなレア本まであるんじゃないか。

「みすず書房」の棚があったのには、ちょいビックリ。この棚の横には「みすずBAR」というBARもある。みすず書房の社主や、岩波文庫の創業者がこの界隈の出身であり、この旅館の先代と知り合いだったことから、みすず書房や岩波文庫から多くの献本を頂き、両社の棚があるらしい。

みすずや岩波だけでなく、多くの文豪がこの界隈に住んでいたり、別荘を持っていたりするので、多くの献本があるという。私の本も持ってきたらよかったね（誰が読むねん）。

私が一番楽しみにしていたのが、ここ。蓼科の名所「岩波の回廊」。

笑みが止まらん。

新しい岩波も、古い岩波もある。

分かるかしら？　それがすごいということを。

部屋で過ごすのがもったいないので、ずっと「Library Lounge」で本を読んでいた。たくさんの本を持ち込んだが、せっかくなので35000冊の蔵書の中から数冊をピックアップして読みふけった。ここに泊まる時は一番安い部屋でいいと思う。部屋では寝るだけになると思うから。

蓼科親湯温泉は、開湯400年とも1200年とも言われる歴史ある温泉で、戦国時代には武田信玄が隠し湯として利用したとか（ホンマかいな）。

とりあえず温泉には浸かった。

夕食は館内のレストランにて。ここも長野県産のワインが豊富だった。今日は（夜も読書を続けたかったので）ペアリングにはせず、酔わない程度にグラスワインを数杯頂いた。

コース料理に、今日も鯉が出てきた。3日連続で鯉を食べるとは思わんかった。ここの旅館の名物はカレーライスらしく、レトルトで販売もしている。〆に頂いたが、確かにクセになりそうな味だった。

2日連続で、本と自然に囲まれて生活するという贅沢。しかも、温泉に浸かり、ワインも飲める。最高の休暇だ。

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いま、全国から書店が消えていき、全国4分の1の市町村で書店がないらしい。沖縄でも書店がない町がいくつもある。この状況をなんとかしようと政府（経済産業省）が立ち上がり、振興に向けた支援策を検討し始めた。で、どんな案が出るのかと思ったら、「地域の書店から図書館が仕入れる書籍を増やす」とか、「地域の書店で図書館の本の受け取りや返却ができるようにする」とか…（報道より）。小学生でももう少しいい案が出そうなもんだが…。

北谷にはチェーン店の書店があり、月に1～2回は覗くのだが、購入することはない。何か買いたいと思って定期的に行くのだが、欲しい本が見つからないのだ。新刊書を並べてるだけで、何の主張もない。個性もない。きっと売る気もない。だからいつも客がいない。チェーン店だから成り立ってるんだろけど、そうでなければとっくに潰れてるだろうね。昭和時代にあった「街のカメラ屋」「街の薬屋」「街の駄菓子屋」「街のブティック」…が、大型量販店になり、近年は大型店どおしが合併して巨大化している。そして「街の◯◯屋」は姿を消し、商店街はシャッター街になった。かつて、スーパーダイエーが小売業で初めて売上高1兆円を超えて大騒ぎになったが、いまやイオンの売上高は10兆円なのだ（2025年2月期見通し）。なのに、書店だけは「街の書店」を残そうと必死になり、せいぜい売上高1000億円程度の大型店もイノベーションを忘れ、いまでも文具やCDを必死に売ろうとしている。根本的におかしい。本が好きな私でも、「街の書店」はなくなって然るべきだと思う。欲しいものが見つからない店を残す意味は何なのか。書店がなくなることは文化の衰退につながるというのであれば、誰もが買いたくなるような「棚」を作る努力をしてはどうか。そして本という単価と利益率の極めて低いものだけを売るのではなく、体験や経験と組み合わせて高単価のサービスを売るという発想をしてはどうなのか。全国から「棚」が見たいと蓼科の山奥にやってくる観光客が途切れない創業98年の宿もあるのだ。全国にそういった個性派書店といわれる書店もある。なぜそういった書店から学ばず、オワコン化した書店を延命させようとするのか。衰退した田舎のシャッター街に人が戻ってくるとでも思ってるのか。私には分からん。

宿の売店で、岩波文庫風のブックカバーとノートを買った。何も買う気がなくても、店に入ったら、ついつい買ってしまった。「商売がうまい」とはこういうことだ。

2024年07月30日23:00
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7月29

ぷらっと長野県・松本市　～念願の松本十帖

カテゴリ:: 旅の話

長野県奈良井宿の翌朝はいい天気だったが、涼しかった。
昨夜夕食を食べた今年NO.1のレストラン「KURA」で、朝食を頂いた。朝食もヤバいくらい美味しかった。人生で初めて納豆を完食した。自分でもビックリ。

午後、松本市へ北上。奈良井宿から車で1時間ちょっと。

国宝松本城へ。2度目の訪問。
国宝に指定されている城は５つのみ。全国12城のみ残る貴重な現存天守の1つ。五重六階建ての天守としては日本最古。天守まで登るのはなかなか大変。冷房なんてある訳ない。ハンカチ持参で。

松本市街をぷらぷらした後、浅間温泉へ移動。ずっと泊まりたかったブックホテル『松本十帖』（松本本箱）へチェックイン。系列の『箱根本箱』には泊まったことがあるが、『松本本箱』は初めて。

本のセレクトが良すぎて、若干興奮。
『松丸本舗』や『蔦屋書店』、個性派書店といわれる本屋さんなど、セレクトが良すぎてアドレナリンが出る書店に何百回も通ったが、『松本本箱』は群を抜いている。その場でも購入できるが、荷物が重くなるので、立ち読みだけにしたけど、欲しい本が20～30冊見付かった。本が好きな人は絶対に気に入ると思う。

御宿の外には『哲学と甘いもの。』という名のブックカフェがある。考え事に疲れたら甘いものを食べてね、というコンセプトがステキ。

ここは、棚の本がオール哲学書。
これまで色んな哲学書を読んできた私も知らない本だらけで、よだれが出た。

未知の本が多すぎる。つまり、未知の世界が広すぎる。
人生後半戦、残された限りある時間を、もっと読書に費やしたいと思った。

夜は、ホテル内のレストラン『三六七』にて。365日、日々変わる信州の風土を表現するだけでなく、文化と歴史（365+2）も感じて頂けるような料理を提供することがコンセプト。

ここも本棚だらけ。

長野県産のシャンパンで乾杯！

地元食材をふんだんに使ったフルコース。
めちゃくちゃ美味しかった。
今日も鯉が出てきた。長野県ではメジャーなのかな。意外と美味しい。

ペアリングは、もちろん地元ワインが中心。少し日本酒。
国産ワインもレベルが高いね。

源泉かけ流し露天風呂付きの部屋の中にも本棚があって（その本の解説書まであって）、露天風呂から星を眺めながら本を読んだ。

たくさんの未知の本、たくさんの未知の食べ物とワインに出会え、温泉にも入れ、本もたっぷり読めて、極上の幸せ。

2024年07月29日23:00
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7月28

ぷらっと長野県・奈良井宿　～江戸時代にタイムスリップ

カテゴリ:: 旅の話

長野県塩尻駅から車で小一時間、中山道にある奈良井宿（ならいじゅく）へやってきた。

江戸時代にタイムスリップしたかのよう。別世界。異空間。

一度来てみたいと思っていた場所に、やっと来ることができた。

中山道の丁度真ん中の宿場町で、約1kmの街並みは日本最長の宿場らしい。観光客はほとんどいなかった。外国人観光客がチラホラ歩いていた程度。とても静かな町。蝉の鳴き声と川のせせらぎしか聞こえない。

中山道を歩いて旅をしている外国人観光客もいるらしい。面白い旅をしてるね～。

今日の御宿はここ。『BYAKU Narai』（百奈良井）。
200年以上の歴史がある伝統的建造物である「旧杉の森酒造」を宿泊施設にリノベし、レストラン、BAR、温泉施設、ギャラリー、酒蔵を備える。

寝室。めちゃ広い。

キッチン。めちゃ天井高い。

露天風呂。

チェックインしてすぐ入った。

夜、御宿内のレストラン「KURA」で食事。
この界隈には店がないので、宿泊客はここで食べるしかない。

このレストランは、ヤバかった。
今年NO.1。

ここでしか食べられない食材をフルに浸かったお料理に感動しまくった。
コース料理の全てが美味しすぎて、ため息がもれまくり。

長野県では鯉も食べるのね。
初めて食べたが美味しかった。

〆の釜で炊いたトウモロコシのご飯まで感動した。

ペアリングで長野県産のワイン・日本酒を8種ほど頂いた。
いずれも美味しかった。国産ワインでこのレベルのものがあるんだね。

ここの御宿の酒蔵の「旧杉の森酒造」が、「suginomori brewery」となって、いまでもひとりの杜氏さんが引き継いでいる。ここで作られている「narai」というお酒はかなり美味しかった。買って帰ろう。

隣接のBARへ。ここも酒蔵をリノベしたもの。

ここでも長野県産のワインを頂いた。
レストランでも頂いた「ドメーヌ・コーセイ（DOMAINE KOSEI）」という桔梗ヶ原のワインがかなり気に入ったので、この「ドメーヌ・コーセイ」が造る「401」「503」「601」という３つのワインを飲み比べてみたが、「503」は強烈なパンチのあるワインだった。個人的には「601」が好きだが、パートナーは「401」を絶賛してた。これも買って帰ろう。

町も、宿も、レストランも、とにかく最高だった。

すべてが今年NO.1。

次は妻籠宿や馬籠宿にも行きたいと思っていたが、また奈良井宿にも戻ってきたい。そう思わせてくれる最高の場所だった。

2024年07月28日23:00
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7月27

20年ぶりに家族集結

カテゴリ:: どうでもいいはなし

今日、那覇から伊丹へ移動し、梅田の焼肉屋へ。

土曜日しか休みが取れない義弟の予定に合わせて、家族が集結し、私の誕生日会を開いてくれた。

いつも通りの家族の集まりのようで、なんの違和感もなかった。

が、実は私の家族（父母妹の4人）がそろったのは二十数年ぶりではないだろうか。

私が高１の時に両親が離別し、その悲しさや辛さを紛らわせるためにクラブとバイトに明け暮れた。妹はどっか行ってしまった。知らん間に家族がバラバラになった。かつては「世界一幸せな家族」だとマジで思っていたのだが、あっけなく散った。

妹とは数年（10年以上かも）会っていない時期もあった。それが、ひょんなことから3年前に妹と食事をし、そこからバラバラだった家族とまた連絡を密に取るようになった。今日、父と妹夫婦だけが来るのかと思っていたが、「誕生日会のために沖縄から何往復もするのは大変やろ」と父が母を呼んでくれたようだ。

二十数年ぶりに集結したが、「乾杯！」ってするのは初めてかもしれん。もうこんな日が来るとは思わんかったが、初めてという感じでもなかった。初めてではないのだろう。

49年も生きて、焼肉を食べた後にすき焼きが出てきたのは初めてだ。そんなコースがあるのか。

満腹中枢が麻痺している私も、最後のシャーベットが入る隙間もないくらいに内蔵が破裂寸前だった。誰も完食できず。

お食事も満足だったが、こうやって家族そろってお祝いをしてくれたことの方が何百倍も満足だわ。

理由もなく会えるのが友達。
理由がないと会えないのが知り合い。
理由があっても会おうとしてこない人は他人。
理由を作ってでも会いたいのが好きな人。
理由がなくても会うのが家族、守るべき人、大切な人。

大切な人を大切に。
大切な人の関心を大切に。
大切な人との時間を大切に。
そして、自分の感情を大切に。

2024年07月27日23:00
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